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カテゴリ <華南 花暦> ( 341件  古い記事順 )
2010.05.06 
《深圳花暦》●おじぎ草★含羞草 と ●親王椰子(しんのうやし)★美麗針葵
2010.05.13 
《深圳マンション花暦》5月 鳳凰木ほか
2010.05.25 
《深圳花暦》●プルメリア(印度素馨インドそけい) ★鶏蛋花
2010.05.27 
《香港花暦》香港の山に咲く花 天人花(てんにんか) ★桃金娘
2010.06.05 
《深圳花暦》ヒメノカリス  ★蜘蛛蘭
2010.06.09 
《深圳・香港花暦》●大花百日紅(オオバナサルスベリ)★大葉紫薇
2010.06.11 
《深圳花暦》●百日紅(さるすべり) ★紫薇 - 僑香路で
2010.06.20 
《深圳花暦》●南蛮皀莢(なんばんさいかち、ゴールデンシャワー) ★臘腸樹
2010.07.18 
《マンション花暦》●大浜朴(おおはまぼう) ★黄槿
2010.08.07 
《深圳花暦》深南大道の●千日紅(せんにちこう) ★千日红
2010.09.09 
《香港花暦》街角の花 - 元朗
2010.09.21 
《深圳花暦》●南蛮煙管(ナンバンギセル)★野菰 と ●紅花ぼろ菊★昭和草 - 大梧桐山頂で
2010.09.26 
《深圳花暦》ユーフォルビア・コティニフォリア ●ケツヨウボク ★紫锦木
2010.09.30 
《香港花暦》●屁糞葛(へくそかずら) ★鶏矢藤と野草 - 香港・落馬洲に近い新田で
2010.10.04 
《深圳花暦》●玉簾(たますだれ) ★葱兰 - 塘朗山郊野公園で
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道路沿いの緑地帯に一面のおじぎ草 (★含羞草)
016

《深圳花暦》  ●お辞儀草 ★含羞草

深圳花暦
私はどうもしつこくなる癖があるようです。ブログの記事の歴史がそれを物語っているようです。山歩きを始めたら山ばかり、花に興味を持ったら花ばかり。今年のブログのテーマは手っ取り早く花にしますかね・・・

この前、植物図鑑としてまとめている花の掲載数を数えてみたら次の掲載分を含んで100種類を超えていました。
自分が忘れないためのメモとしてまとめていたのですが100種類を超えるとちょっと充実感が出てきました。何しろ、今までは花の名前とかには興味がなかったわけで、始めた頃はほとんど花の名前を知らなかったのでほとんど100種類の花の名前を覚えたことになります。
でも日本へ帰ると知らない花ばかり・・なんか変・・

お辞儀草
これは私が名前を知っていた数少ない植物です。葉に触れると葉が閉じて面白いので知っていたのです。でもこんな花が咲くのは知りませんでしたが・・・
これまでお辞儀草は隠れるようにして咲いているのを見たのですがマンションへ帰る道に一面のお辞儀草が咲いていてびっくり。まず写真を。
雑草みたいに強いアメリカ浜車が隅っこに追いやられています。

お辞儀草(おじぎそう)
眠り草 (ねむりぐさ)
含羞草 (hán xiū cǎo)

学 名Mimosa pudica
科属名マメ科オジギソウ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)

蜂とお辞儀草






そして

これはアデクでしょうか・・・

親王椰子(しんのうやし)

ちょうど房のような花が咲いていまして花の周りは蜜を求めて無数の蜂が飛んでいました。



●鳳凰木 ★凤凰木
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《深圳マンション花暦》 5月 ●鳳凰木 ★凤凰木 ほか

《マンション花暦》 5月 (2010.5.5 - 5.12に撮影)
大花サルスベリやオオゴチョウなどの花を見かけるようになってきました。
急に季節が巡るような感じです。季節を待っていたような花が開いてはすぐにめまぐるしく実をつけていくもの、いつ旬かわからない花期の長ーいものなどの競演です。 季節のめぐりが早いので気を抜いているとすぐにシャッターチャンスを逃してしまいます・・・

鳳凰木(ほうおうぼく)

