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カテゴリ <深圳マンション購入内装記 2004> ( 33件  古い記事順 )
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5 マンション引き渡し / 入伙 ( rùhuǒ )  ( 2005.1.5. )

事前に書留郵便で買い主(業主; 业主 yèzhǔ)にあててマンション引き渡しと権利書(房産証; 房产证 fángchănzhèng)手続きについての案内状が香港に送られてきました。権利書手続き代行については5月までに申請するように書かれ、引き渡し案内書には




1. 引き渡し期日
2. 当日必要なもの
  • 引き渡し通知書
  • 工商銀行の口座
  • 身分証のコピー
  • オーナー登録のための写真
  • 費用
が書かれていました。実際上必要なのは引き渡し通知書と身分証だけで、工商銀行の口座(管理費などの自動振り込み用)は現地に銀行の人がいて開設手続きができ、写真はなければあとでいい(未だに提出していません)、といたって気楽なものでした。

身分証としてパスポートと香港IDカードを提示し、入居する家族状況の提出し、マンションの保証書などを受け取ります。費用はガス開戸費800元、有線TV542元、それに3ヶ月の管理費前払いで合計2,720元。

最後に物件を確認し、鍵を受け取ります。鍵はAとBの2種類あり、Aは内装工事などで使い、入居する時にBを使用します。一旦Bの鍵を使用するとAの鍵は使用できなくなりますので注意が必要です。

どういう訳か、マンション引き渡し間近になるといろいろな設計会社から頻繁に電話や宣伝メールが入ってきてびっくりしました。たぶんマンション関係から手に入れた電話番号でしょうね。たとえば

「2004.12.01 18:16 您好!金地香蜜山即将入伙,我公司提前做好香蜜山所有户型的设计方案和效果图!欢迎您携同家人来考查!深圳最大规模的居众装饰总部小肖敬致!」(私の会社は香蜜山のすべての間取りの設計アイデアと効果図をつくります。家族を連れてお越しください。深圳最大規模の居众装饰)ということでしょうか。

あと不動産屋からも電話があります。「あなたの買ったマンションはどうするのか?自分で住むのか、それとも売るのか」と。中には、すでに買うつもりの客を確保していて、「その物件は必ず売れるので売るか売らないかはっきりしてくれ」というのもありました。はっきり自分で住むと言ってるのに...これらも頻繁でうんざりします。投資目的の人も多いのでしょうね。



一期工事の引き渡しとともに二期工事が始まっています。
2005.1.24撮影





内部は内装をしていないスケルトン渡しなので部屋はすっきりしています。
建設工事時に使っていた電灯、コンセントと衛生間の配管工事がありますが、電灯線やコンセントは仮設のため、線材を含めすべて取り替えます。
衛生間の配管は多少のルート変更をするだけでそのまま使います。
(2004.11.14 撮影)

リビング (二厅)



部屋 (三房)

 

バス・トイレ (二衛)

 

台所 (一厨)

台所のベランダ

TV、電話、LANケーブルの分配用

6 - 1 内装工事 ( 2005.1.9 - 5.29 )

内装工事は
  • 設計会社が材料を手配、施工
  • 当方で材料を買い、設計会社が施工
  • 当方で材料、施工ともに手配
という3種類になります。

設計会社が材料を手配、施工するものは
  1. 備え付けの家具材料のほとんど。
    施工責任者(項目経理)とともに材料確認に行きます。
当方で材料手配し、設計会社が施工するものは
  1. タイル、大理石など。(今回、大理石はこちらで施工も手配)
  2. 照明器具
  3. 備え付け家具の取っ手、鍵、各ドアのノブ
  4. コンセント、スイッチ、配線材料
  5. バス・トイレの小物
  6. その他、小物多数
当方で材料、施工ともに手配するもの
  1. システムキッチン(下記)
  2. フローリングなど、ベランダも含めタイルでない床
  3. 壁紙(設計会社により施工可)
  4. バスタブ、洗面台などは施工費込みで売っているのでこれを利用

システムキッチンは設計施工の専門会社がありますのでそちらに手配します。このとき、シンク(流し台)、蛇口、コンロなどはこちらで買って支給しなければなりません。またキッチンフード(大型換気扇)や消毒漕などの設置はそれぞれのメーカーに依頼します。

同じ内容でも設計会社に施工してもらうとかなり割高になります。たとえば壁紙の場合、施工を壁紙の会社に頼むと5元/㎡ですが、内装会社が施工すると 15元/㎡ほど要求するようです。大理石なども100元/㎡程度に対し内装設計会社は300元。内装設計会社の施工品質が非常によいと言うのであればいい ですが、そうでなければ自分で手配する方がいいですね。

便器はTOTOのウォシュレットにしましたが、この取り付けの経験のない設計会社が多いと聞きましたので、今回、施工はTOTOの販売店に依頼しました。

すでに入居者のいるマンションだと工事時間は限定され、土日も工事ができないようですが、何しろここはまだ着手しているところも少なく好きにやっても大丈夫..

