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《奈良帰省日記2019②》(17)王寺町・明神山へ (2019.11.2)

王寺町にある明神山へ行きました。ここの特徴は山が標高274mと低いながらも山頂からの展望がすばらしいことです。奈良盆地、大和の青垣はもちろんのこと大阪から神戸が見え天気次第では、淡路島、明石海峡大橋も見えるようです。
去年3月に続いて行ってみました。

JR王寺駅南口から川の土手、住宅地を歩いて明神山へ。
最後の2km程はハイキングコースになっています。

下りは藤井ルートと書かれたコースを通って三郷駅へ。JRで帰宅。

王子駅から三郷までのコース。8.5kmほど。
他に畠田古墳を巡るルートもあります。山中のルート。




明神山へ


今回は交通の便利さからJR王寺駅から出発します。地図を見ると三郷駅から歩いたほうが圧倒的に近いですね。でも王寺駅から歩くと川沿いの景色がきれい、住宅地の道もきれいでとても気持ちのいい道です。
王寺駅南口を出てすぐのスーパーでサンドイッチと水を買って出発。

川沿いの道を抜け静かな住宅地を歩いて鳥居まで。舗装道路。
鳥居からは明神山の登山ルートとなります。鳥居をくぐらずに街路をまっすぐ行くと山道の畠田古墳ルートです。鳥居をくぐっていくと山頂までほぼ舗装道路。
いい天気ですが視程はまあまあ。山頂は前よりも案内が充実しているような感じ。

下りは途中で分岐、三郷へ抜ける藤井ルートというのを試してみました。悪くないですね。舗装道路よりはいい。これでJR三郷駅に出てJRで帰宅。


郡山での歩行も含まれますので歩数は多くなってます。







明神山へ

改めて王寺を歩いてみると結構きれいな街です。


きれいな住宅街の道


そして明神山のハイキングコースに入ります


山頂です。こういうところのようです。


山頂のお社




下りは別のコース。藤井ルートとありました。三郷方面に抜ける模様


藤井ルートの終点


三郷駅から王寺へ、ここで乗り換えて帰宅です。




明神山山頂で展望



展望台
視程(★能見度)はまあまあでしたが冬まで待つ必要があるでしょうかね。淡路島は確認できませんでした。
説明写真はすばらしいですね。丁寧でよくわかります。
無料の双眼鏡もあって至れり尽くせり。

案内板


展望の詳しい説明は → 明神山山頂360°スポット


明石海峡大橋は見えませんでした。六甲山を背景に阿倍野ハルカスと左にUSJがあるはず・・



左に生駒山、右の小さな山脈は矢田丘陵


矢田丘陵です


望遠で松尾山頂のNHKアンテナが見えました


一番右後の小さな三角の頂が金剛山、その前に葛城山、そして一番手前が二上山です


明神山
おわり

《奈良帰省日記2019②》(18)矢田山四国 (2019.11.4)

いつもの矢田寺から矢田山四国というミニ遍路道があります。大正末期に矢田寺の背後に3kmほどのへんろ道が開設され、四国88箇所の各寺の本尊を模した地蔵さんを各寺の砂を埋めた上に安置しています。全部お参りすると四国88ヶ所を巡った御利益があるとか・・

10年くらい前に歩いただけなので久しぶりに少しだけ通ってみることにしました。目的はトレッキング、88ヶ所のうち57ヶ所を訪れたあと矢田山四国と別れてまず頂池休憩所に向かいさらに矢田山最高点のまほろば展望休憩所をめざします。
88ヶ所巡りはけっこう急斜面。矢田山四国の標高の高い部分にはもみじ並木になっていますがまだ少し早いみたい。色づいているのはほんの少しだけ。

  









矢田山四国











もみじ並木。紅葉はまだ。


一番高所にある地蔵さん




日がほんとに短くなりました


体育公園・球場のお月さん


《奈良帰省日記2019②》(19)屯鶴峯(どんづるぼう)とダイトレ起点 (2019.11.8)

奇景で知られる屯鶴峯(どんづるぼう)に行ってみました。名前は知っていましたが今回初めて訪れました。
1500万年から2000万年前に二上山の火山灰火山弾が麓の湖に降り積もって奇岩ができたところです。



ダイヤモンドトレール
そしてここは屯鶴峯から二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山へ続くトレール、ダイヤモンドトレール(ダイトレ)45kmの起点でもあります。起点の石標があります。


