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《中山日記2023》今回の中山での目的

実は今回の中山での目的はマンションを売ることでした。星星はまだ中学3年生、今年9月からやっと高校生。大学を卒業するまであと7年以上あります。最近の中国は学費の値上がりも激しくてお金が必要なのですが私の貯蓄も底をついたのでマンションを売ろうかと。彼らは私の家族、彼らの将来の段取りがついたら日本に本帰国、奈良で第2青春をすごします。


コロナの関係で2年も留守をしていたのでけっこうすごいことになってました。外気に面しているベランダは砂埃が堆積していて見るも無惨な姿。で、大掃除から。窓ガラスも思い切り汚れていたので神器を使って窓拭き。ほんとにガラス部分が多くてしんどいことです。1週間近くかけて掃除。部屋をきれいに見せるよう余計なものは隠してスッキリと。紗のカーテンだけ洗濯。




滞在期間が短いので売れずに帰国することになったときの対策も。帰りの飛行機は20kgの預け入れ荷物を設定しているので大事なものと今回持ち帰れるものはみんな持ち帰って不動産屋に部屋の暗証番号を伝えて好きに客を案内してもらえるように・・
売買契約のサインが急を要するのであの香港人に代理をしてもらおうと決めてました。買い手がローン利用の場合はそれから1ヶ月以上かかるのでサインと同時にビザを取って(ビザ取得に1ヶ月程かかります)中山に戻る、という段取りを組んでいました。

さて・・・
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2023-07-01 コメント(2)

不動産屋へ(2023.6.25)



そして不動産屋へ。
マンションの入口に楽有家という不動産屋があります。この不動産屋は中山のあちこちにあることは確認済み、ということででかけました。受付女性が2名が応対。
一応どんな事情で売りたいか、どういう希望があるとかいう想定会話集を中国語で作ってそれぞれファイルにしているので本題ではこの会話集から選んで見せていきます。とにかく不慣れな中国語で誤解を生じたらややこしくなるので確実に双方理解できるように翻訳機も多用します。相手も商売、すぐに自分の持っているアプリでも気軽に対応。

最近はデジタル化が進んでいて契約書はアプリを使うとのこと。ペーパーレス。サインもWeChatでできるので本人が中国にいる必要はないとのことでした。契約書にサインをしたら買い手が私の銀行口座に手付金を振り込みますがこれも日本にいて銀行アプリで確認できます。買い手がローンを使う場合は購入金額を2度に分けて支払われたあとマンションの所有権名義書換がありますが、このときはこちらにいる必要があるのでこれに合わせて中山に戻ってくればよろしい。
その間は私のマンション玄関の暗証番号を彼らに教えておけばいい、 ということでおおまかな段取りが出来上がりました。


中程の部分が販売依頼の協議書です。これをタップするとWeChat上でミニプログラムが作動、協議書が表示されていき最後に画面に指でゆっくりとサインをすれば電子協議書の出来上がり。

売買契約書もこのような手順のようです。なので日本にいてもWeChatでサインができる。

私は自分の翻訳アプリも使いながら話してたら彼女は自分のアプリで日本語に翻訳してくれてました。
まあこの場合は中国語の文章でいいのですけどね、翻訳が正確とは限らないので・・




そしてまず不動産屋が私の部屋を確認するため彼らを引き連れて私のマンションに戻ります。彼らが帰ったあと、なぜかさらに来客。別の不動産屋だと名乗りました。
「ここをXXX元で売りたいのですか?」え、なんで知ってる?決めたばかりの値段まで・・
この近くを担当していてこの辺のことは何でも知っているとのこと。「私も客を紹介してもいいか?」と。
アチャまあ。OKをしましたがほんとに不動産屋のものなのか心配なのでまた確認をしてみましょうかね。

さらに管理所のお嬢さんからWeChat、マンションを売りたいのなら私も知ってる人(不動産関係)がいるので紹介してもいいですか、とのこと。
すごいですね。いま不動産屋はコロナのためにかなり不景気、ちょっとでも仕事があれば・・ということでしょうかね。

それにしても私が訪ねた不動産や以外はなんか口伝え、怪しくないのかな・・・不動産屋の名前を聞いて地図を検索するとたくさんあるにはあるのですが・・

深圳でマンションを売ったときは香港系の不動産屋に頼んですべて進行したのですが今回の中山での雰囲気が時代の変化も含めてかなり違うので面食らいます。何しろ半端な金額ではないので騙されることに神経がピリピリします。

