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2007-05-08  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(86) 国際規格認証ISO9000 (1997.4.4)

【86】  1997年4月4日(金)  国際規格認証ISO9000

今日は会社の日本人が多く東莞工場にやってくる。ISO9000の勉強会が行われる。
ISO9000に関して僕は全く知らないのでどういうものか興味がある。
午前中、PE(生産技術)がやってくる。また問題か・・・

午後2時、ISO勉強会が始まる。これからの2時間の概要が説明される。

ISO規格は日本の工業化が進み輸出が急上昇した時に欧米で輸入規制の方法として作成されたものが統一されたという説明。いきなりうんざりする。
そう言う話は昔よく聞いた。
アメリカの安全規格にしても何の規格にしても日本からの輸入増加を防ぐ口実だと・・・自由貿易の建前、自国の方が進んでいるとのプライドがあり、関税などはとれないので規格を厳しくするのだと。でもそのためによけい事態を悪くしているような気もするが・・・

勉強会は全体を通して聞いてもそんなに興味を引く部分がなかった。
そんな気持ちとは裏腹に4時からは場所を変えて勉強会続行。ここで営業の人たちは帰った。
予定の時間を切りつめながらどんどん進む。「講師」も早く終わりたいのだろうか。結局予定より1章よけいに進んだ上、夜10時までの予定が9時に終わった。明日が楽になる。
最近よく耳にする言葉です。ISOは国際標準化機構といい国際規格を設定しています。ただし、欧米的な考え方、価値観に基づいているような感じがあります。

ISO9000シリーズはJIS規格みたいなものですが、工場の品質マネジメント規格で、製造や作業工程のばらつきをなくして品質を上げようとするものです。
工場の申請にしたがってISOが審査して許可を与えますが、許可後も継続的に審査があり不具合があればすぐに打ち切りとなります。
品質管理は日本が得意とする分野で常にトップを走っている感じがしますし、香港でもはっきり認識されています。
中国工場ではISO9000シリーズを取得することでカスタマーに安心感を与えようというわけです。

2006年8月に発表された2005年末データでは、ISO9001の世界登録は 78万件弱件あり、中国がトップで14万件の登録があり、2位にイタリアの9万8000件、日本の5万4000件と続きます。
2007.05.07

建設中だった道路隣のマンション、覆いがとれてきました。けっこういいデザイン (2007.05.07)



ところで中国のビザが切れて2日になるのを昨日発見、急いで香港へ出かけました。
イミグレでは運良く注意だけですみましたが、気をつけなければ・・
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