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カテゴリ <華南 野鳥のギャラリー> ( 194件  古い記事順 )
2010.12.25 
《深圳・香港で見かけた鳥》(1) ●紅羅雲(コウラウン)★红耳鹎
2010.12.26 
《深圳・香港で見かけた鳥》(2) ●白頭(シロガシラ)★白头鹎
2010.12.30 
《深圳で見かけた鳥》(3) ●首輪椋鳥(クビワムクドリ)★黑领椋鸟
2010.12.31 
《深圳で見かけた鳥》(4) ●頬白白鶺鴒(ホオジロハクセキレイ)★白鹡鸰
2011.01.02 
《深圳で見かけた鳥》(5) ●四季鳥(シキチョウ)★鹊鸲
2011.01.03 
《深圳・香港で見かけた鳥》(6) ●目白(メジロ)★绿绣眼
2011.01.05 
《深圳で見かけた鳥》(7) ●便追(ビンズイ)★树鹨
2011.01.06 
《香港で見かけた鳥》(8) ●大鷺(ダイサギ)★大白鹭
2011.01.10 
《深圳で見かけた鳥》(9) ●赤頭鷺(アカガシラサギ)★池鹭 夏羽と冬羽
2011.01.11 
《深圳で見かけた鳥》(10) ●山鵲(サンジャク)★红嘴蓝鹊 - 筆架山で
2011.01.12 
《深圳・香港で見かけた鳥》(11) ●鹿子鳩(カノコバト)★珠颈斑鸠 / 気温3度の深圳
2011.01.13 
《香港で見かけた鳥》(12) ●腰白鵯(コシジロヒヨドリ)★白喉红臀鹎 - 香港湿地公園で
2011.01.14 
《香港で見かけた鳥》(13) ●高砂百舌(タカサゴモズ)★棕背伯劳 - 香港湿地公園で
2011.01.16 
《香港で見かけた鳥》(14) ●尉鶲(ジョウビタキ)♀ ★北红尾鸲 - 香港湿地公園で
2011.01.19 
《深圳で見かけた鳥》(15) ●鵲(カササギ)★喜鹊 - 仙湖植物園で
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ちっちっと騒がしいくらいに鳥の声が聞こえる木立の中へ入っていくと鳥が一斉に羽ばたいたあと、鳥たちは息を潜めて静まりかえります。だいたい5m以内に近づくと飛び去って身を隠してしまいます。植物とは違い撮影には骨の折れる鳥の撮影です。
いろんなホームページやブログでお目にかかるあのきれいな鳥の写真はどのようにして撮影しているのでしょうか。根気と工夫の勝負なのでしょうね。
せっかちの私にはなかなか困難ですが、これまで偶然の場面に出くわした時の写真を整理してみました。

第1回目は紅羅雲(こうらうん)を選びました。

●紅羅雲(こうらうん) ★红耳鹎 - マンションで 2009.4.11

●紅羅雲(こうらうん) ★红耳鹎

日本での雀みたいにどこにでもよく見る鳥です。頭には個性的な冠羽があるのですぐ分かります。
木のてっぺんの目立つところにとまっていたり、目に付きやすいところにもよく出てくるので撮影は比較的スムーズです。(「スムーズ」と「いい写真」とは別ですが・・・)

中国名は紅耳鵯、"赤い耳のひよどり"

紅羅雲(こうらうん)
红耳鹎・紅耳鵯 (hóng ěr bēi)

学 名Pycnonotus jocosus
目 科 スズメ目ヒヨドリ科
全 長20cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
宝安で 2010.7.30


香港・文天祥公園で 2羽の紅羅雲 2010.9.30


香港・乾山の登山道で 2009.10.2


マンションで 2010.12.22


暑くなったのか、水に飛び込んだあと水辺に上がって羽根をふるわせて水分を切っています。

マンションで 2010.5.12

●白頭(しろがしら) ★白头鹎

●白頭(しろがしら) ★白头鹎

白い頭をしているからシロガシラ、目の縁が白いからメジロ。ほんとに鳥の名前ってわかりやすくていいですね。見たまんま。親しみが持てます。

能楽で老人や鬼などに用いられる白髪のかつらを白頭(しろがしら)といい、黒髪より格の高い役となるのだそうです。なるほどかつらに見えないことはないですね。

日本には沖縄あたりへ行かないとなかなか見られないそうですが、深圳、香港では普通によく見かける鳥です。

中国名は白頭鵯、"白い頭のひよどり"です

白頭(しろがしら)
白头鹎・白頭鵯 (bái tóu bēi)

