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ラハイナヌーン(Lahaina Noon)珠江デルタ版2016

今年もまたこのシーズンがやって来たというのに今年は5月に入っても今なおうっとうしい天気で太陽とは縁の薄い日々です。
6月、7月の華南、珠江デルタ(珠三角)はラハイナヌーンのシーズンです。太陽が頭上真上、天頂を通過する季節。夏至(今年2016年は6月21日)前後の二度訪れます。


ラハイナヌーン(Lahaina Noon)2016
珠江デルタ版日程(中山・深圳・香港 広州・東莞・恵州・マカオ/★澳門・珠海) 
奈良の夏至での情報も載せました。日本で一番太陽が高くなるのは夏至ですが奈良では夏至の太陽高度は78.75度。今年、中山では4月19日にこの太陽高度になりました。

ラハイナヌーンの過去記事 → ラハイナヌーン




ラハイナヌーン (Lahaina Noon)
普通、太陽は北半球では南にあり、南半球では北にあります。
日本は北半球にありますので太陽は南を通過しますが、日本を離れてどんどん南へ行くと地軸が傾いているので北半球でも太陽が北を通過することのある地域があります。北緯23.4度から赤道までの間の地域で、中国・珠江デルタ地域では広州白雲国際空港あたりの緯度を北限とした地域です。一番北になるのは夏至で正中した太陽は北にあります。中山、深圳など、10mの柱があれば真南に15cmほどの影ができます。

したがって太陽が南から北に移動する途中で太陽が頭上真上を通過する時があるのです。ハワイでは公募でこれをラハイナヌーンと名付けていますのでこの名前を拝借。
完全な意味でのラハイナヌーンは正中した時の太陽高度が正確に90度でなければなりませんがそううまくはいきませんので90度に最も近い日をラハイナヌーンとしています。


夏至の日に垂直に立った10mの柱があれば真南に15cmの影ができます

で、珠江デルタ地域では夏至をはさんで6月5日前後と7月7日前後の2度、にこの現象が起こります。
夏至前のラハイナヌーンは6月1日あたりから順次北へ。

ラハイナヌーンとは → ラハイナヌーン

2011年6月5日、深圳のラハイナヌーン 12時22分に街灯の柱の陰がなくなっています。
 
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