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2006-08-09  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(12) 日本製 (1996-9-14)

【12】  1996年9月14日 (土)  日本製

今日も少しPower Vantageで遊んだ。
今日はずっと雨が降りっぱなし。小雨程度ならたまにはいいが。傘を買う。30香港ドル。けっこう安い。露天でなら20ドルで売っていたが品質が気になって普通の店で買った。露天のものは「ジャンプ傘」と日本語で書かれていたが袋に書いてあるだけで実にインチキくさい。3段の折りたたみ傘でジャンプ傘というのはおかしい。

それにしても香港は家庭用品、オーディオ、何でも日本製が多い。しかしこちらのものを買うと確かに日本製を買っておく方が安心できることはよくわかる。品質がまるで違う。だから香港製(らしいもの、中国製、その他製かも知れない)のように見えても、訳のわからないカタカナやひらかなの入っている物が多い。日本製みたいだと売れるから?
でもこれだけの製品を作っている日本が、日本人となるとあまり好感度がないような・・・

放映権を獲得して1999年に放映された「GTO」

日本製品がよいのか「もどき」の製品も多く見かけます。
「もどき」のまかり通る分野と「もどき」が極めて少ない分野があるので慣れてくるとポイントが絞れてきます。


香港の100均ショップみたいな店で。『洋服ダシス用』『防虫劑』『安心御用ください』など日本人が見ればすぐ...



コンピュータ街で。デジカメ用リチウム電池。文章は違和感ないですが日本語の字体がヘン。
ただし問題なく使えてます。100香港ドル(1500円)

香港で売られている物を見るとほんとうに日本製の影響力はすごいと思います。先人達が苦労をして品質の日本製というのを浸透させてきた結果だと思います。
香港でもやっぱり一目置かれているなというのは感じることができます。いろいろだまされたとかいう話は別にして、この点、いい思いを感じている人も多いのではないでしょうか。

「アメリカ系の企業で働いていた頃、英語が下手だったために香港人に軽蔑されるのを感じていた」と話してくれた日本人もいました。その人、この頃は香港人にも英語がすごいと言われるようになってました。

辛かった出来事、2000年8月。
友人の香港人に家庭パーティに誘われて行ったことがあります。集まった十数人の内、日本人は僕だけでした。
子供がいたので数少ない広東語で話しかけたりしたのですが、なかなかなついてくれません。そんなときある香港人が教えてくれました。「この子の住んでるところは日本人が多く、彼はいつも日本人の子供にいじめられている」と。

親が子供の前で香港人を軽蔑するようなことを言っているのだろうと想像できるだけに、腹立たしく、辛かったのです。
一生懸命に彼に話しかけたりしている内に、最後の方になると少しうち解けることができたように思えたのがなぐさめでした。

日本人が、中国人、香港人のことをあからさまに軽蔑するような態度をとる光景を何度か見ています。こういう人たちの態度も中国人、香港人に悪い日本人観を植え付けているのかも知れません。

せっかく先人の築き上げてきた信用を台無しにしないためにも、こういう点、まじめに生活したいものです。
「日本製」の話題からちょっと脱線しました・・
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