内装工事にはいると地下の駐車場を利用したり、マンションの部屋を借りたりしてマンション内に臨時の内装材料店などがオープンしました。

地下駐車場にできた仮店舗 よくだべりに行きました



6 - 2 起工 / 开工 ( kāigōng ) ( 2005.1.9. )

起工日は早いほうがよいと思っていたのですが、設計者と現場責任者の意見を受け入れて吉日としました。入伙(引き渡し)の日から4日後の1月9日。23日からは春節の休みになるので本年最後の2週間が作業日です。春節明けは3月1日から再スタート。

起工に先だってマンション側に保証金(あとで返ってくる)、ゴミ処理費用などを支払い、作業員の申請を行ってそれぞれIDカードを作成し、マンション管理所はマンション入り口でこのカードによって出入や盗難などのチェックをします。

内装設計会社に部屋のAの鍵をあずけます。
鍵がAとBの2種類ありAを内装工事用に使います。Bの鍵を使うとAの鍵は使えなくなります。

設計者と現場責任者と打ち合わせ確認

設計図に基づきあたりをつける

仮設のコンセント

構造材となっている壁を残して派手に壁をぶちこわします。
この壁は25cmの厚さでした。電源の配線がむきだし



道路の騒音が大きいので窓が2重ガラスになってますが、外側のガラスが全面ひび割れしていました。引き渡しの時は何ともなかったのに...
でもきれいでした

インターホンも故障中。前途多難か...

張り出された日程表
 ムムム...

6 - 3 内装工事1 設計会社購入施工



取り除かれた壁跡に新しく壁を。煉瓦を使う申請(壁の厚みが薄くなる)は重いからと通らず、軽量コンクリートブロックを使いました。25cmあった壁を薄くして内側に棚をつくります。



リビングの天花吊頂(tīanhuādiàodǐng)



リビングの間接照明のために木を組みます


バス・トイレ(卫生间 wèishēngjiān)

配管は多少ルート変更をしたあと、陶粒といわれるものをセメントに混ぜて配管をセメント漬けに。緑の袋の中に陶粒が入っています。




作業中、上からほこりが降ってくるので新聞紙で帽子を作ってかぶってます。

テレビ台1(电视柜 diànshìguì)

数十キロのテレビが載る台なのに支え無しでやるというのでかなり気になりました。下に鉄棒が隠されています。今のところ大丈夫です。





テレビ台2、下駄箱




目止め




ドア

台所は白で統一しました。油汚れが目立つので反対されましたが、日本料理に油はあまり使わないからと言って押し切りました。





← ガス給湯器リモコン配線用







←ブレーカー。ちょっと怖い?
(左下) 電動のこぎりなども運びこまれてます。

↓ダウンライトを仕込む天花をつくるので、まず空調用のパイプをまずはめ込んでます。




壁塗り

検査員が平面度を調べるためにアルミの角材で壁をこすっていました。平面度が不足なのか何回も塗り直しをさせられていました。



6 - 4 内装工事2 自主購入、設計会社施工

自主購入、設計会社施工分
写真はこの種の大きな買い物分です。このほかに多数買う必要があります。たとえば、水道の水栓(角阀 jiăofá)、排水口の金具-排水目皿(地漏dìlòu)、電話、TVアンテナ、LAN線材、バス・トイレの小物とか多岐にわたって細かい買い物が必要になります。内装工事が終わったあとは電気ドリルを買ってきて自分でアクセサリー的なものの施工をしました。

コンセント、スイッチ(插座chāzuò,开关kāiguān)



元々使用されている線材はすべて交換されます。これは見積もり費用には入っておらず、別途、長さで金額が計算されます。そのために交換された線の長さがメモってあります。

契約書では線材の交換は15元/mとなっています。水電工が言ってましたが、彼はこの仕事が請負のようで、予算の40%を名雕から受け取り、それで材料を名雕から買い、残ったお金が自分の給料になる、とのこと。考えてみると60%が名雕の儲けです。