学 名Pycnonotus sinensis
目 科スズメ目ヒヨドリ科
全 長18-19cm
渡 り春過 秋過 冬鳥 留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)






●首輪椋鳥(くびわむくどり) ★黑领椋鸟と木棉(きわた)の花

●首輪椋鳥(くびわむくどり) ★黑领椋鸟

長く名前を知りませんでした。香港湿地公園で野鳥の一覧を見てやっと知りました。深圳、香港ではよく目にする鳥です。
特になぜか筆架山公園でよくお目にかかります。

中国名は"黑领椋鸟"、黒い襟のむくどりです。英語名は"Black-collared Starling"、やっぱり黒い襟のむくどり。中国語の直訳が英語名なのか、またはその逆?

首輪椋鳥(くびわむくどり)
黑领椋鸟・黑領椋鳥 (hēi lǐng liáng niǎo)

学 名Sturnus nigricollis
目 科スズメ目ムクドリ科
全 長28cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
たそがれの筆架山で
夕暮れ近い筆架山。木立の間の野原にたくさんの首輪椋鳥(クビワムクドリ)がたむろしていました。こんなにたくさんたむろしてるのを見るのは初めてです。群れて地上で餌をとるとか。
抜き足差し足、すこしずつ近づきながら望遠で撮影していきました。近づきすぎると一斉に飛び立っていくのはわかってますので・・・
と、とある人が入り込んで来たので飛び立っていってしまいました・・残念。でも写真はかなりの枚数を撮影。
餌をとっているのでしょう


捕獲





たぶん初めて見た頃の首輪椋鳥。まだ名前を知らなかった頃の撮影です





咲き始めたマンゴの花
12月に入って街路樹のマンゴに花が咲き始めたな、と思っているうちに今年も一年が過ぎました。


頬白白鶺鴒で今年の最後を締めくくります。

●頬白白鶺鴒(ほおじろはくせきれい) ★白鹡鸰普通亚种

●頬白白鶺鴒(ほおじろはくせきれい) ★白鹡鸰普通亚种

地上を進むとき、両足をそろえてぴょんぴょんと跳ぶ小鳥も多いのですが、この頬白白鶺鴒は片足ずつ、ふつうに歩きます。が、めちゃくちゃ早い。ちょこちょこちょこちょこと走ります。その姿がかわいい。
こうして写真をまとめてみると愛嬌のある表情をしているように見えます。個人的には好きですね。
歩いていると急に目の前に飛び降りてきてきょろきょろ何かを観察しているように見えます。結構よく見る鳥です。

中国名は"ハクセキレイ普通亜種"となっています。普通はハクセキレイと区別しないのでしょうかね。なんか学問的な名前に聞こえます。香港のサイトなどには"白面ハクセキレイ"と書いているサイトもありました。
名前と一緒に細かい特性が書いてありました。体長約18cm、翼開長31cm、体重23g、寿命10年。
日本のサイトでは全長21cmとなって紅羅雲より大きいのですがこちらでは紅羅雲より大きい頬白白鶺鴒をまだ見たことがないので18cmを採用しました。

それにしてもこれも和名と同じ白鶺鴒。和名はここからきたのでしょうか。

頬白白鶺鴒(ほおじろはくせきれい)
白鹡鸰・白鶺鴒 (bái jí líng)

学 名Motacilla alba leucopsis
目 科スズメ目セキレイ科
全 長21cm
渡 り春過 秋過 冬鳥 留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)




ゴーイング・マイウエイ 走る走る






●四季鳥(しきちょう) ★鹊鸲 [♂]

●四季鳥(しきちょう) ★鹊鸲

まだ鳥の名前など全く知らなかった頃、深圳に住む中国人に深圳でいつもよく見る鳥を指さして名前を尋ねました。彼女は「喜鵲」と応え、七夕に織り姫と彦星との間に喜鵲が集まって架け橋をつくる、というきれいな話をしてくれました。調べてみると和名は鵲(かささぎ)。以来ずっとこの鳥を鵲と思っていました・・・

ある時、よく調べてみると写真の雰囲気は似ているものの、鵲は全長45cmと書いてあり、全く違う鳥と勘違いしていたと気づきました。あらためて調べてみるとどうやら四季鳥(しきちょう)だと知れました。