実はこの日の目的はこのダイトレで二上山に登るつもりでした。
で、屯鶴峯を見たあとトレールを探したのですがちょっと難儀しましてけっこう時間がかかり、登山口を見つけて登り始めた頃はけっこう遅くなり時間的に無理かな・・と思い10分ほど登ったところで歩数もかなりな数値になっていたので明後日に予定している山登りのことと合わせて考えて撤退する決断を・・・

ということで今回は屯鶴峯のみです。

あちこち歩き回ってけっこう歩数が上がりました。



屯鶴峯(どんづるぼう)

今回は近鉄大阪線の二上駅から歩きました。


屯鶴峯の入り口です












《奈良帰省日記2019②》(20)音羽三山縦走から談山神社へ (2019.11.10)

前回の帰省から一つの目標としていた音羽三山縦走へ。
音羽三山は音羽山(852m)、経ヶ塚山(889m)、そして熊ヶ岳(904m)からなります。今回はJR・近鉄桜井駅から談山神社行きの奈良交通バスに乗って途中の下居停留所で下車、出発。紅葉シーズンとなって紅葉で有名な談山神社へ季節臨時バスが多く増発されていたので帰りは気が楽ですね。近鉄と含めて運賃が↑↑↑、今回の帰省も交通費が心配です。


この日の記録です.。

スタート:下居(おりい)バス停
ゴール:談山神社バス停
8.9km 4時間40分

大峠の分岐でもう一つのルートをたどると談山神社に至る大回りコースがあるようです。機会があれば歩いてみたいですね。







談山神社バス停から見た音羽三山
王寺・明神山から見た音羽三山


音羽三山縦走から談山神社



ここから出発。下居バス停 9:43

こまめに道標

丁石 36丁が1里 1丁は110mほど



善法寺(音羽観音) 600m 10:31
丁石は善法寺まで続いていました。17丁で善法寺。2km程度です。
善法寺までは道も舗装されていましたがけっこう急坂。善法寺を越えると普通の登山道になりました。



善法寺を越えると道が山道に

展望台 11:11
唯一の展望のすばらしい場所でした。金剛山、葛城山から二上山まで見え、たぶん和歌山の山も。高野山かな。

展望台からの展望 金剛山、葛城山・・・二上山



展望台から音羽山山頂へ

音羽山山頂 852m 11:30

経ヶ塚山山頂 889m 11:51


経ヶ塚から熊ヶ岳へ

熊ヶ岳山頂 904m 12:29
熊ヶ岳が今回の標高最高点です。
ここからは大峠へ足場の悪いコースを下ります。


大峠へ

大峠分岐 13:11

下山。舗装されてます


不動延命の滝 13:56

談山神社に到着 14:20
予定は不動延命の滝まででしたがついでに談山神社の紅葉の進行を確認に行きました。紅葉はまだまだですね。一部紅葉。


出発


善法寺参道 丁石も始まってます


善法寺の人形



今回のコース、唯一の美しい展望です


音羽山万葉展望台




音羽山山頂に到着




経ヶ塚山山頂




今回の最高峰・熊ヶ岳に到着。次は大峠の分岐点を目指します。






大峠の分岐点に到着。下山ルートを選択。


山中から抜け出ました


不動延命の滝



そして談山神社に到着。少しだけ紅葉。



音羽三山縦走から談山神社へ
おわり

《奈良帰省日記2019②》(21)二上山へ - ダイトレ起点から (2019.11.15)

先日行きそびれたダイトレの二上山登山コース、改めて挑戦です。

スタート/ゴール
近鉄大阪線二上駅
12km 5時間

帰りは近鉄南大阪線二上山駅からでもOK。


9km付近の高度は不明瞭です


二上山へ


初めてダイトレで二上山へ。歩き始めるとすぐ急坂の階段。やっと上り詰めるとすぐに登った分を下るみたいな。三歩登って二歩下る・・これが何度も何度も繰り返されて標高100m台をなかなか突破できません。頂上をめざす者にとってはいい加減いらいら。それでもようやく視界がきくようになると展望に感激。
登り基調になるとまもなく展望台。さらに雌岳への道。さらに鞍部、雄岳と続きます。
下山は始めて上ノ池横登山口へのコースを。あとは二上駅まで歩いて近鉄で帰宅。

