中国・香港カレンダー2014年
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2015年 (休日未定)
陰暦(旧暦)について
陰暦(旧暦) - (★农历・農暦、 Lunisolar Calendar)陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
- 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日は満月になります。
- 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月がほぼ交互に繰り返されます。
- したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます(純太陰暦)。で、およそ3年に一度、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。 - 2014年は13ヶ月の閏年にあたり西暦10月24日から2回目の陰暦9月(閏9月)が始まります。
「立春」とか「大寒」などは1年365日を何時何分の単位で正確に24等分(*)した時刻を含む日で二十四節気と言い太陽の運行を測定したもので太陽暦に属します。 (* 24等分には定気法と平気法があります)
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。
二十四節気 2014年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
- 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を24等分した分割点を含む日で12の節気と12の中気を含みます。
- 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・ - 今年(2014年)の10月24日からの閏9月は中気が含まれていないので閏月になっています。
- 日本と中国では時差のため日がずれることがありますが2014年は日本も中国も同じです。
●は日本名 / こよみ
節気 | 中気 | ||
---|---|---|---|
小寒 | 1月5日 | 大寒 (陰暦12月) | 1月20日 |
立春 | 2月4日 | 雨水 (陰暦1月) | 2月19日 |
惊蛰 (●啓蟄 ) | 3月6日 | 春分 (陰暦2月) | 3月21日 |
清明 | 4月5日 | 谷雨 (陰暦3月)(●穀雨) | 4月20日 |
立夏 | 5月5日 | 小満 (陰暦4月) | 5月21日 |
芒种 (●芒種) | 6月6日 | 夏至 (陰暦5月) | 6月21日 |
小暑 | 7月7日 | 大暑 (陰暦6月) | 7月23日 |
立秋 | 8月7日 | 処暑 (陰暦7月) | 8月23日 |
白露 | 9月8日 | 秋分 (陰暦8月) | 9月23日 |
寒露 | 10月8日 | 霜降 (陰暦9月) | 10月23日 |
立冬 | 11月7日 | 小雪 (陰暦10月) | 11月22日 |
大雪 | 12月7日 | 冬至 (陰暦11月) | 12月22日 |
中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。
西暦(グレゴリオ暦)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定するもので、陰暦から発生して紀元前45年に定められたユリウス暦に閏年の調整を正確にして16世紀に定められたものです。ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。(ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー)
もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日としましたが調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。
3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 | January | ラテン語Januarius | Janus神の月 |
2月 | February | ラテン語Februarius | 厄払いの儀式の月 |
3月 | March | ラテン語Martius | 軍神 Marsの月 |
4月 | April | ラテン語Aprilis | アフロディテの月 |
5月 | May | ラテン語Maius | Maia (繁殖・成長の女神の名)の月 |
6月 | June | ラテン語Junius | Junoの月 |
2015.3.15更新
コメント (2)
難しすぎて理解出来ませんでした。すいません。いや 何でしょうか ?いいかげんな僕です。
おお・・
やっぱり私の説明能力の問題でしょう。もうちょっと修行せねば・・