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毎日うっとうしい日の続く深圳です。気分を変えて暑いお話を。

ラハイナヌーン深圳・香港・台湾高雄 2013 - 太陽が真上から照らす日

ラハイナヌーン Lahaina Noon
北半球では正午には太陽が正中(南中)し基本的に太陽は真南にあり真北に影ができます。日本ならどこでも同じです。でも地軸が太陽に対して傾いているため日本からどんどん南へ行くと少しずつ太陽が北に寄ってついには北半球でも時期によって北から太陽が照らすようになる地域があります。北回帰線の南側です。

日本より南にある深圳、香港では1年の内1ヶ月ほど太陽が北に正中する時があります。真北に太陽がいて真南に影ができるのです。一番北になるのは夏至の正午で10mの柱があると真南に15cmほどの影ができます。
そしてその前後の2度、太陽が南から北へ、北から南へ変わる境目で太陽が頭上真上に正中する時があります。

このときは電柱のようにまっすぐ立っているものは影ができません。日差しが強い上に陰がないという過酷な時。
ハワイではこれをラハイナ・ヌーンと名付けてちょっとした観光になっています。
まあ厳密には太陽高度が正確に90度になる日がラハイナヌーンな訳ですが実際はそういうわけにいかないので太陽高度が一番90度に近い日をラハイナヌーンと呼ぶわけで日が多少前後しても現象を楽しむことができます。

でもまあこれは地軸が太陽に対して傾いているため赤道付近(回帰線から赤道の間)ではどこでも起こるわけで深圳、香港でもラハイナヌーンがあります。この時期が今年ももうすぐやってきます。

華南、台湾版ラハイナヌーン
華南、台湾はハワイよりも少し北になりますので太陽が北に正中する期間は多少短いながらも現象は全く同じ。
台湾は南部でおこります。今回から台湾高雄の日程を追加しました。
北限は広州白雲空港北側あたりです。それより北ではラハイナヌーンはおこりません。

2011年6月5日、深圳のラハイナヌーン 12時22分に街灯の柱の陰がなくなっています。


ラハイナヌーンの過去記事 → ラハイナヌーン


2013年深圳・香港・広州・東莞・台湾高雄版のラハイナ・ヌーン日程
時刻がちょうど12時でないのは経度による時差の原因と地球の太陽をまわる軌道が完全な円軌道ではなくわずかな楕円軌道によるものの誤差です。楕円軌道による誤差は最大で15分程度。
高雄駅はほぼ東経120度、したがって時差がほとんどなくほぼ12時に正中します。


《余談》 地球の公転スピードと自転スピード
余談ですが計算してみました。地球と太陽の距離は1億4960万km。したがって地球が太陽を1年でまわる距離はほぼ9億4000万km。これは時速10万km以上で地球が太陽の周りを回っていると言うことに。

地球の赤道方向の直径は1万2756kmで円周はほぼ4万km。まあ最初に1mは北極から赤道までの距離の1000万分の1として定められましたからまあ1周4万kmとなるわけですが。
で24時間かけて自転するわけなので赤道では時速1670kmで回転していることになります。これは音速よりも速い!

で緯度が高くなると1周が短くなるので回転速度も遅くなりますので人工衛星の打ち上げは地球の自転速度を利用するために南へ南へと種子島に。

華南版ラハイナヌーンⅡ Lahaina Noon 2013 (2013.7.7)

今年もこの日です。太陽が真上から照らずラハイナヌーン・・・  → ラハイナヌーンとは
夏至の前後にこの現象が起こります。
夏至前6月5日のラハイナヌーンは天気に恵まれず残念でしたが夏至あとの今日はばっちりでした。12時28分(でもこのあと少し曇りましたが・・)
今日が太陽高度が一番高い日なのですが数日はこの現象を楽しめますので興味ある方は12時28分に観察してみてください。
明日は香港元朗の緯度で、さらに南では明後日以後に。









2014-01-01  カテゴリ: 期間記事

謹賀新年2014



明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

平成26年 ( 2014年 ) 甲午元旦






深圳中心部遠望





タグ: 謹賀新年
2014-01-01 コメント(12)

中国・香港カレンダー2014年



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2015年 (休日未定)