日本でのすずめみたいに深圳、香港で一番よく目にする鳥です。雄と雌で色が少し違います。

中国名は「鹊鸲」。「鸲」は九官鳥のこと。 かささぎの「喜鵲」と両方とも「鵲」の字が入ります。

四季鳥(しきちょう)
鹊鸲・鵲鴝 (què qú)

学 名Copsychus saularis
目 科スズメ目ヒタキ科
全 長21cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
四季鳥 ♂雄です


四季鳥 ♀雌 胸から背中にかけての色が薄くて光沢がありません


四季鳥 幼鳥




幼鳥 若鳥 成鳥

幼鳥 孵化後、羽毛 が生えそろってから、一回目の 換羽 までの時期
若鳥 一回目の 換羽 以後、成鳥羽になるまでの時期の鳥
成鳥 成長により羽色に変化の起こらない年齢に達した鳥

とのことです
→ 
●目白(メジロ) ★绿绣眼 - 飛翔

一番最初に撮影したメジロです

●目白(めじろ) ★绿绣眼

深圳市街で木々を飛び回る小さい鳥が見えればまず間違いなく目白(めじろ)です。ただ、あちこち忙しく飛び回る上、すぐに木陰に身を隠しますので写真に撮ってみないとはっきり確認できないことが多いのですが。

初めて見たのはマンションで。木々を忙しく飛び回る小さな鳥がいました。カメラで追いかけ回してやっと撮影。見ると目の周りが白い。もしかしてこれめじろ?と思い写真を確認してみると目白でした。

中国名は「绿绣眼」。緑の刺繍の目です。
英語名は Japanese White-eye 日本語そのまま。でもeyesではないの?

目白(めじろ)
绿绣眼・緑繡眼 (lǜ xiù yǎn)

学 名Zosterops japonica
目 科スズメ目メジロ科
全 長12cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)






果実をついばむ


黄昏の筆架山公園で  「つがい」かな


●便追(びんずい) ★树鹨

●便追(びんずい) ★树鹨

いつものように裏山を登っていたとき、木のわずかな隙間に鳥らしいものが見えました。小さいのでメジロかなっと思って望遠で見てみると違う鳥でした。どこかへ行かないうちに急いで10枚ほど撮影。
帰って調べてみるとどこかのブログだかに載っているのを見て名前がわかりました。
ほかに写真を調べているとすでに2010年の1月に塘朗山頂で撮影していました。ピントも甘いですが光量が少なくてブレも大きくいい写真が・・

中国名は「树鹨 」

便追(びんずい)
树鹨・樹鷚 (shù liù)

学 名Anthus hodgsoni
目 科スズメ目セキレイ科
全 長15cm
渡 り春過 秋過 冬鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)




●大鷺(だいさぎ) ★大白鹭

●大鷺(だいさぎ) ★大白鹭

香港・馬鞍山初登山の帰り、西貢の海へ寄ったとき、珍しい海上の市を見ているとふと大きな鳥が目につきました。海鳥であまり興味をそそられることもなく写真だけを撮影。

帰ってから一応名前をチェック。どうやら白サギのようでした。その後詳しく調べていくと白サギには大鷺(だいさぎ)、中鷺(ちゅうさぎ)、小鷺(こさぎ)、そして亜種とかあるようでちょっと驚き。(まあ鳥についても何も知りませんので・・)

大きさで大、中、小鷺と分けられているようです。3種並べればわかるが1羽だけを見るとなかなかわからないといいます。
大鷺と中鷺は口角で決めるとのことで今回の写真を見ると大鷺に見えましたが自信もなく、野鳥のBBSに照会してコメントをもらい大鷺と同定するに至りました。

中国名は大白鹭 。

大鷺(だいさぎ)
大白鹭・大白鷺 (dà bái lù)

学 名Ardea alba
目 科コウノトリ目サギ科
全 長90cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)


香港湿地公園に飛んできた大鷺


●赤頭鷺(アカガシラサギ) ★池鹭

●赤頭鷺 ★池鹭


6月になぜか冬羽の赤頭鷺
6月の仙湖植物園の水生植物区で水鳥がいると思ってシャッターを。
調べてみると「赤頭鷺(あかがしらさぎ)」という名。首の短いこの鳥がしらさぎという名前が付いているとは。ほかの写真を見てみると首を伸ばしているのがありました。なるほど。

さるすべり園でも大きな鳥がいましたがこれが冬羽をした赤頭鷺のようでした。どうして6月の仙湖植物園に冬羽の赤頭鷺が?赤頭鷺ではないのかな?




