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2006-07-27  カテゴリ: 生活

お茶と効能

【食】 お茶の効能

2006年 07月 27日

上海に出張した時のこと、ちょうど旬だった上海蟹を食べに行きました。上海蟹は小さくて手も使って食べることになりますので、手は油でねばねばしてきます。

香港や中国では油っこいものを食べる時、レモンをうかべたお茶の入ったフィンガーボールを出されることが多いのですが、この時もフィンガーボールが出てきました。で、油でぎとぎとした指を浸してしばらくすると、指から油がするっと抜けていく感覚をはっきり感じて感激したことがあります。
さらに油でぬるぬるになった唇をお茶でしばらく湿らすとこれまたさっぱりとして油分が消えていく感じになりました。

日本では昔から油を「中和」させるために大根おろしを使いますが、こちらではお茶を使うのでしょうね。

そういえばこちらのスーパーへ行くと日本の普通の大豆油などのペットボトルなら5、6本を束にして売っています。私は1本買っただけて1年近く持ちましたが、こちらでの油の使用量は半端ではありませんので、油を中和させる方法に普通にお茶を使っているのかも知れません。

(マンションにあるお茶屋さん。中国茶の喫茶店、と言うところでしょうか。店内は広くて2階もあります。麻雀をすることもできるようです)




  

 お茶を調べてみますと、中国には中国六大茶と呼ばれる六種類のお茶、 「緑茶」「紅茶」「黒茶」「青茶」「白茶」「黄茶」があるそうです。

それぞれ発酵度合いが違います。発酵させないお茶が緑茶で龍井茶がこれ、半発酵が青茶で烏龍茶や鉄観音がこれに当たります。

そして体内の脂肪を落とし、コレステロール値を下げると言われるのが、後発酵の黒茶と呼ばれるもので、香港で飲まれている70%がこれ。たぶんフィンガーボールのお茶はこれでしょう。
「普洱茶」プーアル茶、香港ではポーレイ茶と発音されます。黒茶というとおり色の黒いお茶で葉を乾燥させる前にこうじ菌で後発酵させます。他のお茶と違って古いものほど高価になります。
私は100年ものといわれるのを飲んだことがありますが、お茶の色がかなり薄くなっていて赤ワインがロゼになったという感じで、味が大きく変わっていました。私にはいい味とは思えなかったですが...

で、私は緑茶の龍井茶、青茶の鉄観音、黒茶の普洱茶、それに雲南紅茶を用意しています。
龍井茶は味が日本の玉露に似ているので日本料理などの時、油っこいものを食べる時は普洱茶などと、状況や気分で使い分けています。

こちらでは湯飲みにお茶と湯を入れてお茶を沈めてから飲みますが、飲む時に葉っぱも一緒に口に入りそうになるのが面倒です。
で、写真のような容器を使っています。これには網になった中ぶたがついていますので、中ぶたをして飲むというぐあいです。白いのはふた。

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2006-07-27 コメント(2)

コメント (2)

yaya32   2006-07-30  (22:10)  

こんばんは。コメントありがとうございました。大根ジュースの記事も拝見させていただきました。その後具合が改善されてよかったですね。やっぱり自然の力は凄いですね。ポーレイ茶ってプーアール茶とてっきり別物だと思ってました。一つ勉強になりました。

sceneway   2006-07-30  (22:24)  

こんばんは。訪問ありがとうございます。
自然の力だと時間はかかりそうですが副作用のないのがいいですね。
また伺います。

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