火焔木 紫の花は香港オーキッドツリー
火焔木、先日アップした桐擬き(ジャカランダ)、そしてこの鳳凰木を「世界三大花木」と呼ばれているようですがブログを除外して調べてみるとWikipediaの他には記述が見つかりませんのでここが根源でしょうか・・・(Wikipediaには「世界三大花木」に対する出典の記載がありません)
他のブログで「熱帯の三大花樹」と書いているのがありました。たしかに「世界三大」が熱帯地方の植物だけというのもおかしいので熱帯の・・という方が納得しやすいですね。まあでもどっちみち誰か言い出しっぺがいるのでしょうけど確かに美しいと思いますし見栄えがします。

先日、ウォルマートへ行くのにマンションから歩いていると、対向車線歩道横の緑地帯で上方に赤い花が咲き乱れている木があり行ってみると火焔木でした。結局はマンションに鳳凰木と桐擬き(ジャカランダ)があり、近くの街路樹に火焔木がありました。さすが南国です。

鳳凰木(ほうおうぼく)
凤凰木・鳳凰木 (fèng huáng mù)

学 名Delonix regia
科属名マメ科ホウオウボク属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
果 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
鳳凰木


つぼみ


鳳凰木と深圳の通天閣、50階建ての招商銀行大厦

ムラサキカタバミの紫とグランドカバーピーナッツの黄色

山丹花

マンションの片隅で見つけたかりんな花でした
桔梗蘭(ききょうらん)
名前は蘭でもユリ科の植物です

月桃(げっとう、黄斑月桃-きふげっとう)の花が咲きました

フウの葉が華麗です

金香木と銀香木


白いくちなしの花

そして「脱皮」の済んだ白いレモンユーカリの木。
アロマテラピーに使われるそうです。

水石榕(ホルトノキ科)も花のおわりかな、実がなり始めました。



そしてマンションで見かけた鳥。
紅羅雲(こうらうん)は暑いのか、水につかったあと羽をふるわせて水分をはらっています。


この鳥はなんなのかよく確認せきませんでした。

カメラを向けると近くにいた飼い主、犬に写真を撮るからこちらを向いてと話しかけてくれました。そこでパチリ。

5月になるとプール開きです

プルメリア ★鶏蛋花)
018

《深圳花暦》 ●プルメリア ★鶏蛋花

プルメリアの花が咲き誇るようになりました。木の幹があるようなないような、枝が四方八方に出てきます。枝にさわってみるとゴムでできてるみたいにふにゃふにゃ。自由自在に動く感じがします。

中国名の鶏蛋花の鶏蛋はたまご。花の色が黄身を白身が包んでいるように見える花です。
花の色は白いのと赤いのとピンクがあるようです。実は白いのはかなり前から咲いているのですが、赤い花が撮影できるまでとアップを遅らせていました。

赤い花は近くのクラブハウス前の街路ににあるのを見つけていましてつぼみも確認済みでした。ところが・・咲いているだろうと思って撮影に行ったら花がありません。たぶんつみ取られた?!
ショックで歩いていると紅嶺中学前に赤いプルメリアが咲いていてほっ。

プルメリア
白花印度素馨 (しろばなインドそけい)
鸡蛋花・鶏蛋花 (jī dàn huā)

学 名Plumeria rubra
科属名キョウチクトウ科インドソケイ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
プルメリア(ピンク)
紅花印度素馨(べにばなインドそけい)
红鸡蛋花・紅鶏蛋花 (hóng jī dàn huā)

学 名Plumeria rubra
科属名キョウチクトウ科インドソケイ属


●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
ふにゃふにゃの枝です 僑香路2010.5.12


僑香路 2010.5.12


僑香路 2010.5.12


市民センターの緑地で 2010.5.15


市民センター前で 2010.5.15


紅嶺中学前で 2010.5.20


紅嶺中学前で 2010.5.20


天人花(てんにんか) ★桃金娘

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●天人花 ★桃金娘 - 香港の山に咲く花

深圳の山と香港の山は同じ山脈に含まれているようなのですが山の生物に関しては見るものが微妙に異なります。
香港の山は極めて木が少なく低い灌木や草が多く、深圳では植林されたものが多いようなのです。おそらく野生のものは少ないのではないかと思います。で、香港と深圳では管理者の好みによって見る生物が異なるのでしょうか。

