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2008-10-08  カテゴリ: 香港の山と公園

《香港の山》林村郊野公園大刀屶を行く 初挑戦でのハプニング(1)

香港・林村郊野公園大刀屶566mを行く 初挑戦でのハプニング(1)

2008年 9月 25日
林村郊野公園


大刀屶566mと大帽山
林村郊野公園は香港新界北部、KCR(MTR)鉄路の西側に広がる郊野公園です。深圳市街に最も近い香港の公園で、南部は香港最高峰の大帽山につながっています。
西部の雞公嶺(585m)と東部の大刀屶(566m)、北大刀屶(480m)に分かれています。
「屶」はなたの意味です。何となくなたに見えます。
林村郊野公園登山道から香港と深圳
手前は上水のマンション群、禁区界を経て深圳 地王大厦がくっきり
香港山登り日記(2008.9.25) 林村郊野公園初挑戦のハプニング

香港の山も大帽山、鳳凰山と登って少し馴染みが出てきた。3回目として粉嶺に住んでいた頃、近くに住む香港人の友人が連れて行ってくれた山に登ろうと思った。
ネットや地図で調べるとその山は林村郊野公園にあり最高峰は大刀屶566mということがわかった。羊台山587mのことを考え合わせて1時間あまり、登り下りで3時間というみつもりをする。
台風明けで空もきれい。そんなに困難ではないだろうとショルダーバッグ、短パン、帽子の散歩スタイル。500ccのペットボトルを持ってでかけた。
皇崗口岸から香港に入り粉嶺へ。

林村郊野公園の入り口はKCR(MTR)粉嶺駅西側の派手に彩色されたお廟の横にある。「胡蝶山径」 の道しるべ。12時35分出発。
舗装された急坂を登っていく。懐かしい粉嶺のマンション群が見え隠れする。
石段と整備された道に変わり木立の間から展望が開けてきた。見てみると・・・深圳が見える!すばらしい眺め。感激。

深圳で山に登っての展望は深圳の北から見ることになるので常に逆光になってしまうが香港からだと南から深圳を順光で見ることになるのでよく見える。香港上水、粉嶺、それに辺境禁区(深圳と香港の間に設けられている立ち入り禁止地帯)の緑を前景にして深圳が見渡せる。深圳と香港のコラボレーション風景だ。
再び歩き出すと、同じように歩いている香港人二人連れのおっちゃんが話しかけてきた。毎週よく散歩す るということでいろいろ説明してくれる。ちょうど見えてきた馬鞍山を教えてくれた。「えっ、あれが馬鞍山?きれい・・・」登りたいと思った。
いい人たちだった。

彼らと別れて散歩道のようななだらかな道をゆく。風景は雄大、登山道の整備もきれいで、これが普通の香港の郊野公園なのかなという印象を持つ。大帽山や鳳凰山とはかなり雰囲気が違う。
1時間近く登ったところで「大刀屶7.5km/粉嶺駅3km」の標識。すでに3km歩いた模様。これまでは丁寧だった整備が簡単になってきた。ここらあたりまでが住民の散歩コースということかな。

深圳を出た時は晴で暑かったのだが、だんだん雲が増えてきた。道は木立の中の急な階段に変わる。石段ではなく木で土を仕切って簡単な階段を作っている。視界が開けると深圳と香港のコラボ風景がきれい。ほんとうに来てよかったと思う。

初めての展望台の標識がある。とりあえず見てみようと本道からそれて展望台へ。
「ウオー」
視界が大きく開けてこれまたすばらしい展望。深圳は梧桐山方面しか見えないが香港側は西貢とさっき教えてもらった馬鞍山、それにつづく風景が雄大。大帽山も見えるはずだろうが雲がかかっていてよくわからない。

元の道に戻って5分ほど歩くと北大刀屶という頂上に出た。480m。三角点がある。
次は大刀屶の山頂をめざす。
北大刀屶を過ぎて10分あまり、小さな嶺があった。と・・再び
「ワオー」
木がないので360°の展望が開け、深圳から香港の山なみが雄大に見える。宝物の景色が広がった。

気分よく先へ進む。前方に見える特徴的な山がおそらく大刀屶かなあ。
ちょっと雲行きがおかしいがまあ大丈夫だろう。

つづく

ホームページ    →  林村郊野公園 
香港郊野公園分布図 →  香港郊野公園 
少し登ると深圳が見えました! 左の3つの山は香港、そのうしろは深圳南山
クリックすると1500ピクセルになります



地王大厦



車公廟の招商銀行ビル


おっちゃんが教えてくれた馬鞍山


香港上水と深圳のコラボ風景


登山道というより散歩道


少しずつ登ります


粉嶺


粉嶺から3km地点。これから道は簡単な整備に変わります


傾斜も急になりました




第一の展望台がありました



そしてすぐに北大刀屶の山頂(480m)


山頂からの西貢風景 教えてもらった馬鞍山がきれい。手前はおそらく「太和」の街


展望台を振り返ります


大刀屶(566m)をめざします


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