百安居(ホームセンター)でいろいろなブランドのコンセントにプラグを差し込んで試してみましたが、差し込み強さにムラのあるブランドが多かった中、Panasonicがどのコンセントでも差し込み強さが安定していたため、Panasonicに決定。



照明器具

照明器具の価格を日本と比較すると桁が違う感があって非常に買いやすいです。ダウンライトなど、差し込む電球の方が高いぐらいです。

天井埋め込みタイプの ダウンライト 25個、間接照明用にT4型のスリムランプが長さで合計50m、ペンダントタイプ、シーリングタイプなどを使用。すべて中国製。蛍光灯の青い光があまり好きではないのでほとんどは電球色を選びました。



(上左) 埋め込みのダウンライト @15元、電球15元
← 間接照明用のスリムランプ (T4灯管 dēngguăn)。長さ120cm、28Wのもの1セット22元。


タイル (瓷砖 cízhuān)

 タイルは製造ロットによって色とか大きさが変動するようで、買うと箱に表示されているロットNo.(?)を控えておかなければなりません。でないと破損などで買い足さなければならない時に色が合いません。控えておかなかったのでちょっと失敗しました。

タイルに数種類ありまして墙片・・壁の普通のタイル、花片・・壁にポイントで使う絵柄入りのタイル、腰片・・壁の中程に帯のように使うもの、地片・・床、という4種類を使用しました。花片が一番高くて墙片の数倍の値段がします。






浴室小物



ドアノブ・取っ手
何でもないノブですが、数が多く意外に値がはります。


6 - 5 内装工事3 自主購入・施工

フローリング (木地板 mùdìbăn)
床材料の選択肢は、タイル、複合板(复合板 fùhéban)、フローリングの3つ。無垢の木材は比較的高価。タイルは冷たい感じでいやだったので無垢の木材の金檀と玉檀香を使用。玉檀香は芳香があり高価なため書斎にのみ使用しました。金檀273元/㎡、玉檀香430元/㎡、施工費込み。共に輸入品、玉檀香はかって1,000元以上していたとか。

施工方法は、まずコンクリートの床のコンクリートくずなどを削って滑らかにし、防湿紙を敷き詰め、9mm(今回12mmを使用)の下板を一定間隔で床のコンクリートに固定し、その隙間に防虫剤の入った袋を適当な間隔で置きます。その上に無垢のフローリング(厚さ18mm)を固定します。





← 今回は使用しませんでしたが、複合板の施工です。ほかのオーナーが施工していたのを撮影させてもらいました。


壁紙 (墙纸 qiángzhǐ)
壁紙の価格はピンキリ。使用したものはイタリア系のもの中心で一部日本製のもの(神戸の文字があった)を使用。のりは京都製でした。どうして京都、と思っていたら友禅に使うかららしいです。彼らはこの日本製ののりは最高だと言ってました。使いやすいらしいのです。こちらは日本製と分かってなぜか安心。あとでいやな臭いをださないことを期待。3人で丸1日かかって施工費は500元。




← 布製の壁紙です。日本製。


大理石 (大理石 dàlǐshí)
大理石は南山が安いからと、設計士が南山へ連れて行ってくれました。確かに材料センターで見るよりかなり安かった。と言ってもTV背景(电视背景)、下駄箱(鞋柜)の上の砂岩、玄関口、あと敷居(门槛)の大理石で合計6,000元ちょっとと安い買い物ではありません。





↑ 下駄箱上の砂岩
← 玄関の大理石


システムキッチン




ベランダ(阳台 yángtái)
アクリルのしきりは慣れないと怖いかも。ここの床もやっぱり木にしました。L字型、結構広いので大きな植木鉢を並べて庭みたいにしようかと...




