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2008-02-26  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(163) 深圳観光ガイドの経歴を持つ中国人社員 東莞工場で (1997.12.12)

【163】1997年12月12日(金) 深圳観光ガイドの経歴を持つ中国人社員-東莞工場で

明日は休日の土曜日のため香港人はほとんど帰って行った。
いつものようにまた問題が起こる。あるカスタマーの問題がひとつ片づいたばかりなのに別の問題があると言っているらしい。カスタマーはすでにこちらに伝えてあると言っているらしいがこちらで聞いている人は誰もいない。
またまたややこしいことだ。
今日のアモイ(開発部の事務の女性)は少々気分がよくないらしい。この子は気分がすぐ顔に出る。

残業を終えて食堂に行くと日本人カスタマーと担当の中国人が話をしている。話に参加する。
この中国人は前に1年ほど深圳の旅行会社でガイドの仕事をしていたらしい。日本語ができるので日本人を案内していたと言う。
観光客を店へ連れて行くとそこで客が使った金のうち15%が彼のもとに入り、15%が旅行会社に入るという。

店では品物の原価の10倍を定価として表示し、それを3割引にすると言って客に売るのだそうだ。したがって旅行会社への30%を考慮に入れても原価の3倍以上の儲けが店に残る。
多い時は4万元を稼いだ月もあったらしいがほとんど収入のなかった月もあったという。平均して年収12万元だと。
そのあと日系音響会社のデンオンに入社、給料は8500。その後、この会社へ。給料は5900だという。
当時深圳で買い物をすると日本で買うより桁が違っていたものです。
10倍の値段がつけられていても日本人にはそんなに高く感じなかったのでしょうね。だからこういう商売が成立していたのでしょう。

深圳の日本料理屋の近くには日本人向けのカラオケ屋がたくさんあって、カラオケ小姐がカラオケに来たお客とよく日本料理を食べに行きます。
今はどうか知りませんが以前はカラオケ小姐が日本人を誘って日本料理屋に連れて行くと店は売り上げの15-30%をカラオケ小姐にマージンとして渡していました。
いずれにしてもこういうマージンというのはふつうの会社でもこちらのしきたりとして大きな部分を占めていると思います。
2008年2月

深圳・羅湖駅前の味千ラーメン


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