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2012-10-20  カテゴリ: 奈良帰省日記2006-2016

《奈良帰省日記2012》(15)天理・大国見山(おお くにみやま、498m)へ登る(2012.10.20)

大国見山遠望


《奈良帰省日記2012》 (15) 天理・大国見山へ登る(2012.10.20)

天理へ
今回の帰省は意外に忙しく身近なところですませてきましたがやっと少しだけ遠出できそうです。
10時前、近鉄で天理へ。ここから歩いて大国見山(おお くにみやま)という山に登ります。
ガイドブックとは逆コースで登るのでちょっと道がわかりづらくて何度か道を取り違えてしまいました。途中であきらめかけて最後の挑戦で運良く登山口にたどり着きました。

大国見山へ
登山口までは舗装された道でしたが一気に変わって野性的に。行楽シーズンの週末というのに登山道を行く人はほとんどなし。アウトドア派が少ないのか、この山がそんなにポピュラーでないのか・・
よく感じることですが香港でも深圳でも日本でも山に登る日本人は比較的高齢の人が多いですね。ハイキングぐらいになると若い人が増えてきます。深圳で山に登っている中国人はほとんどが若者。高齢の人はけっこう目立ちます。

山頂に近づくと急坂となってけっこうきつく、根っこの自然階段でよじ登っていく感じでしょうか。安全のためロープが張られています。大きな岩がたくさんあったのでこのあたりは地盤が堅いのでしょうか・・磐座(いわくら)のあとか、と書かれていたのですが・・

山頂、下山

大観寺
頂上。ガイドブックによると頂上は眺めがいいと・・・
見えません・・・ガイドブックの写真の時代が違うのでしょうね、樹木が育って視界が遮られていました。それでも、と探すと1カ所、視界のあるポイントが見つかりました。よく見えます。正面は矢田丘陵、そのバックに生駒山系、さらに南には信貴山、二上山が見えました。残念ながら葛城、金剛山は見えませんが。
山頂は小さな祠があるだけの小さなスペース、そこそこに下山。

途中から別ルートをたどります。
途中廃墟のように見えた大観寺というお寺がありました。明治の廃仏毀釈で拝辞となったとのことですが和銅の頃に初めて築かれ最盛期には広大な寺域があったとのことでちょっとびっくり。お堂前は一面のこけが芝生のようになっていてすごくきれい。

さらに進むと落差23mという桃尾ノ滝。個性的な滝で信仰の対象になっていました。
滝を過ぎるとまもなく終点のバス停へ。

バスで天理駅へ
天理市街へ4.9kmの文字。不便なバスだろうと思っていたのでバスが来なければ歩こうと思っていたけどちょっと遠いなあ。
「手をあげるとバスが止まります」
なんと粋(すい)なはからい。でも肝心の本数がわからない。少し歩いてバス停へ。「むむ・・」1日4本!がっくり。
で次のバスは・・・なんという幸運、あと8分でバスがやってくる!日頃の行いでしょうか。
というわけでバスで天理駅へ、さらに近鉄で我が家へ。

さて出発




山頂付近は巨大岩石が多く


山頂の祠


山頂からの展望 矢田丘陵、生駒山系を望む



下山


大観寺のこけの庭がきれいでした


最盛期の大観寺を偲ぶ石垣


大観寺の周りの像 菩薩や天の像でした。菩薩はどれも優しいお顔でした。と言うより失礼ながら色っぽい・・



白龍大神と書かれた桃尾ノ滝




コメント (2)

hayate-11   2012-10-21  (00:55)  

せめて日本でバスを利用するときは、不便な思いをさせたくないという神様からのはからいなのでしょうか。

Sceneway   2012-10-21  (09:29)  

1日4本で十分不便ですけど・・・
でも本数の少ないバスって乗客は少ないですね。
いっそ廃止すれば割り切れるのにと思ったりします。

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