【159】  1997年12月3日(水)  日本へ行った中国人の感想 - 東莞工場で

夜、Mr.Jが食堂にいた。彼は朝鮮族中国人でこの工場のNo.3だ。仕事で日本へ行ってきた。
日本での話を聞く。

たばこやコーヒーなど自動販売機がどこにでもあって便利だという。
新幹線にも乗った。乗っている時はスピードがわからなかったが外から新幹線を見てそのスピードが認識できたという。
そして何よりも安全なことを感じたと言う。財布を放っておいても盗られることはないと。
どこにいても荷物をいちいち管理しなくても荷物がなくなることはないと感じたという。
新幹線車内で日本人の知人とともに荷物を置いたまま席を離れて話し込んでいたが、それでも荷物はなくなっていなかったと顔を表情を大きくして言う。

安全は確かにそうだと思う。僕も日本を離れると、イミグレなどで荷物を手から離す時は足の間に挟みこんだり苦労する。
これから10年後の現在、200km運転の鉄道路線も多くなり、リニアモーターカーでさえ走っている中国。網新幹線のスピードにびっくりすることもないでしょう。
いろいろ思い起こすとほんとにこの10年で中国は急激に変化したと実感します。日本の高度成長期のように。

日本の高度成長期当時、新聞で読んだこと。あるアメリカ人が日本へ観光に来てガイドさんに言ったことは「ちょんまげをして刀を差している地方に連れて行ってくれ」
今の日本と中国の感じに似てるような気が・・・


2008年2月 春節に屋上がライトアップされたマンション