不動産屋の手数料は法律で売上の3%と決まってます。売手と買手が半分ずつ出します。一つ決めれば不動産屋の取り分がまあ100万円以上になりますから。

仲介業者がたくさん出てきたので信用できる人たちなのかまずそこからですね。

WeChatのくだりで「写真家が家の撮影・・・」と言ってますがこれです。

マンション購入のアプリに掲載されました。
写真をタップすると詳細写真へ・・


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2023-07-02 コメント(0)

2023-07-02  カテゴリ: 中山日記

レーザー距離計

レーザー距離計

マンションを売りに出してからマンションを内見するお客さんを連れて不動産屋のお嬢さんがやってきます。
部屋の大きさを測るとき巻き尺ではなくてレーザーのような装置でぴっぴっとやっているのを見てこれは絶対にレーザーで長さを測っているに違いないと思いネットショッピングで調べてみると・・




たくさんありました。半端なく高いものもありましたがけっこう廉価な価格。
試しに日本のアマゾンでも価格を調べたらけっこうなお値段、簡単に買う気にはなれません。商取引証明用とかのものが必要なわけではないので・・いわばプラスチックのノギスで十分。

で、中国のネットで安いものを買いました。写真の一番左のもの。測定範囲が50mから120mまで選択可能。もちろん遠いほどお値段は上がります。部屋の測定ならば50mで十分。で50mのを69元で。



今回こちらに出発する前に日本の自分の部屋のミニリフォームのためかなり苦労して部屋のサイズを測定したのですがこれだと一発で測定できます。リフォームがやりやすくなった?かな。



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2023-07-02 コメント(0)

売れました 電子契約書にサイン(2023.7.3)

コロナ以後不動産事業が停滞する中、早く売りたいので条件を考慮していたのですが売れました。といっても始めに手続きした不動産会社の方は訪れる人は多かったのですがなんか普通の家庭の方が多くてそういう人には私の部屋の意匠はあまりお気に召さないようでスルーが多くて・・
で、これは管理所の女性が紹介した不動産屋の分。しかもほとんど一番にお越しになった方でした。その時は頼んだ不動産屋ではなかったので面食らっていたのですがその後いろいろ関係者と話をして大丈夫だろうということで話を進めました。

そして契約書の締結。
電子契約書。PCアプリで不動産屋が契約書を作成、作成後、売り主と買い主にネットのリンクを送ります。双方はスマホでネットの契約書にアクセスして問題なければスマホ画面に指でサイン。
これで出来上がります。あとは双方のサインの入った契約書を受け取ります。
この日は買い主が仕事で出られないため私と不動産屋でPC契約書を作成。

契約書作成



不動産屋は契約書を発送して電子サインを待ちます。サイン状況が表示されてます。



なかなか面白いものです。で、この日は電子サインの入った慶着所のプリントアウトを持って帰りました。

このあとは買方の希望で「二手房(中古物件)交易資金監管協議」というものを利用することになっています。私には初めての経験となります。
買方がキャッシュで全額を払いますのでまず、私の口座に全額を振り込みますが一時凍結します。名義変更が済んだら解凍して私がお金を使えるようになります。で、売買成立と言う事のようです。

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2023-07-06 コメント(0)

銀行へ 「二手房(中古)交易資金監管協議」手続き(2023.7.5)

買方がキャッシュで全額を払いますのでまず、私の口座に全額を振り込みますが一時凍結します。名義変更が済んだら解凍して私がお金を使えるようになります。

銀行がこの管理をすることになりますが手数料がかかります。管理費0でやってくれる銀行があるので不動産屋は私にそこの銀行カードを作れと・・(いやだ、心の声)
私は中国の3行の銀行カードを持っていますがかなり以前のものなので身分証があれば口座を作ることができました。ただ、今は正式なワーキングビザを取って滞在してないと口座を持てないと聞いたことがあります。で、彼に言うと彼は誰かに尋ねましてOKだとのことででかけました。

