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2006-12-26  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(50) 中国東莞工場で(第4日) ゲストハウスの水のトラブル・・(1997.1.21)

【50】 1997年1月21日(火) 中国東莞工場で(第4日) ゲストハウス

昨日に引き続きゲストハウス・バスルームの湯が出ない。頭がかゆい。今日の朝は逆に水が出ず熱湯だけが蛇口から出てきたというのに。少し辛い。
しかし、食事や洗濯はこのゲストハウスはいい。洗濯物はかごに入れておけばアイロンがかかってその日の夜にはできているし、3食付きだ。香港へ帰るとあまり自炊する気がおこらなくなってくるのはこのためだ。
これ以前もこれ以後も多くの会社の寮を見てきましたがここほど恵まれた所は知りません。

食事は無料です。普通、食堂は一般社員用と「高級社員」用に別れていて、ある役職以上、それに香港人、日本人は「高級」用を使いますが、この工場は半端でない差がありました。「一般」用は雑然とした社員食堂、「高級」は広々と壁には絵画を配置しています。絵画は安物でしたが、雰囲気を。当時、「一般」食堂は1人あたり1日7元、「高級」は30元の予算でメニューが決まります。7元というと1食2元あまりで献立されるわけです。
役が上がってこの食堂を使用できるようになった中国人は慣れるまでその「豪華」さにおどおどしていた感じがありました。

さらに、ここにはビリヤード室、麻雀室などが食堂に併設されていて使用できるようになっていましてこの2階に宿舎がありました。出向、出張の香港人や日本人はここに泊まります。
(写真:ビリヤードに興じる香港人)

ゲストハウスのベッド

(写真はそれぞれ当時撮影したもの。色あせていたので画像処理をして・・)


私が留まっていた頃、部屋の蛇口から熱湯だけが出てきたり、水しか出なかったりする日が続いていました。対策として車で町に出て散髪屋で洗髪しました。洗髪時には30分程度のあんまをしてくれます。10元。
でもこれはましな方で、別の会社では1週間断水したこともありました。ほんとに当時は水と電気は苦労しました。

この工場でも水塔があってちょっとした塔の先に水槽を取りつけてここに水をためておきます。で、この工場の水は豊富でしたが「温度管理」が悪かったのです。
また、自家発電設備を持っていて、電力が不安定になると自家発電に切り替えられるようになっていました。中国の電圧は220Vですが当時は不安定で平気で30%程度変化するようでした。主な電気器具には普通安定器を通してこれで電圧の変化を朝えていました。

さらにほんの少しの時間の停電も頻繁にあり、パソコンには必ずUPS(無停電電源装置)と呼ばれる装置のバックアップが必要でした。

今の特区内でのオフィスや私の住居はこれらのことが昔話みたいに安定しています。
UPS
電池や発電機を内蔵し、停電時でもしばらくの間コンピュータに電気を供給する装置。ユーザはこの間に安全にシステムを終了することができる。   → IT用語辞典 
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