《深圳案内》 【3】 深圳の人口 - 深圳人口の不思議

2009.8.6 (2012.7更新)

2010年11月1日・深圳の人口 - 2010年第六次全国人口普査から

常住人口 1035万7938人 人口密度5300人  (2000年11月1日 700万8428人)
   そのうち戸籍人口 251万人  (2000年 121万人)
全市総人口 1322万人 (全市総人口と常住人口の定義がよくわかりませんが・・)

深圳は移民都市。深圳市統計局の資料によれば、もともと人口31.4万人(1979年)であった人口は2007年には862万人とふくれあがり、深圳に戸籍を持たない人口が戸籍人口の数倍という深圳独特の人口構成を持っています。
深圳戸籍を持たない人口が戸籍を持つ人を上回ったのは1989年で戸籍人口の64.8万人に対して非戸籍人口が76.8万人。それ以後非戸籍人口は増え続けています。


常住人口人口密度
深圳市全体 1035万7938 5201


羅湖区92万3423 1万1726
福田区 131万8055 1万6756
南山区108万7936 5877
塩田区 20万8861 2798
宝安区 (龍華新区を含む)401万7807 7059
龍崗区 (大鵬新区を含む)201万1225 2945


光明新区 48万1420 3097
坪山新区 30万92111852
(龍華新区)(常住人口137万9000)(7854)
(大鵬新区)(11万2300)(380)
※1 龍華新区と大鵬新区はこの調査委語に成立したため宝安区の人口には龍華新区の人口が、龍崗区の人口には丹方針区の人口がそれぞれ含まれています。
※2 光明新区と坪山新区の人口は各新区のHPの人口(光明新区80万、坪山新区60万)と大きく違っているのですがHPのは常住人口ではなく総人口。

より詳しいデータは → 2010年の全国人口調査


深圳市人口の不思議 - 860万人か1400万人か (2009.8.6)


東門歩行街の12月
深圳の常住人口の最新情報では
2008年、877万人で前年より15万人増加。

戸籍人口は232万人、暫住人口645万人。
全市で7日以上居住する非戸籍人口は1037万人となっています。
とすると7日以上居住している人口は1269万人か・・
→  深圳特区報 2009.5.14 

でも・・2007年9月には「深圳の人口が1400万人を越えた」とのニュースが駆けめぐっていました。
→  深圳人口突破1400万 外来人口超過1200万 


西の繁華街・電気街の華強路
深圳に戸籍を持たない人が深圳特区内に居住するためには居住証(現在は居民証)を取得して働かなければなりません。
中国第三次人口調査の規定では、これらの合計と深圳に1年以上住む人の合計が常住人口と呼ばれます。
他にもいろいろ規定があるようですが、実際的には深圳に住んで半年以上の人口を指すようです。

とはいえ深圳が移民都市であり、収入も良いので各地から人を引き寄せるようなので、なかなかこれらの人口を把握することが難しいようです。

以前は深圳戸籍者以外は暫住証というものを取得して深圳に留まっていたのですが、戸籍者との差は大きく、たとえば子供の学校などの費用も戸籍者の2倍を支払っていたという話を聞きました。その上、暫住証は1年ごとに更新、その都度費用が必要なので暫住証を持たずに住む人がいたかも知れません。
今は暫住証が居民証と変わり、待遇なども改善されているようです。

まあどこにいても工事をやっているような深圳。あちこちの工事現場では無数の仮設住宅があり、ここに住む人も膨大な数になると思いますし、届け出なしで住んでいるような人を感じることもあります。
なかなか調べきれない正確な深圳の人口です。
深圳の人口の不思議についての記事はネット上でいくらでも探すことができます。たとえば
 深圳人口之謎被破解了    深圳人口之謎