陰暦(旧暦)について
陰暦(旧暦)  - (★农历・農暦、 Lunisolar Calendar
陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
  1. 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日は満月になります。
  2. 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月がほぼ交互に繰り返されます。
  3. したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます(純太陰暦)。で、およそ3年に一度、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
    陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。
  4. 2014年は13ヶ月の閏年にあたり西暦10月24日から2回目の陰暦9月(閏9月)が始まります。
「立春」とか「大寒」などは1年365日を何時何分の単位で正確に24等分(*)した時刻を含む日で二十四節気と言い太陽の運行を測定したもので太陽暦に属します。  ( 24等分には定気法と平気法があります)
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。

二十四節気 2014年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
  1. 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を24等分した分割点を含む日で12の節気と12の中気を含みます。
  2. 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
    たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・
  3. 今年(2014年)の10月24日からの閏9月は中気が含まれていないので閏月になっています。
  4. 日本と中国では時差のため日がずれることがありますが2014年は日本も中国も同じです。
は日本名 / こよみ
節気 中気
小寒 1月5日 大寒 (陰暦12月) 1月20日
立春 2月4日 雨水 (陰暦1月) 2月19日
惊蛰 (啓蟄 ) 3月6日 春分 (陰暦2月) 3月21日
清明 4月5日 谷雨 (陰暦3月)(穀雨) 4月20日
立夏 5月5日 小満 (陰暦4月) 5月21日
芒种 (芒種) 6月6日 夏至 (陰暦5月) 6月21日
小暑 7月7日 大暑 (陰暦6月) 7月23日
立秋 8月7日 処暑 (陰暦7月) 8月23日
白露 9月8日 秋分 (陰暦8月) 9月23日
寒露 10月8日 霜降 (陰暦9月) 10月23日
立冬 11月7日 小雪 (陰暦10月) 11月22日
大雪 12月7日 冬至 (陰暦11月) 12月22日


中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。


西暦(グレゴリオ暦)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定するもので、陰暦から発生して紀元前45年に定められたユリウス暦に閏年の調整を正確にして16世紀に定められたものです。
ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。(ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー)

もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日としましたが調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。

3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 January ラテン語Januarius Janus神の月
2月 February ラテン語Februarius 厄払いの儀式の月
3月 March ラテン語Martius 軍神 Marsの月
4月 April ラテン語Aprilis アフロディテの月
5月 May ラテン語Maius Maia (繁殖・成長の女神の名)の月
6月 June ラテン語Junius Junoの月

2015.3.15更新

2014-01-31  カテゴリ: 期間記事

春節快楽2014

春節快楽!

お正月です。
春節第一日目、今年は筆架山へ行きました(写真)。能見度(●視程)は冬にすれば良好、15km。バックに香港の山が見えていました。気温も非常に高く最高気温は地域によっては27度ぐらいまで上がったようです。
天気予報の明日の予報は17 - 26度と高温が続くようです。

木蓮の花も咲いていました
タグ: 春節快楽
2014-01-31 コメント(2)

ラハイナヌーン深圳・香港・台湾高雄 2014 - 太陽が真上から照らす日

華南版ラハイナヌーン Lahaina Noon
今年もこの時期がやってきました。
北半球で夏至の日に太陽が北に正中するこの地方では夏至前後の2度、太陽が頭上真上に正中する日があります。ハワイでは公募でこれをラハイナヌーンと名付けました。
深圳、香港でもこの現象は起こります。そしてその季節がやってきました。深圳、香港あたりでは6月5日前後と7月7日前後にこの現象があります。
北へ行くとこの現象はなくなりますが北限は広州白雲空港北側あたりです。それより北ではラハイナヌーンはおこりません。

ラハイナヌーンとは → ラハイナヌーン

2011年6月5日、深圳のラハイナヌーン 12時22分に街灯の柱の陰がなくなっています。
 

2014年深圳・香港・広州・東莞・台湾高雄版のラハイナ・ヌーン日程
正確には正中高度が正確に90度(垂直)でなければなりませんがそううまくはいかないので90度に一番近い日をラハイナヌーンとしています。ですので日は少しずれても雰囲気を味わえますが時刻は正確に。
北限近くにある広州では夏至付近で1週間程度は雰囲気があるかも。
ラハイナヌーンの過去記事 → ラハイナヌーン

中国・香港カレンダー2015年



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左のブログメニューの「2015年全年」をクリックしても原寸がでます。