以前、WEBで天人花を知ったとき、桃金娘という名前にひかれて深圳で探していたらなかなか見つからず、香港の山に登ると簡単に見つかった記憶があります。
今の季節に見る植物は香港では天人花が非常に多いのです。香港のどこの山でも見られる感じ。
5月8日に登った香港馬鞍山の登山道にはいたるところでつぼみをつけた天人花を見ました。そして1週間後の16日の九龍坑山で咲き始めた天人花。
ほんとに香港の山は天人花だらけ。

天人花(てんにんか)
桃金娘 (táo jīn niáng)

学 名Rhodomyrtus tomentosa
科属名フトモモ科テンニンカ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)








九龍坑山の旧客家の里に咲いていた紅葉昼顔(もみじひるがお)
葉が紅葉の形をしています。


イジュ(伊集?)の花
中国名:木荷


イジュ


ヒメノカリス ★蜘蛛蘭 - 筆架山公園で
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《深圳花暦》 ヒメノカリス ★蜘蛛蘭


深南大道のヒメノカリス(2008.6.21)
当時はまだ名前を知りませんでした
香港も深圳も同じ気候ですから同じ植物でも不思議はありません。ハイビスカスとか大花百日紅(おおばなさるすべり)や木栴那(もくせんな)など、共通によく見る花も多いのです。

ただ自生のものが少ないようで多くは人の手で植えられていると思いますので趣味の違いでしょうね、見かける花がけっこう異なります。
深圳ではヒメノカリスが咲き始めました。深圳でピュラーなのがこのヒメノカリスだと思います。あちこちの歩道の緑地帯に広く植えられていますので季節になればあちこちで目にすることができるはずです。
中国名は蘭の名前が付いていますがヒガンバナ科(ユリ科に分類されることもあるようです)の植物です。

名前について
実はこの花も日本で使われている学名と中国で幅広く使用されている学名が異なるのです・・・
で、和名のささがにゆりとは種類が違うのかも知れません。
ヒメノカリスは学名です。

ヒメノカリス
蜘蛛兰・蜘蛛蘭 (zhī zhū lán)
水鬼蕉 (shuǐ guǐ jiāo)

学 名Hymenocallis americana
科属名ヒガンバナ科ヒメノカリス属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)

筆架山公園で 2010.5.29


筆架山公園で



桃源村で 2010.5.30


そして同じ桃源村の塘朗山公園の提琴桜(南洋桜)/琴葉珊瑚 2010.5.30


●大花百日紅(おおばなさるすべり) ★大葉紫薇 深圳 - 僑香路バス停の緑地帯で
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《深圳・香港花暦》 大花百日紅 / 大葉紫薇


建設中のマンションと大花百日紅
ちょうど6年前の今頃、建設中だったマンションの近くに咲いていました。当時はなんの花か知るよしもなく、派手に大きいピンクの花だけが印象的でした。
それがこの大花百日紅でした。そして建設中だったマンションに今私が住んでいます。
なかなか懐かしい花なのです。


大花百日紅の幹
猿も滑るだろうほどにつるつるの幹を持つのでサルスベリというと遠い昔に聞いたことがあるのですが幹に触れてみるとそんなにつるつるではありません。ほんまに猿も滑る?


大花百日紅(おおばなさるすべり)
大叶紫薇・大葉紫薇(dà yè zǐ wēi)

学 名Lagerstroemia speciosa
科属名ミソハギ科サルスベリ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)



香港でも・・・・ (2010.6.3)
下町に咲く大花百日紅




冠羽の目立つ紅羅雲(こうらうん)と大花百日紅(おおばなさるすべり)



そして香港元朗の街角のライチ


香港下町の商店の隅にさりげなく置かれた胡蝶蘭


●百日紅(さるすべり) ★紫薇とハイビスカス - 僑香路・輔道と本道の分離帯で
022

●百日紅(さるすべり) ★紫薇 - 僑香路で

深圳、香港でサルスベリというと大花百日紅が一般的なので大花でないサルスベリは・・と探していたらすぐに見つかりました。今まで意識していなかっただけで結構あるのかな。
大花百日紅と比較すると花がかなり小さくて鮮やかなピンク色、大花百日紅は紫色に見えます。
幹を見ると大花百日紅と比べてたしかにつるつる。これなら猿も滑るかも・・


