【41】  1996年12月18日(日)  香港有線テレビ雑感

夜10時半帰宅。
最近ケーブルTV番組の編成替えがあったのか日本語の番組が増えた。
少し前までは午後8時から30分間のNHKニュース(残業でほとんど見る機会はなかった)と0時からのビジネスライン+αで30分だけだった15chが今は10時から12時まで日本語だらけ。10時から30分ニュースのあと10時半から11時半までドラマ。11時半からビジネスライン+αが12時まである。

11時からは12chで2カ国語放送の日本のドラマ、5chで午後8時からと12時から1時間、日本のドラマがある。始めの頃は自分の趣味に合わないと思っていたがこのごろはけっこう楽しんでいる。日本でならあまり見ないような(興味がない)ドラマだが、日本語の番組が少なくて見る方に選択権はないようなものであることと、日本では週1回の番組をこちらでは毎日やるのでテンポがいいためとりあえず見てしまう。

ただ、自分の好みでないものを見てしまうためなのか、このごろいろいろ考え込んでしまう。それはある程度人の話をよく考えながら聞くようになったからかも知れない。いい傾向だと思う。とは言っても以前は人の話などほとんど聞いてなかったような気がするのでちょうどよくなってきたのだろう。
正直であれ、真実に謙虚であれ、天は二物を与えずともひとつは与えると言う考えにたって人と接するよう心がけなければならない。どんな人でもどこかにいい所はあるはずだ。


香港人同僚は先月120時間の残業になったという。「そんなにたくさんか」と言うと「あなたも同じようにやってるだろ」と言う。そのとおり。どうしてこんな日本的なことをしなければならないのだろう。
仕事ばかりで人生を終えたくないし、もっと自分の時間がほしい。

有線テレビの請求書。支払いは小切手を郵送