SSブログ
カテゴリ <イミグレ・口岸> ( 9件  古い記事順 )

自動審査e道 - 香港IDカードと深圳・香港越境

2006年10月

香港で働くにはワーキングビザが必要ですがワーキングビザをとるとIDカードの申請をしなければなりません。

以前はプラスチックコーティングされただけのIDカードでしたが2003年から徐々にICチップのIDカードに切り替えられました。何しろ700万人ほどの切り替えですから予算も時間もかかります。

外人の場合、7年間正規の手段で香港に滞在すれば永住権である「香港永久性居民」となることができて以前はこの永久性居民だけに上記の特権がありましたがICチップのIDカードであれば2006年9月12日から永久性でないIDカードにも拡大されました。

ICチップに入っているのは
  1. IDカードの全内容
  2. IDカード所持者の写真と親指の指紋データ
  3. 香港の居住権を持っていない者の居住条件
  4. 電子証書
  5. イミグレに使用しない拡張部分

このICカードによって指紋を照合して自動改札のように入出国手続きをすることができるのです。


E道(香港永久性居民用) 落馬洲(皇崗)のイミグレーション


ゲートは二つ。まずIDカードを挿入して指紋データを読み取らせます


次のゲートで登録した親指を押しつけて..OKであればゲートが開きます。これで終了


指紋照合通関のプロセス動画。親指の指紋をIDカードの登録データと照合しています。

深圳地下鉄4号線 皇崗駅開通

2007年7月1日


熱烈慶祝皇崗地鉄站正式開通
今日は7月1日(2007年)、回帰香港10周年。深圳地下鉄皇崗駅が開通と言うことで地下鉄に乗って皇崗駅へ。
(2008.8、福田口岸駅に改名)
福田口岸は・・と思うとこれは未開通とのことで中途半端な回帰10周年。

車内の行き先表示に長く隠されていた「皇崗」駅の文字がようやく現れました。


私のマンションのあるバス停から新しい深圳湾口岸へ向かうバスも新造された様子でバス停には新しい路線表もできていましたが、バスの実物はまだ見ていません。運行はもう少し先なのかな?




駅の中は結構広いです。羅湖みたいになっていくのでしょうか・・・


香港へのイミグレはこのエスカレーターを上がっていくようになってます




駅舎 階段はイミグレーションへ


駅前整備中ですが以前の様子はないぐらいに変わっています






深圳湾口岸と深圳湾大橋

2007年7月

7月1日(2007年)に開通した深圳湾大橋と深圳湾口岸、早速ここから香港へ行きました。
深圳湾口岸は場所としては深圳・南山区ですが香港政府が管理し、域内は香港の法律が適用されます。当初は羅湖と同じ6時半から午前0時までですが24時間体制への移行を予定。

開通に合わせて私のマンションを通って深圳湾口岸に向かうバスが新設されこれに乗車。2.5元と非常に安い料金設定。道が混んでいるので1時間近くかかりました。


深圳湾口岸付近はまだ整備中ですがすでに大量の植樹がされて地域も広大。すごく気持ちのいい所でした。
イミグレも広々していて(まだ人が少ないので・・)これまた気持ちいい。
深圳の出境審査と香港の入境審査を深圳側の一つの建物に作っている1地両検。
1地両検ということで1カ所で入境審査と出境審査の両方をすませられることを期待していたのですが甘くなかったですね、審査は従来通り2回必要でした。
香港人や香港IDホルダーは香港側を指紋認識の自動ゲートを使用できますが、香港人は中国側も自動ゲートになったようです。
残念ながらイミグレ内は撮影禁止、こっそり撮影できても公表するのはちょっとはばかられるところです。

香港側では元郎行きと屯門行きの2階建て路線バスとミニバスがありました。
バスは元郎、屯門行きとも11元と高めの設定。やっぱり橋の通行料でしょうか・・・
屯門行きの2階建てバスの2階一番前の座席を陣取ってカメラ撮影。同じように考えていた人が隣でビデオで撮影してました。
深圳湾大橋は吊り橋とかではなく水面からの高さもそんなに高くないので雄大さはありませんが5.5km。
30分足らずで屯門着。ここにJUSCOを発見、そうめんを買いました。


このチラシでは
「(オクトパス)設即日回程優恵及長者假日車費$2」となってます。これは休日でその日に往復する場合は帰りのバス代が$2ということでしょうか。それとも65才以上のお年寄り(長者)が休日$2でしょうか。ちょっとよく分かりません。