百日紅(さるすべり)の幹


百日紅(さるすべり)
紫薇・紫薇 (zǐ wēi)

学 名Lagerstroemia
科属名ミソハギ科サルスベリ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
果 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)






分離帯の木立に百日紅のアーチ




頭の白いシロガシラ 園博園(2010.6.11)


●南蛮皀莢(なんばんさいかち、ゴールデンシャワー) ★臘腸樹
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●南蛮皀莢(なんばんさいかち、ゴールデンシャワー) ★臘腸樹



窓から望遠で
マンションで窓から見下ろしていた黄色い花のついた木を木栴那(モクセンナ)と思っていたのですがふと見ると葉っぱが違うような・・
カメラを取り出して望遠で撮影、写真を見てやっぱりモクセンナではありませんでした。なんだろう・・

下りていって写真を撮影。調べてみると南蛮皀莢(なんばんさいかち)という花だと知れました。
英文名がゴールデンシャワーというのだそうでこのネーミングがちょっと気に入りました。見ればほんとに金のシャワーが降り注いでいるような感じでしたから。ほんとにきれい。タイの国花だそうです。

それにしても香港灯台躑躅(ほんこんどうだんつつじ)のピンクシャンデリアといい、このゴールデンシャワーといい時々うれしいようなネーミングに出会いますね。

南蛮皀莢(なんばんさいかち)
ゴールデンシャワー
腊肠树・臘腸樹(là cháng shù)

学 名Cassia fistula
科属名マメ科ナンバンサイカチ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)

お隣のマンションをバックに




最近よく飛び出してくる鳥。なにやら獲物らしきものをくわえています。
●大浜朴(おおはまぼう) ★黄槿 と シロガシラ
024

●大浜朴 ★黄槿 (2010.7.18)

奈良帰省から戻ってくると深圳には花がめっきり減ってしまいました。いつも元気なハイビスカス、山丹花が目立つようになっていました。 果実が目立ちますが果実のシーズンに入ったのでしょうか。

夕方、カメラを持ってマンション内を散歩してみました。
大浜朴はハイビスカスの仲間。これも帰省の間に花盛りが終わってしまったのでしょうか、花がさびしい。
それでも実にたくさんの鳥たちが遊んでいました。知れないようにそっと歩み寄ります。メジロ、紅羅雲、等々確認できました。
撮影をしようとするのですが・・・動きが速くてとても無理。かろうじてシロガシラがサービスしてくれました。

大浜朴(おおはまぼう)
黄槿 (huáng jǐn)

学 名Hibiscus tiliaceus
科属名アオイ科フヨウ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)

新しく建設中の学校をバックに大浜朴




しべがハイビスカスとそっくり




大花百日紅(おおばなさるすべり)/大叶紫薇
実が付き始めました

いつも元気な山丹花(さんたんか)/龙船花

シロガシラ/白头鹎

紅羅雲(こうらうん)/红耳鹎

深南大道中央分離帯の●千日紅(せんにちこう) ★千日红
025

●千日紅 ★千日红 (2010.8.6)

深圳の幹線道路、深南大道へ出かけました。地下鉄車公廟駅付近。
ここの中央分離帯にはきれいに花壇が作られています。カンナ(ダンドク)が中心なのですがもうカンナはほとんどしおれかけ、日々草もおわり寸前。
ということで千日紅を撮影してみました。




深南大道の中央分離帯のカンナ


千日紅(せんにちこう)
千日红 (qiān rì hóng)

学 名Gomphrena globosa
科属名ヒユ科センニチコウ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)






日々草も

サルスベリも健在・・

026
香港元朗・街角の花
街角の千日紅






メキシコ花柳は低いところに小さな花が咲くので撮影はやっかいです


最後は日々草(にちにちそう)で締めくくってみました。


昨日の深夜12時、雷が連続的に落ちていました。部屋の中は明かりを消していても稲妻でずっと明るいまま・・・これだけの雷が落ちればここに落ちる確率も高いだろうと思うとちょっと怖い気分で20分ほど続きましたがいつのまにか眠っておりました。
そして今日もテレビには黄色の雷注意報のマーク・・窓の外ではすでに鳴り始めています。


