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2010-09-17  カテゴリ: 香港の山と公園

《香港の山》香港・九龍坑山から龍山へ縦走 (3) 龍山へ

龍山頂からKCR鉄路と大帽山

《香港の山と公園》 香港・九龍坑山から龍山へ縦走 (3) 龍山へ(2010.9.15)

九龍坑山の三角点

アンテナに占領された山頂
さて、九龍坑山の三角点へ。
香港の山頂はアンテナに占領されていることが多いがここも同じ。そしてその前にブッシュの囲まれた三角点がある。
ここからは展望がよくないので三角点の確認だけして先へ。
龍山に向かってWilson trail
これからは初めてのコース。
今日は62ドルの郊野公園東北地区の地図を持ってきている。これと現地の案内板を照らし合わせながら龍山へ向かう。

このうしろにウィルソントレールが
ウィルソン・トレールを歩いていくと30分ほどで休憩所があった。案内地図もあるので確認。ここがウィルソントレールと龍山への道の分岐点。
ただ地図によるともう少しウィルソントレールを行っても良さそうなのだが遠回りになりそうなのでこのコースは次回の楽しみとして今日はとりあえず龍山登頂の目的で歩こう。
少し腹ごしらえ。残りのパンを全部食べる。今日はペットボトル2本(計1リットル)だけ。あと1本持ってきた方がよかったかな。

龍山を登る

最後の分岐点
休憩所から20分ほど歩くと分岐点。地図に2本線で書かれている龍山への道があるはず・・・よく見ると登山道らしきコンクリートで固められた細く登って行く道があった。車は通れない。どうやら2本線の意味はコンクリートを使っているからか・・

コンクリートの継ぎ目からは思い切り雑草が元気に。あまり人が通っていないのか。ちょっと気を引き締めて歩き出す。先はブッシュの予感。
展望が開けると目の前には九龍坑山、そして周りには大帽山と八仙嶺が見えている。景色はちょっと豪華。
背後に気配を感じて振り返ると犬がついてきた。吠えるわけでもなくこちらを見ている。追っ払ったが、しばらくするとまたうしろに。何だろう。薄気味悪い。もしかして食べ物?さっきパンを食べきったからその残り香があるのかな・・でももう食べ物は持っていない。ごめんな。追い払う。


藪こぎの連続
地図によると2本線がとぎれて点線になって龍山頂へ続くポイントがあるはず・・
15分ほど歩くと赤いリボンのついた木があった。よく見ると山頂へ向かうようにも見える踏み跡が見いだせる。コンクリートの道はまだ続いているがこのリボンを信じてここから登ってみることにした。何せ香港の山、木がないので山頂まで見渡せる・・
そうと決まればブッシュに備えてまずはトレーナーパンツをはいて足の保護。軍手はまだいいかな。
何となくルートは分かるがすごい藪こぎ。結局は山頂までの25分間、藪こぎばかりのルートだった。

龍山頂

龍山頂から間近に見えた梧桐山
そして山頂へ。
「きれいっ!!」
久しぶりに一人で歓声を上げてしまった。目の前には深圳が丸見え、右手には梧桐山がすぐそこに見えるし、背後の梅沙尖がはっきり見える。香港でこれほどはっきり見えるのは初めて。能見度も朝よりよくなっているようだ。

ここが最高点のようだが目の前の少し低い嶺に三角点が見える。地図によるとここが標高370mの無名の山頂、そして三角点のあるのが360mの龍山と言うことになる。少し写真撮してから龍山頂に歩き出す。相変わらず藪こぎで。


龍山頂から
香港のマンションと深圳
龍山頂に到着。
すばらしい展望が広がる。KCR(MTR)の鉄道が見える。するとあそこが粉嶺のはず・・
自分の古巣があった!香港生活9年の内、4年間を過ごした粉嶺のアパート「牽晴間」が目の前にあった。牽晴間の前を通るKCRの列車を見ながら少しノスタルジア。

粉嶺のような山登りにはいいところに住んでいたのにあのころは山に全く興味がなく、アウトドア派ならぬインドア派。今から思えば何とももったいない4年間を過ごしたものだ。

下山

岩場を下山
日陰のない山頂で30分ほどゆっくりしたあと粉嶺側に下山。おそらくこちらのルートを通る人の方が多いだろうからルートの状態は良好だろうと期待して・・・
始めはわかりにくかったがあとは期待通りわかりやすいルートだった。踏み跡がはっきりしないところには必ずリボンがあったし、そのリボンも来たルートよりもはっきり新しい。こちらのルートの保全の方が力が入っている。
最後は塘坑食水配水庫という貯水庫に出た。始めに予定していたところではなく、スマートさに欠けるところに出たがともかく30分あまりで下山終了。

20分あまり歩くとスーパー「Wellcome」が見えてきた。最近のマイブームである登山後のアイスキャンディーが僕を待っている・・・

2万7000歩
こうして縦走を終えてみると八仙嶺郊野公園の歩き方が少し見えてきた。いろいろ楽しそうなコースに巡り会えそう。次回は歩き回る楽しさに挑戦してみようかな。
写真へつづく
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