でも私のところから屯門へ行くにはイエローバスの面倒がない分、皇崗経由より便利そうです。イエローバスのバカ高い運賃7$も必要がないし。これは1地両検の魅力かな。



深圳側のバスターミナル




イミグレ




熱烈慶祝深圳湾口岸正式開通


香港側にでました。字が繁体字に変わります


香港側バスターミナル






バスから深圳湾大橋




香港へ


屯門へ




動画です

深圳 福田口岸 8月15日開通

どうやらやっと福田口岸が開通する模様です。8月15日の開通と決まったようです。
どういう経緯があって遅れたのかは知りませんので、開通するまでは『また延期されるかも』とちょっと緊張状態。

香港、広東省合同の第10回会議が香港にて行われ、広東省省長黄華華氏と香港特別行政区長官Donald Tsang Yam-kuen氏率いる政府代表団が共同で行った会議によると、第9回会議以来双方の合同項目の進展状況などを鑑みて、正式に8月15日に福田口岸(出入境口)の開通を取り決めた。
シンセンスクエアより
ほかに中国語のニュース 深圳福田口岸?8月15日通?
KCR落馬洲支線も8月15日開通です。 香港落?洲支? 将于8月15日?通


ただ、KCR落馬洲支線の運賃が分かりませんが、おそらく現在の上水-羅湖の運賃、20香港ドルと同程度になると思っていますので、深圳湾口岸に比べてかなり高くつきそうな気はしますがとにかく一度利用してみたいですね。 元朗へのバスにも期待。

イエローバスの車窓から見た福田口岸



タグ:
2007-08-07 コメント(7)

深圳 新開通の福田口岸を行く

2007年9月

8月15日に開通してから3週間、やっと重い腰を上げて福田口岸を通ってみました。
まずマンションを出て歩いて30分、地下鉄・車公廟駅へ。徒歩30分程度なら歩くことにしています・・

会展中心駅で地下鉄4号線に乗り換え皇崗駅へでます。
エスカレータでイミグレへ。ここからは全く羅湖と同じ手順です。違うのは新しいのできれいなこと、深圳と香港のイミグレの間の橋にムービングウォークが設置されていることでしょうか。

で、イミグレを抜け香港側へ出ると羅湖と同じように香港ドルと人民元の両替所がありました。羅湖と同じように恐ろしく交換レートが悪い・・・100香港ドルを102人民元で買うというのは時代錯誤みたい。

KCRは落馬洲駅から次の上水駅までの運賃が20香港ドル。これは羅湖駅から上水駅までと同じ破格の超高運賃。当然乗る気にならず見学だけ。


深圳地下鉄・皇崗駅から深圳側イミグレへ


この地下鉄駅の名前が2008年8月、「皇崗」から「福田口岸」に変わりました。
この深圳地下鉄4号線は香港のMTRが30年間の経営権と沿線周辺(約3k㎡)の住宅開発権を持っていますが改称となんか関係あるのかな。








深圳のイミグレを終え橋を渡って香港のイミグレへ


ムービングウォーク


香港のイミグレへ



香港のイミグレを抜けるとKCRへ向かうエスカレータが




KCR落馬洲駅改札前



香港側から

左の川の向こうが深圳。 クリックすると大きくなります




さて、福田口岸にはバスもあるとの情報を得ているのでこれも見学。エスカレータがありますが写真を撮りながら階段を下ります。バスターミナルと行き先を確認。大バス、ミニバス共に元郎行きのみのようです。上水方面はKCRに乗るしかないようです。


バスターミナルへの通路






KCR落馬洲支線




ミニバス 75番




で、もう一度KCR方面に戻ろうと、階段へ。
「ん・・」
「No Entry」の文字。引き返すことができないのです。バスのりばへの一方通行でした。まあ、開通して間もないこのイミグレ、「間違いました」と言って引き返すことはできるでしょうがバスに乗ってみることにしました。
75番のミニバスは元郎まで6香港ドルと激安、オクトパスも利用できます。これに乗ります。