稲妻が光った瞬間。 しばらく窓越しに写真をとったあと眠りに・・


●南蛮煙管(なんばんぎせる) ★野菰

●紅花ぼろ菊(べにばなぼろぎく) ★昭和草


027

●南蛮煙管★野菰 と ●紅花ぼろ菊★昭和草 (2010.8.14)

撮影日は8月14日と先月になります。場所は深圳最高峰大梧桐山頂944m。
メキシコ花柳とか雑多な植物に混じって見慣れない花が咲いているなと思って撮影、名前不明のまま放置してあったのですが、とあるページ(→FC2ブログ・花遊悠)で名前を知りまして調べてみると非常に興味深い花であることが分かり1ヶ月遅れですがアップすることにしました。

●南蛮煙管(なんばんぎせる)★野菰
南蛮煙管(なんばんぎせる)は葉緑素を持たないので自活できず、すすきや茅(ちがや)、みょうが、サトウキビなどの根に寄生するのだそうです。
葉緑素がないので緑色がなく枯れ草に花が咲いてるみたい。
茎がごく短くてほとんど地上に出ず、花の季節に茎を伸ばしてその先に花をつけるのだとのこと。

調べていくと偶然とはいえよく見つかったものだという気がしました。
日本では7月から9月にかけてすすきとかみょうがのあるところを根気よく探せば見つかるとのことです。
深圳の街の中で見つからないかな・・・

万葉集には「思い草」と呼ばれて1首だけあるそうです。
《 道の辺の尾花が下の思ひ草 今さらさらに何をか思はむ 》
  尾花:すすき
花が下を向いているので思い草なのでしょうか。


南蛮煙管(なんばんぎせる)
野菰(yě gū)

学 名Aeginetia indica
科属名ハマウツボ科ナンバンギセル属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
紅花襤褸菊(べにばなぼろぎく) 中国名は 昭和草

この日同じ梧桐山で撮影した何でもない紅花襤褸菊(べにばなぼろぎく)です。
もっときれいな写真が撮れたらアップしようと思っていたのですがとりあえず中国語の確認をと・・
中国語では「昭和草」。日本の昭和時代と関係が?
気になるので調べてみると・・

「相传在二次大战期间,日军为长期在台湾作战,特地以飞机在宝岛上空撒播其种子繁衍,以为当年在台的日本军队提供食粮,时为昭和年间,因以得名」
→  百度百科(中国語) 

とのことで昭和時代と関係があるようです。
「第二次大戦期間に日本軍が長期台湾作戦を行った。
台湾の日本軍の食料を提供するために宝の島上空で飛行機で種をまいた。それが昭和時代だったので昭和草と名がついた・・」

紅花ぼろ菊が食べられる?疑心暗鬼・・さらに調べますと

また、南洋春菊や南洋菊(紅花襤褸菊の別名)は、戦時中に兵士が、シュンギク(春菊)の代わりに食用にしたことに由来する
    →  薬用植物一覧表(日本語) 

紅花ぼろ菊を食用にしたと言う記述がありました。このページでは和名の別名に昭和草という記述もありましたので中国名の昭和草は日本からの外来語と言う可能性も残りますがまあ名前の由来としてはおおむね正しいのかな。

ほかにも繁体字、台湾サイトのページにも由来があります。2つの由来が記述されています。いずれにしても昭和時代の「昭和」です。
 → 校園植物:昭和草(中国語繁体字-台湾サイト)


紅花ぼろ菊(べにばなぼろぎく)
南洋春菊 (なんようしゅんぎく)
昭和草 (zhāo hé cǎo)

学 名Crassocephalum crepidioides
科属名キク科ベニバナボロギク属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
街角のユーフォルビア・コティニフォリア ★紫锦木 - マンション「香域中央花園」付近で
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ユーフォルビア・コティニフォリア(●ケツヨウボク) ★紫锦木 (2010.9.26)

暗い赤紫の葉がとても美しい、深圳のあちこちでよく見る低木の一つです。
虫めがねが必要なくらい小さな小さな花がつきます。

ユーフォルビア・コティニフォリア
ケツヨウボク
紫锦木・紫錦木(zǐ jǐn mù)
俏黄栌・俏黄櫨 {qiào huáng lú}

学 名Euphorbia cotinifolia
科属名トウダイグサ科トウダイグサ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)











