龍崗・客家民俗博物館 (3)
2007年 05月 07日
囲屋の構造は・・
長屋のようになった住居の中を見てみますと、1階にはキッチン(かまど)とトイレ、その奥に小さな暗い部屋があります。ダイニングかな・
2階はベッドルームのようです。
でも・・暗く狭いですね。ここに住むことを想像してみると気分が陰気になってしまうような感じ。まあ、誰も住んでいませんので廃屋みたいになってるので住むイメージをするのが難しいだけかも知れません。
でもあちこち苔とカビだらけ・・湿気やすい構造だと思いました。うーーん。
排水の便宜のためでしょうが玄関口にキッチンとトイレ。おそらく排水路は玄関前の溝の地下かな?
住居の入り口にはいるとまず「厨房」、かまど。
その反対側にはトイレ
1階奥にダイニングらしき暗く狭い部屋があって2階にはベッドルームか・・・
農具もありました。見てほんとうにびっくり。奈良県立大和民俗博物館にある農具とうり二つ。
使ったことはありませんが、おかげで何に使うものかすぐわかりました。
これは稲穂から籾を取る器械ですね。取っ手を回すと中の「針金群」が回転、籾を取ります
もみがらと米に分離する器械。取っ手を回して風を起こすと軽いもみがらは遠い方に落ちます
大和民俗博物館のものは・・・ 唐箕
これはサトウキビをしぼるもののようです。木の突起は歯車
番犬を飼うのも、犬を食べるのも好きだったと書かれています
それにしてもここには今まで見たありとあらゆる「タクシー」が揃っていました。バイクタクシー、力車、自転車タクシー、三輪タクシー・・・ もっとあるのでしょうか・・
写真上は三輪タクシーとバイクタクシー。
下は自転車タクシー、荷台に背もたれを付けています。
そしてこれが緑の正当派タクシー。ただし特区内は走れません。特区外専用。
隣の自転車は・・・
おっと、タクシーではありませんね。
がんばって!
初めて龍崗を訪れた時の印象は清潔感でした。調べてみるとあるwebの旅行記にも別の客家村での印象を清潔としてありました。
でもこの博物館背後の住宅地のすさまじいこと。道を歩けばマンションの上の階の窓からバナナの皮やらが降ってくるし、おかげで道はゴミだらけ。一昔前の中国の悪い部分の印象がそのまま残っていました。
途中の住宅街はほんとに清潔的なのにショックでした。
写真は博物館裏にあたるところ。
でも対照的に地下鉄3号線の駅ができるところでは豪華なマンション建設が・・・
好奇心で久しぶりにモデルルームを見学。
値段はもうすぐ決定するとのことですが1万元/㎡ぐらいになるとか・・・
ちょっと前なら数千元だったのに・・
客家民俗博物館 終わり