【111】  1997年7月10日(木)  クビになった小姐

残業で時間にISOグループの小姐が何か言ってきた。どうもやめさせられた彼女の友人の小姐のことらしい。いらだっている。
彼女たちの部署を管轄する日本人もいるのでちょうどいい。でも彼(日本人)が反応しないでいるので、いろいろアイデアを言って対応するよう勧めるがなぜか反応がない。ん?どうして・・

彼女は出て行き僕が面接した日本語を話す小姐を連れて戻ってきた。
彼女の言い分は、彼女の友人がやめさせられる理由がなく、こんなのでやめさせられるなら自分も安心して働けない、と言うことらしい。
でもやめさせたTさんがいないので判断するにも判断できない。
結局明日Tさんを交えて話をすることになった。

9時半、宿舎に戻る。香港人の相方達がビリヤードをやっていた。仲間に入る。11時に終わる。
彼女の友人をやめさせたTさんは朝鮮族中国人、やめさせた女性は北京人。いろいろ話を聞いていて見るとどうやら北京人女性のふるまいがTさんの習慣に合わなかったという感情的な問題のようでした。はっきりクビにする理由がないように思えたので対処方法は簡単だと思いました。どちらの顔もつぶれないような形でクビを取りやめにすればいいのだ、と判断したのですが・・
ただ私は部外者なので話題に積極的に参加するわけに行かず、傍観するだけでしたが・・肝心の管轄の日本人が・・・

この工場はある日本人が工場長をしていたのですが、どういうわけか少数民族である朝鮮族を重用して配置していました。朝鮮族はほとんど日本語を話せました。
そしてその下に多数民族である中国人(漢族)がいました。これを図に描けばあたかも植民地支配的なようにも見えます。
やっぱりそれぞれ民族感情も違うのでこういう構成には無理があったのかも知れません。