【195】  1998年3月15日(日)  FAXを買う

S氏と11時に藍田の駅で待ち合わせ。深水埗と旺角へ。深水埗でVCDエンコーダの資料を集める。
Faxを買う。2100香港ドル。
DVDプレーヤーを見るとだいぶ値段が安くなっている。一番安いのは東芝1780香港ドル。約3万円。カートンが日本語になっている。全世界対応。日本で売れなかったため改造して香港向けにしたような感じだ。DVDオンリー、VCDは再生できないので売れないかも。
Panasonicで普通のものも3300ドル程度。5万5000円、全世界対応になっているのは間違いなさそうだ。もう買い時かも知れない。
旺角では音声のでる翻訳機も買って、今日はなかなか物入りだった。

S氏と共に我が家へ。今日は日曜日、彼のところはいつものようにどんちゃか「パーティー」をやっているから。
6時半、H氏宅へ。夕食を共にし10時過ぎに帰宅。

FAXのセットアップ。骨が折れる。取扱説明書の英語と中国語を交互ににらめっこだ。
1998年、DVDが出始めた頃でした。著作権保護のため地域コードが採用されたのですが、香港ではそれでは売れないという判断からか、改造して全世界対応にして売られていました。当時の機器には簡単に変更できる構造となっていたようでした。DVDを普及させるためにおそらく意図してあった?
プレーヤーの値段も今なら400元ぐらいから買えることを思うとやっぱりけっこうな値がしています。

FAXに限らず、何かを買った時に困るのが取扱説明書。日本の時はすみずみまで読んでいたのですが、英語と中国語では分からないところだけを拾い読みするのがやっと。困ったものです。せめて日本メーカーぐらい日本語を入れておいてよ、と何度思ったことか。
三洋製品をいくつか買ったことがありますが、これらには全部日本語のマニュアルが付いていて助かりました。

しかしメールでなくFAXとは。時代を反映しています。今なら全く買う気は起こらないですよね。全てネットです。
そしてこの1ヶ月後にはデスクトップPCを買いダイヤルアップでネットを始めることになるのです。CPUは400MHz、ネット速度は1秒間にほんの5Kバイト。
2007.8.

民俗雑多な香港・尖沙咀