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植物の西も東も分からないまま、深圳と香港で見かけた花や木の名前を調べてUPを始めてから4年近く経ちました。まあ最初はハイビスカスさえも分からなかったので大変でしたが何とか200種類以上の植物をUPできるようになりました。

で、自分の頭の整理も目的に今回、今までランダムにUPしていた植物一覧を科別ファイルに変更、さらにこれまではいくつかのネットページの記述(ブログとWikipediaを除く)からほぼ多数決で科を分類していたのですが分類方法を調べ直してAPGの分類に統一して編集し直しました。
以下、分類方法のまとめです。

植物の分類

分類方法
  1. 新エングラー体系
  2. クロンキスト体系
  3. APG体系

新エングラー体系
ドイツのエングラーが、1900年ごろに提唱。
単性で花被がない単純な構造の花から、全ての器官が揃った複雑な構造の花が進化したとの考えに基づいて分類。
大きな進化傾向として、無花被 → 単花被 → 両花被、離弁花 → 合弁花 を想定。
以後、、少しずつ新知見を取り入れながら改訂を重ねてきたもので牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等でよく使われている分類方法です。
クロンキスト体系
アメリカのクロンキストが、1988年に提唱した分類体系。
花被、雄しべ、雌しべなどが多数軸の周りに配列した両性花を被子植物の中で最も原始的なものとみなして、これから植物群が進化したとするストロビロイド説を取り入れて分類されています。

1997年に刊行された、分冊百科シリーズ『植物の世界』(朝日百科)で採用されましたがあまり普及せず、APG植物分類体系が提唱されるまでは最新の分類体系だったとのこと。
APG体系
APG(Angiosperm Phylogeny Group:被子植物系統発生グループと言う団体名)が、1990年代から提唱している最も新しい分類体系です。
葉緑体DNAの解析から被子植物の分岐を調べて分類されていて初版は1998年で改訂版のAPG II は2003年に、APG III は2009年に公表。

まだ、完全に確定したものではなく検討が続けられていて、今後も科の変更など あるようです。

(追記 2015年にAPGⅣが発表されました。)

当ブログではAPG体系に
このブログでの分類はこれまでネットで調べて書いていたのですが、科別に植物を編集し直すのを機会にAPG体系を用いることにしました。間違っているところは指摘いただければ幸いです。

新しい分類での「深圳・香港で見た植物」はカテゴリーの「●深圳香港の植物 科別図鑑」にあり、検索と一覧は同じくカテゴリーの「●深圳香港の植物 検索とリスト」から呼び出せます。
従来のものは「●(旧)植物図鑑」にありますが今後廃止の方向で修正などはしないつもりです。


世界の植物区系

地球の生物を特徴を持った区分に分けられますが植物は動物の区分に比べて少し相違があるようです。区は6つに分けられています。
  1. 北帯植物界
  2. 旧熱帯植物界
  3. 新熱帯植物界
  4. 南アフリカ植物界
  5. オーストラリア植物界
  6. 南極植物界
図を見ると沖縄あたりから旧熱帯植物界になるようです。


世界の植物区系から
ガガイモ科からキョウチクトウ科になった・・  唐綿(とうわた)
タグ: APG体系
2013-07-31 コメント(0)
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2013_07


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