防盗門 (防盗门 fángdàomén)
マンションの警備が安心できる印象があったので当初は設置の予定をしていなかったのですが、周りがほとんど使用しているのと、ちょうど日本料理屋とかで暴動の起こっている時期に重なったのでつけました。予定外の2,900元。始めは3300元とのことでしたが3000以下でないと買わない(買えない)と言っていて、何回目かの訪問で2900となりました。この鍵もA,Bの2種があります。




孔あけ(开孔 kāikǒng)
売買契約書によると外壁部分はマンションの持ち物となっています。従って外壁に穴を開ける場合はマンションの許可を取って管理所立ち会いのもとに穴を開けます。

内装工事が始まるとマンションの門近くには穴開け屋とか廃品回収屋などがたむろしてまして、彼を呼んで穴を開けてもらいます。1穴30元。ドリルを壁にボルトで仮固定、水を潤滑水にして少しずつ穴を開けていきます。直径30mm程度の穴を開けています。




ウォシュレット (卫洗丽 wèixǐlì)

マンションを購入時、ウォシュレットを設置したくて、TOTOにメールで問い合わせたりしてました。内装材料店を回り始めた頃、意外にポピュラーなのにびっくり。今回は採用しませんでしたが畳もけっこう浸透していてこれもびっくりしました。

便器とウォシュレットを合わせて5,000元。ウォシュレット用のコンセントを忘れないように設計会社にも通知。
 ただ水の温度が1番目の噴射の時だけ低いのですが、こんなものなんでしょうか。瞬間湯沸かしタイプのものならこんなことはないのかな。メールでも問い合わせましたが返事が尻切れ...


あんま湯船 (ジャグジー。按摩浴缸 ànmóyùgāng)

香港で友人が購入していて良さそうなので設置したかったのです。サイズがいろいろあるので店で購入を決めるとまず、衛生間を測量にやってきて、設置可能かどうか判断してくれます。それと電源と蛇口部の位置を指定されます。


湯船 ( 浴缸 yùgāng)



洗面台セット (浴室柜 yùshìguì)


6 - 6 内装工事竣工 ( 2005.5.29 )

内装工事を5月29日に竣工とし、29日と30日の2日をかけて設計会社が測量を行ないました。測量に基づいて内装費用を精算することになります。と同時に住む準備になります。
内装工事が終わりに近づいたころ、かなりの家具屋さんを見て歩き、ほとんどのものは決定していますので家具は搬入日の決定だけです。他には、

一定期間内風通しをよくして放置します。
建材などから悪臭の出る場合もあるのでしばらく放置します。
人によっては数ヶ月、と言ってましたが、工事が遅れたためあまり余裕はとれませんでした。

清潔公司に頼んで掃除、ガラス拭きをする
管理所に連絡してガラス拭き一人と掃除婦2人に来てもらいました。
管理所の場合ちょっと高くて1時間あたり15元。普通だと10元だと聞きます。ともかく3人で5.5時間、250元ほど。3,500円たらずです。(2005.5.31)
名雕はなかったですが、設計会社によっては掃除サービスがあるようです。

ガス会社に使用開始手続き
ガスレンジやガス給湯器の設置が終わったらガス会社に連絡してガス管の接続工事を依頼しなければなりません。(2005.5.31工事)
ガス会社には配管ルート変更で事務所に何度か足を運びました。行かなくても電話でいいらしいのですが、習慣や言葉の問題があるので誤解のないようにするためと、ガス会社の場所、手続きを実感するため事務所を訪れました。

有線TVに内部の配線工事、電話接続
マンション建設時に施設されているTVケーブルからTVにケーブルを接続します。6月3日にCRTの安物テレビを買って準備をしておきました。マンションの管理所が代行手続きをすることになっているとのことで管理所で手続きをすませます。(2005.6.8申請、6.10インストール)
ガス会社と同様の理由と、ADSL申請のため事務所に何度か行きました。

カーテン手配
カーテン屋もかなりの数を見てきましたが決定的なものがなく延び延びになってました。結局内装工事を始めた時から少しずつつきあいのあったカーテン屋に。香蜜山に仮事務所をつくっていたのですが、店を確認するために八卦路の店に出かけ(5月30日)、店内を見てから決定しました。カーテン制作期間はほぼ1週間とのこと。6月5日が引越なのでその日にインストールしてもらうことにしました。

家具搬入購入決定をして手付け金(普通30%)を払っている家具の搬入日を家具屋さんに連絡します。

7 家具・家庭用品購入

高価なもの、信頼性の必要なものには成功失敗は別にして日本のブランドやこれに準ずるものを選びました。あとで買い直しのできるものは気楽に選んでいます。

値切り交渉の必要なことも多く、相場を知らないと損をすることも少なくないです。こういう場合手っ取り早いのはネットショッピングで目的商品のねだんの安いものを見つけることで、プリントアウトして見せながら値切り交渉をするとかなり効果があります。