●屁糞葛(へくそかずら) ★鸡矢藤
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●屁糞葛(へくそかずら)★鸡矢藤と野草 (2010.9.30)

あまりと言えばあまりにむごい名前・・・


文天祥像
中国15日のビザが切れるのでいつものように福田口岸から香港へ。
落馬洲のイエローバスの乗り場からほどないところに文天祥公園というところがありました。1200年代の人で「漢族の英雄」となっていました。失礼ながら私は知りません。大きな像がありました。
2003年頃に小さな公園として整備されたようですが訪れる人が少ないのでしょうか、荒れ放題のような・・

●屁糞葛(へくそかずら)★鸡矢藤
初めて見る花がありました。帰って調べてみると名前が屁糞葛(へくそかずら)。はきだめ菊とかひどい名前もありましたが、さらにバージョンアップしたようなあまりな名前。
日本全国どこへ行っても見られるおなじみの植物ということらしいのですが・・・
名前の源流をたどると万葉の時代にやってきました。

皀莢(さいかち)に延(は)ひおほとれるくそかづら
絶ゆることなく宮仕へせむ
(サイカチの木にからみまといついているヘクソカズラのように、私はいつまでもお仕えしましょう)

という一首があるそうです。
悪臭がこの名前をつけさせた、というのですがその後、屁までつけられてしまいました。
でも別名に「早乙女葛」という実にうっとりさせるような名前もついている不思議な植物でした。

屁糞葛(へくそかずら)
灸花(やいとばな)
早乙女葛(さおとめかずら)
鸡矢藤・鶏矢藤 (jī shǐ téng)
雞屎藤

学 名Paederia scandens
科属名アカネ科ヤイトバナ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)





屁糞葛と台湾連翹の花と実





花麒麟(はなきりん)

日々草と文天祥像

ハイビスカスと文天祥像



人がいないので鳥の天国でした。ばたばたと飛び交っていました。足を忍ばせて近づきますがなかなか・・・
鳥たちは気配を感じるのが早い・・・

メジロ



シメは紅羅雲(こうらうん)



そして野草の天国でもありました。かっこうあざみに小白の栴檀草、そしてピンクのお辞儀草などなど
塘朗山郊野公園の ●玉簾(たますだれ) ★葱兰
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《深圳花暦》 ●玉簾(たますだれ) ★葱兰

玉簾という花を知ったのは2008年8月13日のこの公園でした。白い可憐な花が咲いていたのが印象的でした。葉っぱが直立して群がっている様子からすだれの名前がついたらしいとのこと。

風邪から回復して1ヶ月ぶりに梅林山公園から塘朗山公園に抜ける裏山フルコース3時間半に出かけました。
この前は咲いていなかった玉簾(たますだれ)の花、今回は少し目立っていました。でも 2008年には8月に咲いていたわけで、それからするとこの前咲いていてもおかしくないのですが見落としたか・・・

土の中の鱗茎に毒があって、食べると吐き気、痙攣があるそうなので注意。

玉簾(たますだれ)
葱兰・葱蘭 (cōng lán)

学 名Zephyranthes candida
科属名ヒガンバナ科タマスダレ属
花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)





なぜか玉簾のめしべはおしべ群から離れて偏っています



塘朗山公園で


黄胡蝶の花期も長い
いつが盛りなのでしょう・・・

葉が細いのでクマノギクかなと思ったのですが、アメリカハマグルマのようでもあり・・・




裏山(聖人大座)の登山道整備工事

裏山(聖人大座)が整備されて登山道ができるようです。
山頂付近には三層の展望台ができる模様。

樹木より高くできれば展望は深圳市の中心部が近くに見えるし、反対側には羊台山脈の展望が楽しめて絶品だと想像していますが、登山道としてまた石段が設置されるかと思うと気持ちは複雑。

裏山は登る時にけっこう滑りやすいので、滑らない工夫だけをして手を入れるのは最小限にならないものでしょうか・・
できるだけ自然のままであってほしいと思うのですが深圳市民の気持ちはどうなのでしょう・・・

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