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2007-08-16  カテゴリ: 生活

深圳タクシーのいらだち

【深圳生活】 深圳タクシーのいらだち

2007年 08月 16日

深圳全区のタクシー
深圳のタクシー運転手は地方出身者がほとんどを占めています。以前に一度、深圳戸籍を持つ運転手に出会いました。

私はタクシーに乗る時、ほとんど助手席に座りますのでいろいろ話を聞きました。
彼の話では深圳戸籍を持つタクシー運転手は深圳に3人しかいないとのことでした。彼は子供3人を全部大学に入れた、大学の学費など大学にかかる経費は一人あたり全部で一ヶ月4000元かかると言いいます。それだけのことをタクシー運転手の収入でできるのだろうか、ということを考えると彼は道楽でタクシー運転手をやっているのかな、と思わせます。ほかに何か収入源があるのでしょう。元々の住人ですので土地を深圳政府に預けている配当もあるでしょうし・・・
こういう運転手は話をしていても新しいことを聞けたりなかなか楽しいものなのですが、そういうことばかりではないというのが世の常。

深圳だけなのかどうかは分かりませんが客が土地を知らないと見ると遠回りをするタクシーが非常に多いのです。極端に遠回りをすると言うことはないのですが料金が20%増しぐらいになる距離を遠回りするのは日常茶飯事だと思います。金額的にはたいしたことはないのですがその精神が我慢ならないわけで・・・

遠回りに対する対応法が私にはなかなか思いつかない(へたくそ)ので私の場合、メーターで行くとなると神経が自然にぴりぴりしてくるのです。なので普通はタクシーに乗らずほとんどバスを使います。でもタクシーを使わざるを得ないこともあります。

中国語ではネット友達のことを網友(簡体字では网友)と言うのですが、私はけっこうこの言葉を気に入っています。
で、最近私の網友(国籍は日本)が地球の裏側から深圳にやってきました。この時が初対面で深圳を案内したり、食事したりして最終泊は私のマンションに泊まっていきました。
そして幾度かタクシーを使ったある時・・・
私のマンションから東門に行くことになり二人でタクシーに。私は助手席、彼は後部座席へ。この彼、話し好きのため乗ってる間中、日本語で私に話しかけてきます。

東門だと手っ取り早い行き方は香蜜湖路を南下、深南路との立体交差で左折して深南路へ入り東進ということになります。
そして予定通り、香蜜湖路を走ります。そして・・
「あっ!」
運転手は深南路へ入る立体交差を無視して更に南下しました。そして深南路の南、約1kmあまりのところを深南路と併走する浜河大道へ。3kmぐらい遠回りになります。
『ちょっとおっさん何すんねん!』

猛然と抗議。
「深南路は信号が多くて混むが、浜河大道はスイスイいける」
と彼はいいわけ。

『ぷっちーん』
頭の中で音がしました。カバンからペンと紙を取り出し、助手席の目の前にある彼のタクシー運転の許可番号と名前をメモ。
あんのじょう、彼は横目で見ていたようで反論のテンションが下がってきました。

「もし、あんたが言うように浜河大道を通るメリットがあるのならまず私に許可を求めなければならない。あんたはなーんも言わなかった!」
「う、う、うん、その通り・・・」
「したがってこの責任はあんたにある」
「そ、そ、そうだ・・・」

そして東門到着、メーターは38元あまりを指していました。
私、
「領収書!」
タクシーにはメーターにあるボタンを押すと走った距離やタクシー番号など必要な情報が細かく記載されたレシートが自動でプリントされて出てきます。なので不満があればその領収書とさっきメモった情報で苦情をしかるべきところに連絡すればよいわけです。

「あ、あの安く計算するので・・・」
と言い、こちらから出した50元札、20元おつりをくれて、そそくさと去っていきました。

あーあ、ちょっとすっきりした。



東門


今回行った東門の足マッサージ屋さん

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