陰暦(旧暦)について
陰暦(旧暦)  - (★农历・農暦、 Lunisolar Calendar
陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
  1. 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日は満月になります。
  2. 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月を交互に繰り返します。
  3. したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます(純太陰暦)。で、およそ3年に一度、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
    陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。
  4. 2015年は閏年ではありません。1年12ヶ月です。
「立春」とか「大寒」などは1年365日を何時何分の単位で正確に24等分(*)した時刻を含む日で二十四節気と言い太陽の運行を測定したもので太陽暦に属します。  ( 24等分には定気法と平気法があります)
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。


二十四節気 2015年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
  1. 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を太陽の運行に合わせて24等分したもので12の節気と12の中気を含みます。
  2. 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
    たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・
  3. 日本と中国では時差のため日がずれることがあります。
    2015年の「小雪」は中国北京時間11月22日23時25分ですが日本では日本標準時(明石)11月23日0時25分になります。
は日本名 / こよみ
節気 中気
小寒 1月6日 大寒(陰暦12月) 1月20日
立春 2月4日 雨水(陰暦1月) 2月19日
惊蛰 (啓蟄) 3月6日 春分(陰暦2月) 3月21日
清明 4月5日 谷雨 (穀雨)(陰暦3月) 4月20日
立夏 5月6日 小満(陰暦4月) 5月21日
芒种 (芒種) 6月6日 夏至(陰暦5月) 6月22日
小暑 7月7日 大暑(陰暦6月) 7月23日
立秋 8月8日 処暑(陰暦7月) 8月23日
白露 9月8日 秋分(陰暦8月) 9月23日
寒露 10月8日 霜降(陰暦9月) 10月24日
立冬 11月8日 小雪(陰暦10月) 11月22日(11月23日)
大雪 12月7日 冬至(陰暦11月) 12月22日


中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。


西暦(グレゴリオ暦)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定するもので、陰暦から発生して紀元前45年に定められたユリウス暦に閏年の調整を正確にして16世紀に定められたものです。
ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。(ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー)

もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日としましたが調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。

3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 January ラテン語Januarius Janus神の月
2月 February ラテン語Februarius 厄払いの儀式の月
3月 March ラテン語Martius 軍神 Marsの月
4月 April ラテン語Aprilis アフロディテの月
5月 May ラテン語Maius Maia (繁殖・成長の女神の名)の月
6月 June ラテン語Junius Junoの月

2015.3.15更新

2015-01-01  カテゴリ: 期間記事

謹賀新年2015



明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

平成27年 ( 2015年 ) 乙未元旦






中山市





タグ: 謹賀新年
2015-01-01 コメント(5)

春節快楽! 乙未年  2015

初めて中山での春節です。今年は半ばから内装工事で忙しくなります。早く引っ越したいですね。
タグ: 春節快楽
2015-02-19 コメント(0)

ラハイナヌーン珠江デルタ版2015 - 太陽が真上から照らす日

珠江デルタのラハイナヌーン(Lahaina Noon) 2015
  (中山・深圳・香港 広州・東莞・恵州・マカオ・珠海)


天気の良くない日が続いて気温もそんなに上がりませんが太陽がでるとすぐに暑い夏の日になるでしょう。
で、今年もこの季節。6月、7月は珠江デルタ(珠三角)ラハイナヌーンのシーズンです。太陽が頭上真上、天頂を通過する季節。夏至(6月22日)前後の二度訪れます。

ラハイナヌーン
普通、太陽は北半球では南にあり、南半球では北にあります。
日本ではごく一部の島を除いていつでもどこでも太陽は南にいますが、どんどん南へ行くと北半球でも太陽が北にいる時のある地域があります。北緯23.4度から赤道までの間の地域で、中国・珠江デルタ地域では広州白雲国際空港あたりの緯度を北限とした地域です。一番北になるのは夏至。したがって太陽が南から北に移動する途中で太陽が頭上真上を通過する時があるのです。ハワイでは公募でこれをラハイナヌーンと名付けていますのでこの名前を拝借。