以前に葛城山から二上山までダイトレを歩いていますのでこれで屯鶴峯の起点から葛城山までダイトレを歩いたことになりました。


ダイヤモンドトレール(ダイトレ)



屯鶴峯入口にあるダイトレ起点碑
ダイヤモンドトレール(通称 ダイトレ)は、金剛葛城山系の稜線を縦走する長距離自然歩道。奈良県香芝市の屯鶴峯から、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで、全長約45km。昭和43年に大阪府と奈良県が整備したとのこと。
→  ダイヤモンドトレール 


ダイヤモンドのことを金剛石と言います。金剛山のトレールということでダイヤモンドトレールと名がついたとか聞きましたが説得力があります。



二上山へ

ダイヤモンドトレール北入口


急坂の登山道が続きます




二上山地域にあと0.2km




途中の展望台


雌岳山頂へのルートを撮って雌岳山頂に到着


雌岳からの展望。ここでは左端、畝傍山の背後に音羽三山が見えます。



馬の背に下り雄岳に向かいます


雄岳山頂は雌岳に比べて狭く何もありませんが近くに大津の皇子のお墓があります。




さて下山です。ここの急階段、アプリで測定すると斜度は41度ありました






そして上ノ池横登山口に到着しました


近鉄二上駅。帰ります



ダイヤモンドトレールで二上山へ
おわり

《奈良帰省日記2019②》(22)港珠澳大橋で中山へ - またハプニング (2019.11.18)

さて2019年秋の帰省は終了です。今回は関空発8時20分のpeach早朝便です。

2ヶ月あまりの奈良帰省を終えて中山へ


JRから南海電車に乗り換えて空港へ
JR駅に郡山の特産品が

JRで

関空

早朝便なので朝3時起床。5時16分のJRで新今宮駅へ。6時着。今回は初めてのルートで新今宮から南海電車を使います。

JRを出て南海新今宮駅に着くとすぐ空港行きの急行電車がやって来ました。乗り換え案内アプリでは6時17分の和歌山市行き急行でしたが4分発の空港急行に間に合ったようです。予定より早く6時50分空港に到着。

チェックインをすませてゲート口に行くと・・・点検のため30分遅れの8時50分の出発予定になったと・・せっかく早く着いたのにがっかり。あとで確認したら7時38分に飛行機30分遅れのメールが入ってました。まあこの時間ではどうしようもないですけどね。


今回は初めての南海電車利用でしたがJRと南海のコンビ、けっこういいと感じました。以前はPiTaPa交通カードがなかったので切符を買うのが面倒だったのですが今後はJRと南海の乗り換えもありですね。時間的にとても有効ですし運賃もほぼ同じ。


ちょっとだけ豪華バスで中山へ
香港・珠海へのシャトルバス

シャトルバスから 能見度は悪い

中山への高速バスステーション
出発は30分以上遅れながらも香港には30分遅れで12時15分到着、香港空港は相変わらず厳戒態勢。バスB4に乗り港珠澳大橋のイミグレへ、さらにシャトルバスで珠海へ。

珠海からは初めてのバス路線。
中山行きと言っても行き先が何種類もあります。で、今回乗ったのは私の家からは一番近いと思われる大東裕酒店行き14時半発。お値段は・・28元、前回乗ったあの原価40元、65歳以上3割引、というリクライニング付きでゆったり面積のちょっとだけ豪華なバス。時間的にも早く到着。ただ家までの路線バスへの乗り換えが面倒なのでタクシーで帰宅。13元。16時前に我が家へ。



香港から我が家までの足取り。黒丸は4km間隔。空港から我が家までは約110km程度


家に帰るとまたトラブル・・

中山市供水有限公司
マンションに到着。管理所から「XX先生!」と私を呼ぶ声。
どうやら私の水道が止められている様子。欠費だろうとのこと。そういえば始めは水費は管理所が斡旋してくれていて管理費とともに請求が来ていましたがいつの頃からか水費が含まれていないような・・
途中で方針が変わったのでしょうね。そういえばちょっと前に水費を払えというようなワーニングがあったような気がしました。

で、電話をして内容を確認してくれました。で、供水公司へ行け、とのこと。5時で終わるので早くいった方がいいとのことで家の水が出ていないことを確認してすぐ出かけました。

見事にたまっていました。全部で300元弱、5000円ほど。水費の他、使用量によって下水費、ゴミ処理費が決まりますのでこれらの合算です。さらにアカウントの開設費もありました。2年分ぐらいたまっていたようです。
処理を終えて24時間以内に使えるようになりますとのこと。おー。今日は使えそうにない?!

