《深圳案内》 【1】 深圳の位置と深圳の名前

2009.7.29

2011年にユニバーシアードの開催される深圳、それに向けて深圳の開発が激しい勢いで進んでいます。
その中心会場となる龍崗区の会場建設も進んでいます。
地下鉄は現在20数kmでの営業ですがこれも2011年に向け170kmあまりに拡張される予定です。人口が1400万人を越えたといわれる深圳、マイカーも100万台、道路は慢性的に渋滞。これを解消するのが地下鉄拡張の一つの理由とされています。


ユニバーシアードのメイン会場となる龍崗

進む地下鉄工事-高架部分


変化の激しい深圳に関わってから十数年、深圳に住んで4年が経過しました。そろそろ深圳の概要を整理してシリーズでアップします。
実はいままでも深圳の概要を把握するために深圳案内をまとめておきたいなと思っていたのですが、調べたり資料を作ったりするのが面倒そうなので放っておいたのですが重い腰を上げてまとめ始めました。
でも資料を調べたり資料を作ったりしている内に知らなかったことがたくさんわかったり疑問もたくさん出てきました。まだまだ時間がかかりそうです。

深圳都心部の夜景
深圳の位置と概要


深圳新都心遠望
深圳は広東省にあります。広東省は面積18万平方キロ、日本の約半分の面積が21の地級市に分割されていて深圳はその中の一つ。広東省の人口9450万人(2007年)。

1976年の深圳の人口は31.4万人でほとんどが客家でした。香港の隣という好条件に支えられて1980年に経済特別区に指定されてから急速に発展し、2009年、実質的な人口1400万(深圳統計局の資料は2007年862万人)ともいわれるほどの特大都市となりました。

人口密度は中国最大、中国随一の移民都市で深圳戸籍の住民に対して外来人口が数倍という特殊性を持っています。
本来広東語圏でありながら普通語(標準語)が一般的に使用されている原因でもあります。


福建省を華南地区とする論議もあるようです。近畿と関西圏の違いみたいなものでしょうか・・・
内モンゴルの東部は東北となります。



深圳市位置 東経113度46分-114度37分,北緯22度27分-22度52分





《 深圳 》の名称

《 深圳 》の名前は1410年、史籍に現れています。
田野の間の水溝のことを《 圳 》または《 涌 》といいます。深圳には沼沢地がすきまなく広がり村辺に深い水溝のあったのが深圳の名前の由来と言われています。

《 深圳 》は別名《 鵬城 》とも呼ばれます。これは大鵬半島にある 大鵬所城 がそのルーツになるようです。


全国重点保護文物・大鵬所城

深圳最高峰・梧桐山頂(944m)に
書かれた《 鵬城第一峰 》の文字