4 - 2 内装設計会社


崗厦で
内装するのを「装修zhuāngxiū」と言うようですが、設計会社は「装飾公司;装饰zhuāngshì公司」となっていますのでこれと深圳をキーワードにインターネットで検索します。それに街には「xx装饰」と書かれた内装設計会社の看板が溢れていますので、とりあえずはこれらで設計会社を探していくことになります。ただ、あと半年もあるとなかなか設計会社も真剣には取り組んでくれないようです。
マンション側が主催して内装工事に関するセミナーや設計会社の展示会なども行われましたが、何しろこういう中国語、ははは、で一生懸命聞いても30%程度しか分かりませんし、これで頭を集中させるのも15分ぐらいが限度でしょう。資料だけもらって帰りました。



財富広場
マンションから2kmたらずの財富広場(财富广场)と言うところに設計会社がたくさん入っていたのでこのビルをぶらぶら。とある設計会社の前を通ったら、中から小姐が手招き。これが背中をたたかれるきっかけとなり入っていきましたが、何しろこちらは日本でもこんなことをしなかったのですべての勝手が分かりません。設計者が応対して筆談を交えながら概要を聞いていきます。これをあちこちで幾度となく繰り返していくうちに概要が見えてきました。

結局、財富広場の「名雕装飾」、マンション主催の展示会(8月末)で知った「永安装飾」と財富広場の「海大装飾」との3つで考慮することにしました。
永安は途中で応答がおかしくなったため、除外し、残り2社で考えました。のちにこのときの永安の設計士に偶然会いましたが、独立して新しく設計会社を作ったとのこと。

海大の設計士のアイデアも図案も設計への姿勢も良かった。ただ、僕とは性格が違うのか、こちらの思いが伝わりにくい傾向がありました。

名雕は設計歴4年、25歳の女性で、始めは設計士だと思わず、いつ設計士が来るのか待っていて不思議に思ったものです。設計能力は海大より劣ると判断し、本人にも言いました。ただ話しやすさや、思いの伝わりやすさがあり2度目の平面図が割合いいできだったので彼女に決めることにしました。
日記によると初めて名雕を訪問して彼女と会ったのは7月31日、これから手付け金を入れた12月3日までほぼ4ヶ月のつきあいで、それに対する海大とは9月23日から。これも無意識に決定要素となっているのでしょうか。

2004年12月3日定金5,000元を入れ、21日契約、香港の小切手で45%を入れました。1月初旬に香港から中国の銀行の自分の口座に20万香港ドルを振り込んだので今後はここから引き出すことになります。

設計士は設計をすると同時に、顧客をホームセンターに連れて行って内装材料の説明をしたり内装材料を買いに行く時に同行してアドバイスしたりしてくれます。彼女は自発的によくやってくれましたし、それによってマージンを取るということもありませんでした。
ところが内装工事半ばにして彼女は4年いた会社を退職しました。ステップアップのため、著名な人について装飾を勉強するためでした。彼女は退職後も必要な時はいつでも言ってくれと言っていましたし、本人もそのつもりのようでしたがちょっと困りました。

結果的に内装設計会社の選択が良かったかどうかは分かりませんが、内装工事のできあがりがけっこう良かったので、これで良し、とすべきでしょうね。



内装設計事務所





内装設計者