筆架山公園・湖区
そして1月の筆架山公園の湖区を通ると冬羽になった赤頭鷺の群れがたむろしていました。3mぐらいまで近づいても逃げませんでしたので大きく撮影することができました。

湖区で見ていると中国名の「池鷺」という名前に納得。

赤頭鷺(あかがしらさぎ)
池鹭・池鷺 (chí lù)

学 名Ardeola bacchus
目 科コウノトリ目サギ科
全 長45cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)




筆架山公園の1月 冬羽です


冬羽で飛ぶ


●山鵲(さんじゃく) ★红嘴蓝鹊 尾がすごく長いです

●山鵲(サンジャク) ★红嘴蓝鹊 - 筆架山公園


ピンぼけの山鵲
この日曜日、1月9日の筆架山公園。
赤頭鷺の冬羽を存分に見た後、山頂に登り下山してくるととある木に目白(めじろ)の群れが飛び回っていました。

しばらくのんびりしてみようと思って立ち止まって見ていると遠くの木の茂みに大きい鳥がとまるのが見えました。青い色のきれいな鳥。初めて見る鳥なのでカメラで追ってみましたがすぐにどこかへ。

目をこらして方々探すと下の方の水たまりに数羽が。あわててシャッターを・・でも前の葉がじゃまをしてピントが合わないうち人がそばを通って・・ しばらく待ってみましたが無駄に終わりました。

調べてみると名前を山鵲(さんじゃく)といい、カラスの仲間だとのこと。カラスというと全身真っ黒のイメージがありますが何ともきれいな彩りでした。
日本にはいないそうです。この次は必ず・・今回はこの写真で我慢を・・

縁起物のようで鳳凰のように装飾彫刻としての題材になったようです。
中国名では「紅嘴藍鵲」。赤いくちばしの青いかささぎ。なるほど、そのまんま。英語名は「Red-billed Blue Pie」で中国名そのまんま。

山鵲(さんじゃく)
红嘴蓝鹊・紅嘴藍鵲 (hóng zuǐ lán què)
蓝喜鹊・藍喜鵲 (lán xǐ què)

学 名Urocissa erythrorhyncha
目 科スズメ目カラス科
全 長65cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
●鹿子鳩(かのこばと) ★珠颈斑鸠
おーー寒い!!

TV画面の注意報がオレンジ色に・・
今日(2011.1.12)の深圳、最低気温が3度台になったようです。明け方の方が気温が高くて(4度台)、じわじわと下がって8時ぐらいに3.6度になってました。高度100mで0.6度下がるというから944mの梧桐山頂は氷点下だったのかな・・
昼も気温が上がらず7度止まり。とにかく冬みたいに寒い!

いつもは黄色の寒冷注意報ですが今日は気温が5度以下を示すオレンジ色になっていました。
今週は日曜日に最高気温が15度以上あったのに・・・
こたつだけでは足らず、部屋を閉め切ってエアコンも作動。

●鹿子鳩(かのこばと) ★珠颈斑鸠


奈良公園の雉鳩(きじばと) 2010.7.6.
初めて鹿子鳩を見たのは2009年6月、香港国際空港を対岸に見る香港・屯門の海岸でした。

形はどう見ても鳩。何か模様がついているので写真を撮って調べてみたら候補に挙がったのは雉鳩(きじばと)。
でもどことなく違う。もう少し調べてみると同じような感じの鹿子鳩がありました。

後にもあちこちで見ましたが全部鹿子鳩、雉鳩ではありません。名前がきれいなのでいつか雉鳩を見たいものだと思っていたら奈良へ帰省したとき奈良公園であっけなく出会うことができました。日本は雉鳩が多いのかなあ。


鹿子鳩(かのこばと)
珠颈斑鸠・珠頸斑鳩 (zhū jǐng bān jiū)
斑颈鸠・斑頸鳩 (bān jǐng jiū)

学 名Streptopelia chinensis
目 科ハト目ハト科
全 長30cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)




深圳湾の鹿子鳩


●腰白鵯(こしじろひよどり) ★白喉红臀鹎 - 香港湿地公園
筆架山公園へ行った前日、1月8日に香港湿地公園に行ってました。
ここは水鳥を観察、特大の望遠レンズをつけたカメラで撮影する人が多く私のような貧弱なカメラで写真を撮っている人は少ない・・
鳥も撮影されるのに慣れているのか、少々近づいてもそんなに警戒することがないようなので撮影は比較的容易です。
で、初めて見る鳥たちをたくさん撮影することができました。

