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2010-07-12  カテゴリ: 奈良帰省日記2006-2016

《奈良帰省日記2010》【9】大和の古道・山の辺の道を行く-桜井から天理へ

山の辺の道のちょっといい雰囲気の「茶店」

《奈良帰省日記2010》山の辺の道(やまのべのみち)を行く (2010.7.10)

南北にまっすぐ走る大和の古道(7世紀初めの道)は東から上ツ道、中ツ道、下ツ道の三本ですが、これらの道よりも古い道が山の辺の道で上ツ道より東にあり、山脈のふもとを行きます。大和青垣国定公園になっています。
奈良は周りを山に囲まれた盆地です。でこの周りの山を垣に見立てて青垣山と言います。

当初の予定は三輪山に登ることでした。三輪山(467m)は山自体が大神神社の御神体と言うことになっていて、樹の伐採など何も手をつけられていません。ですので登山のためには狭井神社(さいじんじゃ)で登録をして許可をもらいます。

(大神神社は「おおみわじんじゃ」と読みます。ほかに大和神社は「おおやまとじんじゃ」。有名な石上神宮は「いそのかみじんぐう」。このあたりの地名は知らないと読めません。)

2時半に神社へ行くと・・
「申し込みは午後2時までです」
「何とかなりません?」
「すでに何人にもお断りをしています」

とのこと。奈良滞在最後の目的がくじかれ気が抜けてしまいましたが、神様相手ですのでズルをするわけにも行かず断念、山の辺の道歩きに気分を変えました。

桜井へ

桜井駅前のかわいい標識
建武の中興でも有名な桜井は藤原京の東に位置して旧跡の多いところです。
三輪山あたりは私の家からは交通の便ががよいとは言えず、JRで行くか、近鉄にするか・・いずれも運賃は高いのですがとりあえず桜井駅から三輪山に歩いてみようと近鉄で出かけました。



桜井駅から三輪山へ

深圳香港の白の栴檀草みたいなものかな
桜井駅から山の辺の道を目指して1kmあまり歩きます。途中のスーパーでいなり寿司を購入、途中の雰囲気楽しみながらのんびり歩きます。
山の辺の道に入ると旧跡が多くあります。一つ一つめぐりながら行くと、山の辺の道にはぐれた初老の男性がいまして彼とともに少し歩きましたが彼は先を急ぎ、私はのんびり旧跡観光。
三輪山に登るために神社で登録が必要と言うことがわかって登録する狭井神社へ。でのんびり歩いた来たためにタイムオーバー。
仕方なく山の辺の道の先を行くことになりました。


山の辺の道
桜井付近にはたくさんの神社や旧跡があるのですが過ぎると小さな古墳めぐりみたいになって歩きます。ときおり二上山や大和三山が顔を見せます。
天理まで歩きましたが石上神宮へ行く時間がなくなって途中で天理駅を目指しました。
あちこち適当に歩いていくと時代をさかのぼったように妙に懐かしさのある町がありました。
そして天理駅へ。19時。

桜井と天理で道にはめ込まれた山の辺の道のタイル

3万5600歩

山の辺の道から展望。左に二上山が見えます
ここから出発




聖徳太子創建という平等寺の聖徳太子像


そして三輪山が御神体の大神神社(おおみわじんじゃ)


日本最古社となっています。ネットで検索すると実にたくさんの名前が出てきました。どれが本当なんでしょうか・・


《日本最古社龗神神社》から見た三輪山






無人の《店》がたくさんありました。皆さん正直にされているようです。私も3つ100円のこれを買ってしまいました


珍しくなってきた大和棟の家


藤原京・大和三山の耳成山(みみなしやま、手前の山)と畝傍山(うねびやま)


景行天皇陵


鮮やかな色です。深圳香港に負けません


櫛山古墳の合歓の木の花


何気なくお地蔵さん


長久寺の門。壁の白い線は天皇家のゆかりを示すとか




二上山(にじょうざん)





山の辺の道を行く

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