雑感 - 香港人【7】  香港永久性居民申請で


考えてみれば私の知人には日本人の香港永久性居民が6-7人いるわけですが、その中の一人にフィリピン人と結婚して子供2人ができた人がいます。


永久性居民IDカードとIDカード正式発行までの仮証明書
香港では正規に7年以上在住すると永久性居民(永住権も含まれます)の申請をすることができます。子供は4年(うろ覚えです。要確認)だとか。

彼らが香港永久性居民の申請をするとき彼と奥さんの二人は香港在住7年以上、ひとりの子供は規定以上なのですが、もうひとりの子供はまだ規定に達していません。
ただ香港の役人の判断が家族3人が永久性になるのであれば1人だけ除外するというようなことはしないのでとにかく申請しなさい、ということだったようで、彼らが申請するとまだ条件に満たない子供も含めて家族全員が永久性居民となったということでした。


以前、イギリス占領時代の香港に中国や他の国からの無籍者が増えたとき、香港政府が戸籍を与えることを条件に申告するようにした、という話を聞いていました。もっともこれは香港というよりイギリスの処置で、いろいろなおもわくがあってのことでしょうがこれはいろいろな国と地続きである国なら日常茶飯事のことかも知れません。今の時代、四方が海でもそんなに孤立しているとは言えなくなってきています、

法は人民のの幸福というものが原則にあるべきものでしょうし、事情により、原則のために法を曲げて解釈することも必要かも知れません。

日本で最近不法滞在の話がよくニュースで流れていますが、まだこういう問題になれていないのか見解がまちまちになっているようです。香港政府ならどういう判断をするだろうかと興味のあるところです。