帰ってきて蛇口をひねっても水は出ません。まー、しゃーないか、と思っていたら玄関ドアの外でなにやら音が聞こえて・・もしかしてと思い蛇口をひねると・・水が出ました。
次の日に聞くと管理所の彼女が手配してくれたようでした。めでたしめでたし。一つは片づきましたが帰省前に壊れたテレビと水が出っぱなしになってしまった便器も直さないと・・面倒が続きます。


けっこうな距離を歩くものですね。さすがに疲れた一日でした。シャワーを、と思っていたら睡魔の方が勝ってしまいました。深く寝入ってました。

《奈良帰省日記2019②》(番外)特定健診結果 食と運動習慣を転換して・・

今年始めの血圧パニックをきっかけにして食習慣、運動習慣を大幅に変更して9ヶ月が経っての特定検診・血液検査をしました。結果は・・

コレステロール値が大幅に改善、特にLDL値が過去2年、10%オーバーでしたが今回は20%の余裕ができました。血圧は113/70。
かなりお腹が締まって体重がへり、BMI値がほんの少し規格値より少なくなりましたが若い頃と同じということで・・
おかげで40年前のズボンがすんなりはけるようになりました。

まだあと気になるところもあるので次の課題でしょうか。目標は健康寿命80歳を越えること・・星星の大学卒業をめざして。

テレビの修理

奈良へ帰省する前にテレビ画面がついたり消えたりする問題が出ました。シャープブランドですがODMかもしれません。
帰省前に見てもらったのですが時間がかかりそうで帰省に間に合わなくなるので持ち越していました。
戻ってきたことを微信(Wechat)で伝えると今日、交換のパーツがあるのでこれから行くと連絡してきてくれました。



基板ass'yを1枚交換して終了、よくなりました。
「何か問題があったら微信で連絡ください」とのこと。保証期間はとっくに終わっているので修理費が発生、微信で支払い終了。


そしていいおみやげを持ってきてくれました。スマートテレビのアプリ。
世界のテレビ、日本のテレビも見られるもので画像は4K、8Kにはなりませんがそれなりに見られます。噂ではこういうのができるソフトがあると聞いていたのですがそんなにテレビを見ることに興味がなかったので調べてなかったのですがこうしてインストールしてみるとなかなかいいものです。しばらくハマるかも。
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2019-11-22 コメント(0)

《中山の公園》紫馬嶺公園と徳利木綿(とっくりきわた) (2019.11.24)

中山に戻ってきてからあちこち修理やら洗濯やら買い物やら住環境を整えています。昨日ベッドのシーツの洗濯をして寝たら・・汗がしたたるのを感じて目が覚めました。こちらに戻ってきたときは気温が低かったようでそれに合わせて布団をかぶっていたら気温が高くて汗びっしょりになった模様。
こちらの天候の勘がまだつかめてませんね。おかげで洗濯したてのシーツを再び洗濯・・・今日も気温が高い。半袖か、長袖か決めかねるような気温。

そんな中、久しぶりの紫馬嶺公園へ散歩に出かけました。能見度が思い切り悪いなか、休日の公園は思いきりいっぱいの人、家族連れ。
途中、徳利木綿(とっくりきわた)の花がすでに咲いているようだったので公園を探しましたが見あたらないので中山路へ出て中央分離帯の並木を探しに行くと香港オーキッドツリーの花に混じって咲いている徳利木綿がありました。


紫馬嶺公園から中山路、長江路


使っているウォーキングアプリ、Google地図を使用しているのですが中国では少し位置がずれます。今回は画像を編集して合わせたのですがちょっとやっかいでした。以後は・・・

歩行7.75km、2時間半。





紫馬嶺公園のバラ園はいつもきれいにバラの花が咲いてます。
休日とあって紫馬嶺公園は家族連れでいっぱい。小さい頃の星星を感じた男の子を見かけたのでパチリ。
渡り鳥の便追(びんずい)です。もう渡ってきていますね。

観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

そして中山路の徳利木綿(とっくりきわた)。
この花が咲く季節になりました。

花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



便追といい徳利木綿といい、南国にもはっきり季節がやって来ています。
改造工事中の長江路。中山路との交点部分の簡易立体交差ができあがって供用されています。

タグ: 紫馬嶺公園
2019-11-25 コメント(0)

