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2008-08-08  カテゴリ: 深圳新生活日記 2005-2006

深圳新生活日記【77】 怖かった日 - 賭博バス (2005.12.20)

深圳新生活日記 【77】 2005年12月20日 怖かった日 - 賭博バス

東莞・長安へ行く。
323のバスで宝安、さらに362のバスで深圳と東莞の市境の松崗へ。そこから市境を越えて長安へと思ったのだが・・・
松崗で変なバスの呼び込みにつかまってしまった。高速道路をどこへも停車せずにゆっくり走っていく。
賭博バス。みんなお金を賭け事としてまきあげられたようだった。僕は賭をあくまで断ったため被害はなかったが...


松崗からのバス。中型のバスで呼び込みにつられて乗り込む。乗り込んでみると雰囲気が少し違う。
車内での会話がほとんど聞き取れなかったが雰囲気からしてばくちをやっているような感じ。乗客の一人(桜)が大金を持って(たぶん見せ金)乗り込んでいてバスの老板とおもしろおかしく話をして簡単な賭をやりながら、周りの客に参加を促す、と言うぐあい。

バスが出発して高速道路に入った。長安まではすぐ、高速に入るのはおかしい。
長安の出口を降りずにどんどん遠くに行くので「これはやばい!!!」と真剣に思う。
東莞を過ぎてもまだゆっくりとバスは進み続け乗客からかなりの掛け金を取り上げたあと、高速道路上に2回にわけてメンバーが降りていった。降りた人数は乗っていたうちの約1/3から1/2。けっこうな人数だった。

そのあとわけのわからぬ村で高速道路を降り、どんどん進んでいく。変なところへ連れて行って監禁されるのか、とか心配だったけど、このころにはもう根性が座る。

その後、バスに残った「やくざ」メンバーはみんなにどこで降りるか聞いて回り、その通りの方向に進み出したので少しずつ安心してきた。方向といっても道のわかるはずがなく、太陽と時刻から方向の見当をつけただけだが・・

結局は長安へはあと5kmほどありそうなところで長安だと言って僕を含め4人がおろされた。まだ長安までは遠いではないか、くそー、と思いながらも文句を言うより降りた方が無難と思い直す。女性2人は自分たちで交通を手配していた。僕はタクシーを拾おうと思っていると、あと1人の男性が賭で有り金を取られて帰るお金がないと言うので僕と一緒にバスに乗り、僕がバス代を払った。計8元。彼にこれで帰れるかと聞くとまだ20元ぐらい足らないというので香港ドル20元をプレゼント。

僕はどういう賭なのか解らないこともあり、笑いながら堅く固辞して被害はなし。考えてみれば強盗ではなく詐欺師集団と言ったところか...
怖かったけど過ぎてしまえば一つデータが頭に入ったという感じ。以後は安全のためこのデータを利用することに。
始めに見せ金を持っている男を見て「どうして大金を持ってこんなバスに乗ってる?危ないだろう」と思ったがそれなりの理由があったわけだ。
ま、とにかく無事で帰れて良かった。でも「やくざ」たちの顔の表情は悪くなかったのになあ..解らないもの。
素直に行けば15分ぐらいのところを2時間半かかった。
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