完全な意味でのラハイナヌーンは正中した時の太陽高度が正確に90度でなければなりませんがそううまくはいきませんので90度に最も近い日をラハイナヌーンとしています。


夏至の日に垂直に立った10mの柱があれば真南に15cmの影ができます

で、珠江デルタ地域では夏至をはさんで6月5日前後と7月7日前後の2度、にこの現象が起こります。
夏至前のラハイナヌーンは6月1日あたりから順次北へ。

ラハイナヌーンとは → ラハイナヌーン

2011年6月5日、深圳のラハイナヌーン 12時22分に街灯の柱の陰がなくなっています。
 


ラハイナヌーン(Lahaina Noon)2015
珠江デルタ版日程(中山・深圳・香港 広州・東莞・恵州・マカオ/★澳門・珠海) 
始めのラハイナヌーンまであと1週間ほどありますがほとんど太陽は真上なので今でも正中時刻(12時20分ごろ)に太陽があれば影を見てください。雰囲気は味わえます。
北限近くにある広州では夏至付近で1週間あまり雰囲気があるでしょう。
ラハイナヌーンの過去記事 → ラハイナヌーン

中国・香港カレンダー2016年



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陰暦(旧暦)について
陰暦(旧暦)  - (★农历・農暦、 Lunisolar Calendar
陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
  1. 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日は満月になります。
  2. 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月がほぼ交互に繰り返されます。
  3. したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます(純太陰暦)。で、およそ3年に一度、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
    陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。
  4. 2016年は閏月がありませんので1年12ヶ月です。
「立春」とか「大寒」などは1年365日を何時何分の単位で正確に24等分(*)した時刻を含む日で二十四節気と言い太陽の運行を測定したもので太陽暦に属します。  ( 24等分には定気法と平気法があります)
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。


二十四節気 2016年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
  1. 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を24等分した分割点を含む日で12の節気と12の中気を含みます。
  2. 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
    たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・
  3. 日本と中国では時差のため日がずれることがあります。2016年は2つ、大寒:中国北京時間1月20日23時27分、日本標準時(明石)1月21日0時27分、そして穀雨:中国4月19日23時29分、日本4月20日0時29分。
  4. 二十四節気は太陽暦ですが天体観測で日を決めていますので西暦よりも正確な日だと言えるでしょう。
は日本名 / こよみ
節気 黄経 中気 黄経
小寒 1月6日
285°
大寒(太陰太陽暦12月) 1月20日(21日)
300°
立春 2月4日
315°
雨水(太陰太陽暦1月) 2月19日
330°
惊蛰 (啓蟄) 3月5日
345°
春分(太陰太陽暦2月) 3月20日
清明 4月4日
15°
谷雨 (穀雨)(太陰太陽暦3月) 4月19日(20日)
30°
立夏 5月5日
45°
小満(太陰太陽暦4月) 5月20日
60°
芒种 (芒種) 6月5日
75°
夏至(太陰太陽暦5月) 6月21日
90°
小暑 7月7日
105°
大暑(太陰太陽暦6月) 7月22日
120°
立秋 8月7日
135°
処暑(太陰太陽暦7月) 8月23日
150°
白露 9月7日
165°
秋分(太陰太陽暦8月) 9月22日
180°
寒露 10月8日
195°
霜降(太陰太陽暦9月) 10月23日
210°
立冬 11月7日
225°
小雪(太陰太陽暦10月) 11月22日
240°
大雪 12月7日
255°
冬至(太陰太陽暦11月) 12月21日
270°

春節の日の変動
毎年日が変わる春節ですがどれくらい日がずれるのかと言うことですが・・
春節は太陰太陽暦の一月一日ですが一月となるためにはその月に二十四節気の雨水が含まれていなければなりません。雨水はグレゴリオ歴(西暦)で2月19日ごろ、仮に2月19日とすると一番遅い春節はグ歴2月19日となります。2月19日が太陰太陽暦の一月末、一月三十日だとすると一月一日はグ歴の1月21日となります。
したがって春節の日は グ歴1月21日から2月19日の間を変動することになります。


中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。


西暦(グレゴリオ暦)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定するもので、陰暦から発生して紀元前45年に定められたユリウス暦に閏年の調整を正確にして16世紀に定められたものです。
ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。(ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー)

もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日としましたが調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。

3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 January ラテン語Januarius Janus神の月
2月 February ラテン語Februarius 厄払いの儀式の月
3月 March ラテン語Martius 軍神 Marsの月
4月 April ラテン語Aprilis アフロディテの月
5月 May ラテン語Maius Maia (繁殖・成長の女神の名)の月
6月 June ラテン語Junius Junoの月

2016-01-01  カテゴリ: 期間記事

謹賀新年2016



明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

平成28年 ( 2016年 ) 丙申元旦






中山市樹木園から市街を展望





タグ: 謹賀新年
2016-01-01 コメント(4)

