深圳新マンション建設物語 【9】 2006.11. 基礎工事 くい打ち

中国最大の省エネマンション区

調べてみるとこの僑香村というマンション、いろいろ興味深い設計となっているようで、国最大規模、世界最大規模の節水、省エネ、環境促進の住宅区として設計されているとのことです。

マンションの屋上には太陽熱の集熱器が設置され24時間恒温恒圧、60℃のお湯をキッチンと衛生間(バス・トイレ)に供給するシステムとなっています。た だマンションの屋上に設置されるため全3996戸に供給する面積を確保できず、上層18階分の2100戸が供給対象になります。
お湯1トンあたりのコストはガス給湯器で18元、電気給湯器は25元。この給湯システムでの価格は8元です。

さらに浴室排水は専用の配水管に送られて処理後、水洗トイレの流し水、団地の緑化用水として使用されます。
1500立方メートルの雨水を蓄える池も備え緑化用などに使用されます。
「中水」(おそらく浴室排水)の処理費は1トン1.83元、雨水なら0.9元で水道水の価格より安い。(私のところの水道費は1.9元)

このほか、団地内の公共場所の照明には太陽電池発電を使用、ゴミ圧縮処理場が設けられ除水圧縮したゴミを搬送します。
全戸は浄水場からの優質の飲料水を直接受け取ることができます。