福田口岸を出たミニバスはきれいに整備された新しい道を走ります。そして従来の細い道に入ります。と・・・
初めてみるとちょっと気持ちが引き締まってきます。
imigure_s_3-2-25_200.jpg
映画での戦場のようにくるくるとらせん状に巻かれた鉄条網が塀の上部に取り付けられて延々と続いているのです。赤サビて昔の名残を思わせるようなものではなく、比較的新しいと思うような鉄条網。ますます自由に深圳と香港の間を行き来できるようになった昨今、どうしてこんな必要があるのかと残念。
そして出てきたのが落馬洲のイエローバスのりばでした。ここまでは新ルートで一部新設道路でしたがここからは従来のルートで元郎へ向かいました。
ちなみに落馬洲イエローバスのりばから福田口岸までこのミニバス75番で4.5香港ドル。


そして香港から深圳へは逆ルートをたどります。
橋は2階になっていて1階部分が香港→深圳。

入出国審査を終えて深圳に戻ります。
帰途には地下鉄ではなくバスに乗ることにして路線を調べます。
ありました。241路のバス、1.5元。安いのですが空調無しの古いタイプのバスで本数がかなり少ない。でもこのバスを使えば深圳の自宅から香港の元郎まで合計7.5元と激安。


香港側のイミグレへ


香港のイミグレを抜けて深圳側の皇崗へ向かいます


深圳へ向かう橋


深圳のイミグレの窓から


入国審査を終えて皇崗へでます


新しくなった皇崗駅前のバスターミナル


現在のところバスは4路線だけ、しかも203路(地王ビル方面)以外はかなり本数が少ないです。241路に乗るのに20分ほど待ちました。




しかしながらイミグレを通るときに感じてしまうのは・・・・
KCRの深圳と香港の間の1駅20香港ドルの超高運賃を維持しているのには陰で取引があるのではと思ってしまいます。

皇崗口岸のイエローバスにしても普通の感覚の3倍ほどの高運賃、これも何かあるのではないかとつい勘ぐってしまいます。たぶん日本と同じなのだろうなあと。
そう思ってしまうのでよけいにこの1駅20香港ドル区間はボイコットしたいのです。

でもこの福田口岸には皇崗口岸のイエローバスに相当するものがなくなったり、香港側にバスターミナルができたり(現在のところ上水へはKCRしかありませんが)と少し進歩したのでしょうか。

深圳 新入出国カード

2007年11月

入出国カードが新しくなりました。

WEBニュースで2007年11月から入出国カードが新しく2枚綴りになり便利になると聞いていたのですが、ニュースには写真がなかったので、香港のようなカーボンコピーのスタイルになるのだろうな、と勝手に想像していたのですが・・・がっくり。

ただミシン目が入って入出国カードが1枚になっているというものでした。書き込む項目がほんの少し少なくなっているということだけで便利というのにはちょっとね。
まあ気分転換ということでしょうか。




そしてこのカードの裏には注意事項が英文で記されています。その日本語訳がこれ。


深圳/香港越境の口岸(イミグレーション) - 分布と通行量

深圳には香港に近いという特殊性から通関する人の数も半端ではありません。
深圳のイミグレーションの分布は


クリックしてください。大きくなります。 (深圳市人民政府口岸办公室より)

深圳/香港の主要なイミグレは
  1. 羅湖口岸  1986年6月開通
  2. 皇崗口岸  1989年12月車両部分開通、1991年8月開通
  3. 文錦渡口岸 1978年開通
  4. 沙頭角口岸 1985年3月開通
  5. 深圳湾口岸 2007年7月 1日開通
  6. 福田口岸  2007年8月15日開通

深圳湾口岸と福田口岸がまだ開通していなかった2006年一年に深圳で通関した人は延べ1億6700万人、1日平均45万7000人、車輌は1526万輛、1日平均4万2000輛。


2008年の通行量
深圳湾口岸と福田口岸ができて通行量の変化が出ています。
通関人員延べ1億7770万人(1日平均48.7万人)
車輌延べ1546.8万輛(1日平均4.2万輌)。

イミグレ 通行量 車両通行量
羅湖口岸 8940.1万人 -
皇崗口岸 4147.5万人 1017.8万輛
文錦渡口岸  216.6万人  214.6万輛
沙頭角口岸  281.2万人  96.2万輛
深圳湾口岸 1389.3万人  218.2万輛
福田口岸 1849.4万人 -


2012.3.7追加2011年の通行量
通関人員延べ1億9303.1万人(1日平均52.9万人)
車輌延べ1586.9万輛(1日平均4.3万輌)。
イミグレ 通行量 車両通行量
羅湖口岸 9274.3万人 48.0% -  
皇崗口岸 3522.0万人 18.2% 975.6万輛 61.5%
文錦渡口岸   17.0万人  0.1% 154.5万輛  9.7%
沙頭角口岸  345.5万人  1.8%  89.1万輛  5.6%
深圳湾口岸 2729.0万人 14.1% 367.6万輛 23.2%
福田口岸 3415.3万人 17.7% -  
( 口岸辨公室 より)