ラハイナヌーン(Lahaina Noon)珠江デルタ版2016

今年もまたこのシーズンがやって来たというのに今年は5月に入っても今なおうっとうしい天気で太陽とは縁の薄い日々です。
6月、7月の華南、珠江デルタ(珠三角)はラハイナヌーンのシーズンです。太陽が頭上真上、天頂を通過する季節。夏至(今年2016年は6月21日)前後の二度訪れます。


ラハイナヌーン(Lahaina Noon)2016
珠江デルタ版日程(中山・深圳・香港 広州・東莞・恵州・マカオ/★澳門・珠海) 
奈良の夏至での情報も載せました。日本で一番太陽が高くなるのは夏至ですが奈良では夏至の太陽高度は78.75度。今年、中山では4月19日にこの太陽高度になりました。

ラハイナヌーンの過去記事 → ラハイナヌーン




ラハイナヌーン (Lahaina Noon)
普通、太陽は北半球では南にあり、南半球では北にあります。
日本は北半球にありますので太陽は南を通過しますが、日本を離れてどんどん南へ行くと地軸が傾いているので北半球でも太陽が北を通過することのある地域があります。北緯23.4度から赤道までの間の地域で、中国・珠江デルタ地域では広州白雲国際空港あたりの緯度を北限とした地域です。一番北になるのは夏至で正中した太陽は北にあります。中山、深圳など、10mの柱があれば真南に15cmほどの影ができます。

したがって太陽が南から北に移動する途中で太陽が頭上真上を通過する時があるのです。ハワイでは公募でこれをラハイナヌーンと名付けていますのでこの名前を拝借。
完全な意味でのラハイナヌーンは正中した時の太陽高度が正確に90度でなければなりませんがそううまくはいきませんので90度に最も近い日をラハイナヌーンとしています。


夏至の日に垂直に立った10mの柱があれば真南に15cmの影ができます

で、珠江デルタ地域では夏至をはさんで6月5日前後と7月7日前後の2度、にこの現象が起こります。
夏至前のラハイナヌーンは6月1日あたりから順次北へ。

ラハイナヌーンとは → ラハイナヌーン

2011年6月5日、深圳のラハイナヌーン 12時22分に街灯の柱の陰がなくなっています。
 

中国・香港カレンダー2017年



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陰暦(旧暦)について
陰暦(旧暦)  - (★农历・農暦、 Lunisolar Calendar
陰暦(旧暦)は正確には太陰太陽暦と言い、太陰暦と太陽暦を組み合わせたものです。(太陰=月)
  1. 月(太陰)の満ち欠けで「日」を定めます。月の見えない新月の日を1日(ついたち)としますので15日は満月になります。
  2. 月の満ち欠け周期が29.53日なので基本的に1ヶ月30日の大の月と1ヶ月29日の小の月がほぼ交互に繰り返されます。
  3. したがって陰暦での1年12ヶ月はおよそ354日、太陽暦よりも10日あまり短いので何も調整しないと17年たつと半年ほどずれて8月ごろが冬になってしまいます(純太陰暦)。で、およそ3年に一度、閏月を挿入して1年13ヶ月として季節を調整します(太陰太陽暦)。
    陰暦の場合、閏月のある年を閏年と言います。
  4. 2017年は6月と7月のあいだに閏6月があり1年13ヶ月です。
「立春」とか「大寒」などは1年365日を何時何分の単位で正確に24等分(*)した時刻を含む日で二十四節気と言い太陽の運行を測定したもので太陽暦に属します。  ( 24等分には定気法と平気法があります)
農業はこの太陽暦部分を使います。二百十日とか八十八夜とかは二十四節気の立春(2月4日ごろ)を起算日としています。
中国も香港もこの太陰太陽暦の1月1日の正月(春節)を祝いますので毎年日が変わります。