私の情報通りであえなく銀行に拒否されました。昨晩当銀行のスマホアプリをインストールして準備していたのに・・
で、私の希望する銀行へ買方も交えて3人で手続きに。

窓口を見ると「不動産登記・・」とか「繰り上げ返済」とかの文字があってそのすじの窓口のようです。


必要書類を提出して・・手続き。スマホの銀行アプリで相互にSMSで確認しながら進めていくと・・・
銀行から最後のSMSが入って

全額が相手方によって納付されました、当行は管理と引き出しをしますので買い手と早く取引を完成して条件を達成してください。とのこと。
これで 「二手房交易資金監管協議」手続きは終了。


たださらに別の問題が発生。
私が物件を購入したときと今の私のパスポートが違います。日本のパスポートは発行されるたびに番号が変わる・・
したがって本人確認ができない。深圳のときは古いパスポートだけを見てくれて書き換えることができましたが、中山で不動産屋が確認したところダメと強行姿勢。
で広州の日本領事館へ電話をしました。即座に証明できますよ、とのこと。即座ということはそういう話が多いのでしょうね・・愚痴りたくなりますね・・

翌日の名義書換に間に合わせるために・・急遽不動産屋の車に乗って広州へ。15時。まにあうか・・
どうにかこうにか間に合いましたが・・・
窓口の女性は「料金105元は現金のみしか受け付けられませんが・・」と申し訳無さそうに。うっかりしてました。現金を持ち歩く習慣がない(持ってません)。で彼女にWeChatであなたにお金を送るのであなたが現金を出してくれないかと申し出ましたが・・首を横に。

不動産屋に聞いても現金を持ってないと・・でホテルのあちこちの店に行きましたが現金はないとのこと・・不動産屋がどんなキャッシュカードでも使えるATMを見つけてくれてやっと現金確保。
やれやれな一日でした。

さて次は名義書換。(★過戸)

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2023-07-07 コメント(2)

名義書き換え ★過戸(2023.7.6)

朝10時に家からすぐ近くの中山市政務服務中心へ(博覧中心)。私が中山でマンションを買ったとき(2014年)は税金の支払いとか、いろんな手続きがあちこちに散らばっていて政務所の引っ越しが頻繁でした。
不動産屋によるとちょうどその頃にこの場所に政務所を集中させたとのこと。今は全てここに集約されていてとても広く便利になったと。

不動産名義書き換えも全てここで行えるとのこと。
入場する前にまずはスマホでQRを読み込んで身分証と顔写真の登録。グループの一人がやればいいというので不動産屋が一手に引き受けます。

不動産総合服務区(★不动产综合服务区)という区域がありました。
こちらでは不動産屋に地産という名前がついていることが多いので地産かなと思っていたら日本同様不動産と呼ぶようです。





本日は不動産屋の仕事。買い手と一緒についていくだけ。こういうところではたいてい待ち時間ばかりです。私はときおり書類にサインをするだけ。できるだけ早く済ませて銀行のお金を早くアクティブにしたい。
深圳のときの売却では書類にサインをしまくり、はんこ代わりに人差し指の指紋を押しまくりましたが今回はそんなことはしなくてもいいようです。





税金支払い(買い手が支払う契約です)の手順になって昼休憩になりました。仕方なく午後から再開。ちょっと不動産屋の時間の読みが甘かったようです。新しい権利書の証明がなければ現金をアクティベートできない。余計な時間が増えて・・どうやら獅頭山に続いての大尖山に登ることは諦めなければならないかも。

今回最後の思い出に中山の主な登山をして深圳に足を伸ばして深圳最高峰の梧桐山脈を登ろうと思っていたのに毎日雨という天候の関係もあってただ獅頭山に登っただけという事になってしまいました。でも梧桐山脈だけはどうしても行きたいので別の機会を考えましょうかね。

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2023-07-13 コメント(2)

再び銀行へ - 振込を活動状態に 帰国準備

預金のアクティベート
名義変更の翌日、証明書を受け取って銀行へ。忙しい中、証明書があれば不動産屋が銀行へ行って代行できるはずで行く必要はないだろうとの考えが頭をよぎりますが・・不動産屋の要求で一緒に出かけることになりました。結局は不動産屋だけで良かったのですがまあしょうがないか。
銀行アプリでアクティベートを確認。


帰国準備
戻って帰国準備と掃除、ごみ処理などしんどい後処理が残っています。
家具類は買い手にプレゼントなので持ち帰るのは衣服中心、他の私物的なものはほとんど捨てることになります。私は若干ミニマリスト寄りなので荷物は少ないはずですがそれでもどっさり。

地下2階にゴミ捨て場があります。一度に大量に捨てるのも気が引けるのでここしばらく毎日大きな袋を持って捨てています。ごみの分別もありますがなんか守られているのかいないのか・・・
たとえば・・・

一応ゴミ箱は分別になっていてこんなワーニングがあります。


翻訳アプリを使って・・・
牛乳の箱は洗浄後に折りたたんで平にしてから出さなければならない・・と書かれています。
たぶん誰もやってない・・?


