深圳新生活日記 【84】 2006年1月3日 阿彪

今日も空気は蒙蒙、透明感がない。
今日は中国人・阿彪が家族でこちらを訪問するとのこと。
阿彪から午後3時半頃、電話がかかる。4時にこちらに着くと。
大幅に遅れて5時過ぎにやってきた。子供はかわいい。もう3才とのこと。物おじすることもない。鉄観音をおみやげにもらう。

深南路の南側へ彼らと食事に行く。通天閣、招商銀行大厦は深南大道の北側だが、南側に行くと町も古く庶民的な店屋が非常に多くて便利。東北料理を選ぶ。
彼は今の仕事の先が見えてきて心配している。彼は南山に新築マンションを買っているが、そのときのローンはすでに返却したと言うので問題なかろう。万一のことがあったら今ほどの給料は無理にしてもそこそこの給料なら再就職先はあるだろう。

食事はおとな3人子供一人で120元程度。阿彪が支払うと言ってきかなかった。
阿彪は東北出身、すでに深圳の戸籍を持っています。私たち外人にはぴんと来ないのですが、深圳の戸籍があるのとないのとではけっこうな違いがあるようです。
深圳の人口は1400万人を突破したらしいのですが戸籍を持っている人は200万人あまりしかいないという中国随一の特殊性があります。深圳に戸籍を持たない人は暫住証というものを持って働いています。
外人で言えばワーキングビザというところでしょうか。ただ戸籍がないと子供の学校の授業料など2倍ほど必要らしいのです。ちょっと驚きです。
以前には深圳戸籍を取るために本人と会社で必要なお金(数万元)を分担したという話も聞きました。

そして・・・
2008年8月1日から深圳市が居住証制度になりました。

詳しいことはわかりませんが、これは暫住証より「戸籍」に近づいたことのようです。少しずつ改善されていくのでしょうか。


世界之窗と深圳湾大橋 (2008.9.撮影)