中国・香港カレンダー2020年



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太陰太陽暦(陰暦、旧暦)について
太陰太陽暦 ★农历・農暦、 Lunisolar Calendar
陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
  1. 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日ごろは満月になります。
  2. 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月がほぼ交互に繰り返されます。
  3. したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます。で、およそ3年に一度(19年に7度)、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
    陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。
  4. 2020年は閏年。4月と5月のあいだに閏4月があり1年13ヶ月です。

二十四節気 2020年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
  1. 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を24等分した分割点を含む日で12の節気と12の中気を含みます。( 24等分には定気法と平気法があり定気法が使われています)
    陰暦の日は季節感が少しずれますので農業にはこの二十四節気を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
  2. 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
    たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・
  3. 日本と中国では時差のため日がずれることがあります。2020年は
    小暑 : 中国7月6日23時14分 日本7月7日0時14分
    処暑 : 中国8月22日23時45分 日本8月23日0時45分
  4. 二十四節気は太陽暦ですが天体観測で日を決めていますので西暦よりも正確な日.。
は日本での節気名と日
節気   (節気名 | 日 | 黄経) 中気   (節気名 | 日 | 黄経)
小寒 1月6日 
285°
大寒(12月) 1月20日
300°
立春 2月4日
315°
雨水(1月) 2月19日
330°
惊蛰( 啓蟄) 3月5日
345°
春分(2月) 3月20日
清明 4月4日
15°
谷雨( 穀雨)(3月) 4月19日
30°
立夏 5月5日
45°
小満(4月) 5月20日
60°
芒种( 芒種) 6月5日
75°
夏至(5月) 6月21日
90°
小暑 7月6日( 7月7日)
105°
大暑(6月) 7月22日
120°
立秋 8月7日
135°
処暑(7月) 8月22日( 8月23日)
150°
白露 9月7日
165°
秋分(8月) 9月22日
180°
寒露 10月8日
195°
霜降(9月) 10月23日
210°
立冬 11月7日
225°
小雪(10月) 11月22日
240°
大雪 12月7日
255°
冬至(11月) 12月21日
270°


中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。

春節の日の変動幅
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。
およそ西暦1月21日から2月19日の間を変動します。

春節は太陰太陽暦の一月一日ですが一月となるためにはその月に二十四節気の雨水が含まれていなければなりません。雨水はグレゴリオ歴(西暦)2月19日ごろ。
太陰太陽暦一月一日がグレゴリオ暦2月19日とすると春節はグレゴリオ歴2月19日となります。
2月19日が太陰太陽暦の一月末、一月三十日だとすると一月一日の春節はグレゴリオ歴の1月21日となります。
したがって春節の日はグレゴリオ歴1月21日ごろから2月19日ごろの間を変動することになります。

定気法と平気法
地球は太陽の周りを純円軌道ではなくほんの少し楕円軌道をとっています。ですので地球が太陽に近い部分では早く遠い部分では遅く公転します。このため北半球では夏は長く冬は短くなります。春分から秋分までのおよそ186日に対して秋分から春分まではおよそ179日しかありません。
平気法では365日の時間で24等分しますが定気法では太陽の視黄経を角度で24等分します。で、上記の春分・秋分になります。
二十四節気は定気法が使用されています。


西暦(グレゴリオ暦、Gregorian calendar)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定します。陰暦から発生して紀元前45年にユリウス暦が定められましたが、ユリウス歴の閏年の調整を正確にして16世紀にグレゴリオ暦が定められました。

ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。
ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー
400年に97回の閏年とするために100年の倍数の年を閏年としません。ただし400年の倍数の年は閏年とします。

もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日とし、調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。

3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 January ラテン語Januarius Janus神の月
2月 February ラテン語Februarius 厄払いの儀式の月
3月 March ラテン語Martius 軍神 Marsの月
4月 April ラテン語Aprilis アフロディテの月
5月 May ラテン語Maius Maia (繁殖・成長の女神の名)の月
6月 June ラテン語Junius Junoの月


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暦の決め方は長い年月で変更されていますので諸説たくさんあるようです。ネットで色々探しまして自分が納得できるような説を選びました。したがってここに書いたことが全く正しいかどうかは不明です。


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