私の身体は、ウエストはジーンズで26インチ、67cm程度、シャツなんかはSでも大きい、というサイズなので日本でまず合う服はありません。中国のネットショッピングではけっこううまく買うことができますので服はジャストサイズを多く取り揃えているのでなるべく多く持ち帰りたい。山歩き用のも多いのですが日本で買うよりかなり安いのでこれもたくさん。

ネットショッピングであらかじめ用意しておいたのは大型ごみ袋、衣服用に圧縮袋、飛行機の預け入れ荷物用のバッグ。バッグは使い捨て的な安物。帰りの飛行機は20kgの預け入れ荷物を申請してあります。

本も意外に多くて重い。中国の本も多いのである程度買い手さんに残して・・


黒いのが預ける荷物バッグ。衣類を圧縮して入れてあるのでこれでちょうど20kgになりました。
マンションから埠頭までは配車アプリで車を呼び、埠頭では飛行機のチェックインができますので20kgといってもあまり手がかかりません。関空に着いたら宅配便で家まで。3000円程度のはずです。
持ち歩くのは手前のゴロゴロカバンとノートPCを入れたリュックサック。



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2023-07-15 コメント(2)

25年の海外生活の締めくくり(2023.7.11)

さて急激な売却の展開で慌ただしく帰国となりました。そんなに簡単ではないと思っていたのであと1回来る予定を立てていましたが余韻に浸ることもなくあっけなく放浪最後の慌ただしい帰国となりました。

香港AM11:20の香港エクスプレス便。当初はどういう段取りで香港空港に行こうかと思っていたのですが中山港からのルートを思い出してからは朝のフェリーで間に合うことがわかりお金はかかりますが(フェリー代が非常に高い。今まで眼中になかった原因の一つ、あとpeachの場合は利用できない。)一番楽ちんなルートです。
香港空港から港珠澳大橋経由で中山に行くと香港内が年齢割引でどんな乗り物も1回2HKDと安いこともあって中山のマンションまで1000円程度なのですが今回のフェリールートだとフェリーの年齢割引があって250元(5000円)、一般だと350元(7000円)ということになります。
ただ今回往復ともフェリーを利用してかなりメリットはあると感じました。特に預入荷物のある場合はさらにメリットが大きい。

出発
私が朝6時半の出発を予定していると不動産屋に言うと朝6時にマンション引き取りに来るとのことで朝5時に起床。冷蔵庫に残っているもので朝食を取りました。
6時すぎ不動産屋に鍵と玄関ドアの暗証番号を伝えて簡単に引き継ぎ終了。20kgの荷物は彼がマンションの門まで持ってくれて配車アプリで車を呼び慌ただしく出発。

中山港埠頭で空港のチェックイン


健康申告のQRコードを表示して自動ゲート、出国審査は出国カードは不要ですがけっこう時間がかかる・・そして船に乗り込み。人がたくさんのように見えていたのですがガラガラ。


もうすぐ空港



空港ではパスポート、チケットの自動チェックのあと再び手荷物検査。その後ゲートへ。




乗り込んだら11時13分、20分の定刻まであと7分・・・
なかなか動き出さないな・・と思って時計を見ると11時57分!窓の外を見ると雲・・空を飛んでました。乗り込んで安心したのか一瞬で眠ったようです。機体が動き出したのも離陸の加速Gも全く記憶に無し・・・まるで40分ワープしたような感じ。全くわけがわからない・・




ほぼ定刻通りに関空に到着。
20kgの荷物は宅配便に。2600円ちょっと。
あとは帰るだけ。忙しすぎたのと初めての経験が多すぎたためか、まだ頭がどこかに行ったまま。これで25年におよぶ海外生活の最後の渡航という感覚が生まれてこない。これが最後だったらLCCでなくもうちょっと贅沢な渡航でも良かったな・・と頭をよぎりました。

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2023-07-16 コメント(2)

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