ネットは 淘宝网 阿里巴巴 など、ほんとにたくさんのWEBサイトがあり、調べれば無数にヒットしますので一番安いものを見つけ出します。

金額の大きいものも多く現金を持ち歩くのは不用心なのでできるだけキャッシュカードで支払うようにしました。大きな金額でキャッシュカードを使えない所では、店員に銀行まで一緒に来てもらってお金を引き出し、その場で支払うようにしました。

空調 (空调 kōngtiáo)


空調は個別とセントラルクーリング(中央空调 zhōngyāngkōngtiáo)があります。日立空調で設置した場合の見積もりは48,000元。値切って4万いくらかになりましたが個別の場合の自分の見積もり2万弱とは倍以上の差があり個別を選ぶ。

日本メーカーならダイキン(大金)、Panasonic、三菱がありダイキンは日本製部品率が大きく他より30%ほど高いです。品質の評判はダイキンが一番でしたが高いので三菱を選択、香港も深圳もここ数年寒い日が増えたのですべて暖房とドライもできる機種にしました。(5月27日設置)

が、設置直後に送風口のフィンが動かない問題が発生、その後、別の部屋のに水漏れ発生、さらに特定メーカーの電灯をつけるとリモコン制御不能になる、など設置した4台全部に問題発生。電灯を別のメーカーに交換、ローカルに電話をかけまくったり上海の事務所の日本人にメールを書いたりと設置後1ヶ月以上煩わされました。サービスマンが来てくれても再現しなければ点検もせず帰って行きます。

その後、別の空調にも水漏れ発生、再現せず、今も水漏れを警戒しながら使っています。張ったばかりのフローリングの輝きがなくなり少し反ってしまいました。リモコン問題以外の原因が設置工事ミスなのか、それとも品質問題なのかは不明。リモコンのフィルターを変更してくれると言ってましたが、いまだにアクションなし。選択は完全に失敗でした。ダイキンが良かったかも。
ガス給湯器 (热水器 rèshuǐqì)




2つの衛生間と台所の3カ所への給湯を個別にするかセントラルにするかを選ぶ必要がありますが、マンションのガス管が台所にしか配管されていない、セントラルを想定した間取りになっていますので、セントラル給湯にするしかありません。セントラルだと、台所から離れたところでは温水が送られてくるのに時間がかかり不便ですがしょうがありません。

デジタル式を選び、各衛生間にはリモコンを設置して、それぞれの場所から温度設定をできるようにしました。リモコン線用に台所と各衛生間の間に配管を埋め込んでおきます。設計会社の人はこのデジタル式に慣れていない人も多いようなので、はっきり配管の説明をする必要があるようです。

実はここと台所のリモコンのための埋め込み配管を忘れていまして、短い距離ですが配管がむき出しになってしまいました。給湯器のすぐ下の白い管がそれです。

日本ブランドは松下(松下 sōngxià)、リンナイ(林内 línnèi)、NORITZ(能率 nénglǜ)、パロマ(百乐满băilèmăn)などそろっています。セールをやっていた16L仕様のNORITZを選択し、衛生間2部屋用に防水型リモコン2つを追加購入。これが高かった。計3,680元。
設置後、ガス会社にガス管の接続に来てもらわなければなりません。勝手に接続することはできません。
カーテン (窗帘 chuānglián)


カーテンは国産か輸入品(韓国製)を選びます。韓国製は国産品の3倍。カーテン屋の見積もりもかなり高いようで40から50%値切れるようです。


ベッド (床 chuáng)



ベッド、ダイニングテーブル、ソファは同じところで買いました。金海马。何回も行ったので店員とも慣れて食事時など、近くのファーストフードの店から出前を取ってくれて食べたりしていました。支払いはもちろんこちらですが、10元程度です。


ダイニングテーブル (餐桌 cānzhuō)



初めて見た時にかっこいいと思って買いました。3,300元。不具合がありまだ大理石の台は乗ってませんが、台はむちゃくちゃ重いです。一人では動かせられません。日本のネットで調べたら似たようなものが15-20万円で売っててびっくり。

ソファ (沙发 shāfā)


高かったのでもともとここ(金海马)で買う予定ではなかったものです。予算を5000元としていたのにこれは定価16,000元、40%引き特価で9,900だと。それでも予算を軽くオーバー、買うつもりもなく店員にも言いましたが、彼女から数回電話がかかってきて、最終的に7,500元となりました。一生懸命やってくれてたことが理解でき買いましたがそれでもかなりのオーバーになりました。でもやっぱり製品はいい感じです。
ソファベッド (沙发床 shāfāchuáng)