二十四節気 2017年 (カレンダーに緑地ぬき文字表示)
  1. 「立春」とか「大寒」などでおなじみの二十四節気は太陽暦の1年365日を24等分した分割点を含む日で12の節気と12の中気を含みます。
  2. 陰暦の1ヶ月の中に含まれる中気で月名が決まります。中気を含まない月は閏月になります。
    たとえば大寒のある月は12月、春分のある月は2月とか・・・
  3. 日本と中国では時差のため日がずれることがあります。2017年は2つ、立春:中国北京時間2月3日23時34分、日本標準時(明石)2月4日0時34分、そして大暑:中国7月22日23時15分、日本7月23日0時15分。
  4. 二十四節気は太陽暦ですが天体観測で日を決めていますので西暦よりも正確な日.。
は日本名 / こよみ
節気 黄経 中気 黄経
小寒 1月5日
285°
大寒(太陰太陽暦12月) 1月20日
300°
立春 2月3日(2月4日)
315°
雨水(太陰太陽暦1月) 2月18日
330°
惊蛰 (啓蟄) 3月5日
345°
春分(太陰太陽暦2月) 3月20日
清明 4月4日
15°
谷雨 (穀雨)(太陰太陽暦3月) 4月20日
30°
立夏 5月5日
45°
小満(太陰太陽暦4月) 5月21日
60°
芒种 (芒種) 6月5日
75°
夏至(太陰太陽暦5月) 6月21日
90°
小暑 7月7日
105°
大暑(太陰太陽暦6月) 7月22日(7月23日)
120°
立秋 8月7日
135°
処暑(太陰太陽暦7月) 8月23日
150°
白露 9月7日
165°
秋分(太陰太陽暦8月) 9月23日
180°
寒露 10月8日
195°
霜降(太陰太陽暦9月) 10月23日
210°
立冬 11月7日
225°
小雪(太陰太陽暦10月) 11月22日
240°
大雪 12月7日
255°
冬至(太陰太陽暦11月) 12月22日
270°

春節の日の変動
毎年日が変わる春節ですがどれくらい日がずれるのかと言うことですが・・
春節は太陰太陽暦の一月一日ですが一月となるためにはその月に二十四節気の雨水が含まれていなければなりません。雨水はグレゴリオ歴(西暦)で2月19日ごろ、仮に2月19日とすると一番遅い春節はグ歴2月19日となります。2月19日が太陰太陽暦の一月末、一月三十日だとすると一月一日はグ歴の1月21日となります。
したがって春節の日は グ歴1月21日ごろから2月19日ごろの間を変動することになります。


中国の農暦(★农历)について
1911年(辛亥年)の辛亥革命で清朝が倒れ、1912年から、公用暦は太陽暦となりました。このため、それ以前の太陰太陽暦を総称するものとして「農暦」という言葉が作られました。
一般的には、直近の清の時代(1645年)に制定された「時憲暦」を指しますが、現在の農暦は 休日である春節を決定するため、現代天文学に基づいて、時憲暦のルールで国家管理されています。


西暦(グレゴリオ暦)について
現在一般に使われている西暦(グレゴリオ暦)は太陽暦で一月一日のみ正確に設定するもので、陰暦から発生して紀元前45年に定められたユリウス暦に閏年の調整を正確にして16世紀に定められたものです。
ユリウス暦は4年毎に閏年を設けていましたが1年は365.24日あまりなので4年に1回の閏年では微妙に多いのでさらに正確にして400年に97回の閏年としたのがグレゴリオ暦です。調整により400年の長さ14万6096.88日に対してグレゴリオ暦では14万6097日になります。(ユリウスはユリウス・カエサル、英文名ジュリアス・シ-ザー)

もともと1年は 3月から始まり2月が年の最後でした。ユリウス暦はこれを1月から始まるように変更、奇数月を31日、偶数月を30日としましたが調整月を2月にして2月は29日(閏年は30日)としました。
ユリウスは7月に自分の名前を付けました。さらにシーザーの実質後継者のアウグストゥスは8月に自分の名前つけて大の月(31日)とし、以後の偶数月を大の月、奇数月を小の月としました。このため2月はさらに短くなり28日(閏年は29日)となりました。

3月から始まっていた名残は名前に残っています。9月September、ラテン語では7をseptemと言うそうです。10月Octoberのoctoは8。さらに11月Novemberのnovemは9、12月Decemberのdecemは10。
ちなみに
1月 January ラテン語Januarius Janus神の月
2月 February ラテン語Februarius 厄払いの儀式の月
3月 March ラテン語Martius 軍神 Marsの月
4月 April ラテン語Aprilis アフロディテの月
5月 May ラテン語Maius Maia (繁殖・成長の女神の名)の月
6月 June ラテン語Junius Junoの月

2017-01-01  カテゴリ: 期間記事

謹賀新年2017



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