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2007-03-20  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(72) 東莞工場で シンガポール人技術者 (1997.3.12)

【72】 1997年3月12日(火) 東莞工場で シンガポール人技術者

シンガポール人青年、ユーさんは別機種で問題が出て悩んでいる。彼はカスタマーサイドの技術者で僕にはお客さんの立場だ。

この中国工場は朝鮮族中国人も多く、日本人、香港人も多いので中国語の標準語である普通語、そして広東語、日本語、英語、それに韓国語と5つの言語が飛び交っている。英語は香港人と日本人のメインのコミュニケーション語。中国語の普通語と広東語は日本で言うならば東北語と鹿児島語ほどの差がありほとんど外国語。

このユーさんはこれら5つの言語のうち韓国語をのぞく4つの言葉を話せる。日本人にとっては驚異の技術者である。香港人は英語を話す人が多いし、話せなくても聞いて理解する程度は日本人の比でない感じがする。

やっぱりこちらで思うのは自国語しか話せない人の多い日本は何か特殊な存在のように思える。海に囲まれた島国のなせる「技」か・・・・
ユーさんの話を聞く。彼は責任感も強くまじめそうな印象。いい雰囲気。
香港人に「英語を話せますか?」ときいて「Sorry」と言う返事でも、話せないだけでほとんど理解できているような感じがします。「英語がわからない」と言うレベルは、日本人と香港人では大きな差があるように感じます。
そして中国人が「英語がわからない」と言えばそれは全くわからない、という感じ。同じわからないと言っても国によってレベルが大きく違います。

そういう中国人も中国語の方言を何種類か話せる人は多いし、上達も早い 気がします。中国語の場合、方言はほとんど外国語という印象ですから何種類話せる、と言うことは私にとって何カ国語を話せる、と同じ意味です。日本を離れると語学力に乏しい私は軽い劣等感。

海に囲まれて外国語を話す理由がなかったからこうなのか、それとも民族的に語学力に弱いのか・・・
んー、どうなんでしょうね。
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2007-03-20 コメント(0)

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