水飲み器 (饮水器yǐnshuǐqì)

20リットル(5ガロン)入りのボトルは水屋さんに電話をすると30分以内に持ってきてくれます。この水は20元。最初に容器のデポジットを50元取られています。

プラズマTV (等离子电视 děnglízǐdiànshì)

始めは高かったのですが、日本で価格が急落するとの情報を得てまず安物のCRTの29型TVを買い2ヶ月以上待って買いました。日立製42型、2万元。はじめ、3万元以上してました。

椅子 (椅子 yǐzi)


850元

700元
ホームセンターにいいものがなかったので事務所用の椅子を選びました。皮の材質と色を変更してもらいました。


自動ディスペンサー (液器 zàoyèqì)

最近ディスペンサーを多く見かけるようになりました。試しに買ってみました。下に手をかざすとモーターが動き自動で1回分出てきます。電池式、95元。洗面所に設置。

芳香灯(香灯 xiāngxūndēng)

電球の上方に皿があって水を入れ香水をたらします。調光器付き、50元。

【番外】たこ焼き器 (takoyakiki)


大阪千日前、笑いの資料館「ワッハ上方」の近く、道具屋筋で購入。「IH電調せんか」。2,000円。IHクッキングヒーター対応になってます。ずっしり重いところがいいですね。やっぱり自分で好きなようにやるとおいしいです。香港・深圳でよく売っているまがい物とは違います。たこはJUSCOで1kg187元。8時半以降に買いに行くと半額サービスです。

8 香港から深圳へ引っ越し  ( 2005.6.5. )

引っ越しは行政特区の香港からなので、おそらく外国への引っ越しと同じでした。 香港日通に問い合わせると課税品資料をメールしてくれました。引っ越し金額は6,000香港ドル程度、それに税金。香港のアート引越しセンターに問い合わせると素っ気ない回答で、こちらは考慮外に。

香港内で30kmの距離の引っ越しをした時、香港の運送屋さんに頼んだら荷物が少ないので(小型トラック1台分)1,000香港ドルでした。今回はそれよりも荷物が少ないので6,000はちょっと...と思い、香港の引っ越し屋さんに問い合わせると3,500ドルというのでこちらに決定しました。香港から深圳に引っ越した香港人の友人がいるので彼に聞くと3,000元だったというのでここいらあたりが相場なのでしょうか。香港の引っ越し屋さんへの問い合わせなどは香港人の友人が助けてくれました。

段ボール箱10個あまりをもらって詰め込みますが、引っ越し屋さんから連絡が入り、コンピュータとかCDとか電気製品は入れるな、自分でハンドキャリーして欲しいと言ってきました。税関で税金チェックになって時間がかかるし面倒だ、と言うことのようです。こちらとしてはちょっとショックでしたが仕方がないです。これだと誰か香港と中国両方の免許証、ダブルライセンスを持っている人に頼んでも同じではないかと思います。3,500香港ドルは高いと。


仕方なく、深圳へ行くたびに旅行用鞄に入れたり、引っ越し屋さんの段ボールに詰め込んでキャスター付きの「手引き台」に載せたりして越境しました。CD、VCD、DVDを大量に保有していたので2/3ほど捨てましたが、それでも段ボール2箱分。何回かに分けました(日本のドラマの例のDVDも大量にありました。深圳で買ったものがほとんどですが)。キャスター付きの旅行鞄にDVDをぎっしり詰め込んでイミグレのX線を通すと係員がやって来ました。量が多すぎるとのこと、引越中だと言うと彼は少し考えてOKにしてくれました。ヒヤッとしたのはこれだけで以後はすんなり通れました。

問題はデスクトップコンピュータです。引っ越し屋さんからもらった段ボール箱にPC本体やらキーボードなど一式詰め込んでいます。X線を通すとすぐに係員がやってきました。「PC?」と聞くので「そうです。今引っ越ししてます」と言う。ほどなくボスと思われる人物もやってきました。「引っ越しです」と言うと、ちょっと横向いて手で行けの合図。やった!黙認してくれました。