ついでに香港湿地公園の売店で香港の鳥と植物の小冊子を買いました。名前を調べるのに日本のサイトだけではしんどいので・・・

腰白鵯(こしじろひよどり)/白喉红臀鹎

腰白鵯(こしじろひよどり)/白喉红臀鹎 - 香港湿地公園

紅羅雲(こうらうん)と同じヒヨドリの仲間です。特にしっぽのオレンジ色はそっくり。飛んでいるのを見るとこのオレンジ色が目について一見、紅羅雲と勘違いしてしまいます。おそらく過去に紅羅雲と勘違いして写真を撮らなかったことも甥のでは、と思いました。紅羅雲に比べて冠羽がすごく短い。

紅羅雲の中国名は「紅耳鵯」、赤い耳のヒヨドリですが、この腰白鵯は「白喉紅臀鵯」、白いのど、赤いおしりのヒヨドリです。

腰白鵯(こしじろひよどり)
白喉红臀鹎・白喉紅臀鵯 (bái hóu hóng tún bēi)

学 名Pycnonotus aurigaster
目 科スズメ目ヒヨドリ科
全 長20cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
側面から見るのに比べて正面から見るととてもほっそりした顔に見えます。飛んでいるときの風の影響を減らすためなのでしょうか






裏山の山麓にもいました。この写真は紅羅雲と思って撮影、帰って見たら紅羅雲ではありませんでした。

●高砂百舌(たかさごもず) ★棕背伯劳

●高砂百舌(たかさごもず) ★棕背伯劳

これも香港湿地公園で初めて見かけた鳥。
百舌(もず)は雌雄姿が違うのに対して高砂百舌は雌雄同じで百舌よりも大きく日本では珍しい鳥だとのこと。
全長の25cmというのは見た目よりも大いような気もしますがしっぽが長いのか・・・

中国名は「棕背伯劳」、シュロの背のモズです。

高砂百舌(たかさごもず)
棕背伯劳・棕背伯勞 (zōng bèi bó láo)

学 名Lanius schach
目 科スズメ目モズ科
全 長25cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
獲物をくわえた高砂百舌






●尉鶲(じょうびたき)♀ ★北红尾鸲

●尉鶲(じょうびたき) ★北红尾鸲 - 香港湿地公園

1月8日香港湿地公園の最後は尉鶲(じょうびたき)の雌です。腰白鵯(こしじろひよどり)、高砂百舌(たかさごもず)、そしてこの尉鶲(じょうびたき)と全部同じ場所での撮影でした。
目がかわいい。
本の写真を見ると雄がきれいなようです。機会があれば撮りたいもの。

尉鶲(じょうびたき)
北红尾鸲・北紅尾鴝 (běi hóng wěi qú)

学 名Phoenicurus auroreus
目 科スズメ目ヒタキ科
全 長15cm
渡 り冬鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)
撮影の時は鳥ばかり見ていたのですが、とげだらけのようなこの木は・・・






●鵲(カササギ) ★喜鹊 - 仙湖植物園で

●鵲(カササギ) ★喜鹊 - 仙湖植物園で

顔だけを見るとなるほどカラスの仲間、と思いますね。
この鵲(かささぎ)とか山鵲(さんじゃく)を見ているとなんか青がきれいなのが本筋で、カラスのように全身真っ黒なのは科の中の特殊な種類に見えてしまいます。

北半球の広い地域に分布しますが日本では有明海周辺の狭い範囲に生息。そのため生息地を定めた国の天然記念物に指定されているとのことで、佐賀県の県鳥に指定されています。
→  佐賀県HP かささぎ 
そうなると「1592年から始まった朝鮮出兵で豊臣秀吉が持ち帰った」という説が出ても不思議ではないかな。

中国では「喜鵲」と呼ばれ幸運と幸せのシンボルのようです。
七夕に世の中すべての鵲は天の川に飛んで一条の鵲の橋を架けて牽牛と織姫が出会う、という伝説があります。
で、鵲は男女を取り持つ鳥ということに。

鵲(かささぎ)
喜鹊・喜鵲 (xǐ què)

学 名Pica pica
目 科スズメ目カラス科
全 長45cm
渡 り留鳥
観察期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)






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