【20】  1996月10月8日(火)  英語のレッスン、バス


新しく引っ越したマンションは藍田と言うところにあり、観光地である尖沙咀からは東へ10km程度、海の近く。
香港には香港島と九龍(大陸半島部)を結ぶ海底トンネルが3本あり、藍田は一番東の海底トンネルの入り口です。
英語教室の英国文化協会は香港島の湾仔というところ。
今日は英語に行かないと。9/27金曜日が休みだったこともあり9/24以来の登校となる。来週は出張で休まなければならないかと思うと自分でいろいろ勉強しておかないとわからなくなる。
6時半頃退社。湾仔へ。途中、適当な食堂で炒飯を食べる。21香港ドル。学校へ。一応予習はしている。いきなりあてられる。betweenを使った文章うまくいく。同じテーブルの人に比べ単語量は僕が多いようだが、僕は聞き取り、話し方がスムースでない。それに比べて香港人は実践派だ。聞き取りの勘が非常によい。

この前はウィンドウショッピングを先生が長い時間をかけてゼスチャーで説明していた。ウィンドウショッピングは和製英語ではなかったのだ。
イギリス英語のリフトというのが米語のエレベータと言うのを知る。
香港に来てからエレベータには常にLIFTと書かれていたのでエレベータはカタカナ英語だと思っていたのだがこれで解決した。


帰りは藍田行きのバスに乗ってみる。藍田ではなく藍田(北)と書かれていたので少し不安があるがわからなければ終点まで乗ってあと タクシーに乗ればいいだろう。
バスに乗ってみると英語学校の近くにはけっこう日本料理屋みたいなのが多い。どんな味かどうか想像もつかないが一度食べるのも悪くない。バスは海のそば、海岸沿いの道路を走り、海底トンネルに入る。トンネルを出ると藍田の標識がある。あ、こんなに近いのかと思う。
でもやっぱり景色がわからない。とにかく香港はどこもかしこも高層住宅が林立している。

結局終点で降りる。乗客は僕を含めて2人だけだった。ここがどこになるのかさっぱりわからない。適当にぶらぶらしてタクシーに乗る。
「ウイキン・ファイン」と言ってみる。通じた。うれしくなる。
近くまで来たらしい。でも風景がわからない。
運ちゃんがなにやら言っている。困った。「パパプン」と言ってみる。ヤオハンのつもり。運ちゃんはそうだとあごで示す。タクシーを走らせ少し行くといつものタクシーの乗り場が見えてきた。ほっとする。メーターは1メーター、$14をさしていることからしてそんなに遠くはなかったようだ。
帰って地図で見てみると、トンネルを出てすぐ近くに匯景花園があるが、バスはこれを迂回している。近くのバス停までどれくらいなのかわからない。
今度の休みにでも調べてみよう。
この頃はまだヤオハンがあり、私のマンション、匯景花園の地下にありとても便利でした。ヤオハンは八百伴と書き、広東語でパパプンと発音します。

後日、調べてみるとこの藍田北のバスはマンションに一番近いバス停から歩いて10分近くかかることが判明。実用性がない...
私は地下鉄よりもバスの2階席が好き。何となく開放感を感じるのです。このバスも2階建てなので2階に座ります。


匯景花園


藍田のマンション群


夜景