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2007-05-02  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(85) 中国工場 寮のボヤ (1997.4.3)

【85】  1997年4月3日(木)  中国工場 寮のボヤ

今日も昨日に続いて散々。

開発部の中国人寮生から、昨日寮でぼやがあったと聞かされる。
火が出ているのを保安が見つけ窓ガラスを割って火を消したらしい。したがって会社にも報告されている。これで2度目だという事だ。僕はいろいろな人の情報を聞くとどうしても内部の 人に原因があるように思える。

以前日本人H氏から聞かされていたのは、寮生は管理人を入れず自分たちで管理する、と言うことで話が付いていると言うことだった。で、彼はボヤも彼ら自身の問題だという。
僕は中国のほかの工場で普通にやっているように管理人をつけて寮の規則を定めなければならないだろうなと、軽く考えていたところ、H氏の話はかなり大事のようだ。

でも彼は前向きではなかった。彼は以前に少し漏らしていたが面倒なのだそうだ。人には向き不向きがあるが彼にとっては不向きな問題なのだろう。
だが夕食後に再び全員を集めて2時間半にわたる会議を見てもなんか同じ事の繰り返しでなんかうじうじしてるように見える。時間が長すぎるし彼もムキになっている。

僕にはうんざり、じれったい。上から下への通達で十分だろうと思うのに。
生活習慣の全く違う中国で日本人がこういう事にまで首をつっこんでも無理と言うことなのでしょうかね。
ただ日本人は自分のやり方(日本式かな?)でやりたがる場合が多いようです。中国式はわからないのであえて無視をして・・・
でも国民性に合わないやり方をしても感情の衝突でうまくいかないような気がします。政治も同じでやっぱり対象となる人々の多くの支持がないやり方はどんなに「いい方策」であっても実行は無理かも知れません。
会議の長いのも疲労するだけですからね。

ただこういう習慣の違いを繰り返していく内に一部の日本人のように言葉汚く中国をののしるようになってしまうのかも知れません。相性が悪いだけなのに・・・
向き不向きは誰にでもあるので、不向きの問題は向きの人に任せてしまえばいいと思うのですけど・・
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