ノートPCは問題ありません。最後に気がゆるんだのか、レーザー・プリンターを運ぶ時にオリジナルの段ボールケースに入れて運びますと(これは係官のメンツかどうか分かりませんが)、税を取られました。400元。引っ越し屋さんの段ボール箱のほうが良かったかな...
日通さんからもらった税金リストでかなりの税金を覚悟していたのですが、結果的にこの400元だけですみました。

引越屋さんが運ぶ荷物は配達予定日に現地で待機して受け取ります。



日通香港よりいただいた税金資料です。

9 - 1 税金・房産証 (権利書) ( 2005.5 - 2005.8 )

税金などを納めて房産証(権利書)を受け取ります。今回マンションで委託申請としたので依托辦証費というものが300元必要でした。5月半ばに各税金とともに提出して依頼、3ヶ月後領収書と房産証のコピー(房産証はローンの抵当のため銀行へ)が届きました。

税金
税金に関する費用は
  1. 契税 ・・・ 総価格 x 1.5% (11,442 HKD)
  2. 印花税 ・・ 総価格 x 0.03% + 5元貼花 (283 HKD)
  3. 登記費 ・・ 個人50元,法人80元

房産証 (房产证 fángchănzhèng)
房産証はローンの抵当になっていると銀行が押さえます。借金の返済が終わると返却されます。抵当権の抹消は銀行が書類一式を用意しますので、「国土局房地産権登記中心(国土局房地产权登记中心)」へ行って自分で手続きするか、銀行に代理手続きを依頼(300元)します。

権利書にはオーナー名(何%オーナーという記述になっています)、身分証明書番号、物件情報などのほか、購買金額も記入されています。私の場合、香港ドルの金額で記入されていました。そして抵当の変遷などが記されるようになっています。

房産証




タグ: 創房記経費
2006-05-23 コメント(0)

9 - 2 マンション購入費と内装、家具など、総経費

総経費をまとめたものです。 HKD : 香港ドル、RMB : 人民元
当時(2004年6月 ~ 2005年6月)のレート 100HKD=106RMB、 1RMBは13円程度


【 総経費 】
  1. マンション(121㎡)・・・・・ HKD 763,000
  2. 内装設計会社へ ・・・・・・・・ RMB 118,000
  3. 内装材料購入 ・・・・・・・・・ RMB 103,000
  4. 家具・家庭用品・・・・・・・・・ RMB 87,000
  5. 税関係 ・・・・・・・・・・・・ HKD 12,000
  6. 香港から引っ越し ・・・・・・・ HKD  3,500
人民元換算で総経費約113万元、当時の為替レートで約1,500万円。

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【 内訳 】

内装材料 (人民元)
  • フローリング ・・・・・・・・・・24,700
  • バス・トイレ(タイルを除く) ・・22,000 (2室)
  • システムキッチン ・・・・・・・・13,000
  • タイル ・・・・・・・・・・・・・ 8,800
  • 台所(タイルを除く) ・・・・・・ 7,800
    コンロ、レンジフード、消毒槽など
  • 壁紙 ・・・・・・・・・・・・・・ 6,700
  • 大理石 ・・・・・・・・・・・・・ 6,200
  • 照明器具、ランプ ・・・・・・・・ 3,600
  • コンセント、スイッチ ・・・・・・ 2,100
  • ドアノブ、取っ手 ・・・・・・・・ 1,200
  • その他
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家具・家庭用品 (人民元)
  • テレビ、DVD 各2 ・・・・・・26,100
  • 空調4台 ・・・・・・・・・・・・16,200
  • その他の白物家電 ・・・・・・・・15,000
    ガス給湯器、冷蔵庫、洗濯機など
  • 家具 ・・・・・・・・・・・・・・19,100
    ベッド、ソファーベッド、ソファー、ダイニングテーブル、センター/サイドテーブル
  • カーテン ・・・・・・・・・・・・ 3,800
  • その他
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税関系
  • 契税 (総価格 x 1.5 %) ・・・・・ 11,442 HKD
  • 印花税(総価格 x 0.03% + 5元貼花) ・ 283 HKD
  • 登記費(個人50元、法人80元) ・・・・  50 RMB
  • その他、手数料など
soubouki_s_9-7_420.jpg




タグ: 創房記経費
2006-05-23 コメント(0)
2006-05-18 23:05:00
2006-05-23 コメント(0)
2006-05-19 23:04:00
2006-05-23 コメント(0)
2006-05-20 23:06:00
2006-05-23 コメント(0)
2006-05-23 コメント(4)
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