(注意)
文錦渡口岸は改築のため2010年2月22日から2012年8月まで旅客の出入境審査が停止されます。(一部のバスを除く)
深圳/香港の口岸 (一覧とリンク集)
口岸
概要へジャンプ
Open時間 通行量(2011年) 接続 (WEBにリンクしています)
車両 深圳側 香港側
羅湖口岸 6:30-24:00 48.0% - 地鉄羅宝線[羅湖] MTR[羅湖]
皇崗口岸 24時間 18.2% 61.4% バス [皇崗口岸] バス[落馬洲]
文錦渡口岸 7:00-22:00  0.1%  9.7%    
沙頭角口岸 7:00-22:00  1.8%  5.6% バス[沙頭角口岸][三家店] バス[沙頭角]
深圳湾口岸 6:30-24:00 14.1% 23.2% バス[深圳湾口岸] バス[深圳湾口岸]
福田口岸 6:30-22:30 17.7% - 地鉄龍華線[福田口岸] MTR[落馬洲]バス
2008年の深圳全体では通関人員延べ1億7770万人(1日平均48.7万人)、車輌延べ1546.8万輛(1日平均4.2万輌)。

(注意)
文錦渡口岸は改築のため2010年2月22日から2012年8月まで旅客の出入境審査が停止されます。(一部のバスを除く)

羅湖口岸


通関時間は6時半から24時までの17.5時間。
ここだけ入国カードがカーボンコピーのある2枚綴りになっています。

通関する人は深圳で最大というより中国で最大。香港からは鉄道KCRで接続され、深圳側は地下鉄1号線と接続されていて便利。香港人が多く、通勤している人も多いので状態は特殊です。
香港人を引けばどうなのでしょう。

羅湖口岸、2008年の通関者8940万人ということは、1日当たり24.5万人、1時間あたりだと1万4000人、1分では233人。通関している時の感覚よりかなり多いのは専用のチャンネルを通る香港人が多いため。
皇崗口岸で香港人の通関の様子を見ていると1人あたり3秒ぐらいです。めちゃ早。なんせ、係員はカード(通行証)を読み取り機に通すだけ。ろくすっぽチェックしていないように見えます。


羅湖口岸


イミグレを出たところのバスターミナル


羅湖駅前の羅湖商業城


皇崗口岸

皇崗口岸は24時間オープン。
羅湖と違って香港側と中国側のイミグレーションの場所が離れていますのでバスで移動する必要があります。香港空港行き直通バス、香港市内行き直通バスを利 用する時は問題ないのですが落馬洲までの場合はイエローバスを利用する必要があります。7香港ドル、オクトパスも使えます。
 皇崗口岸-落馬洲過境バス 


香港の空港までは直通バスやワゴンカーなど豊富です。
バスは香港まで100元ですがたぶん80元まで値切れます。香港から来るバスは香港の空港で100香港ドルを80香港ドルに値切れますから。
メリットは香港側では荷物をバスに入れたまま通関ができることです。体だけイミグレへ。
写真は香港側の直通バス乗り場です。イミグレを出たところにあります。

ワゴンカーは6人乗りで、満員になったら出発。
メリットは車に乗ったまま香港側の通関ができること、中国側は荷物を車に入れたまま体だけイミグレへ。一番楽な方法ですが一番値段が高いです。150元。
朝は早朝6時ぐらいまでだと値切れませんがそれ以後は130元まで可能です。香港ドルでもOK。

香港市内へもバスがたくさん出ています。中国側の通関をすませればバスがたくさん並んでいてバスチケットが買えます。オクトパスでもOK。


深圳側、皇崗口岸前の路線バスターミナル


イエローバス。深圳側。


香港側ターミナルから中国を・・


香港側、落馬洲 奥に黄色いイエローバスが見えます


沙頭角口岸

沙頭角口岸は羅湖の東、深圳最高峰の梧桐山のトンネルをくぐって塩田区(盐田区)に入ったところにあります。香港との陸路で一番東にある口岸です。
通関時間は7時から20時までの13時間。車は15時間。

私が粉嶺に住んでいた頃によく利用した2004年から2005年当時、人の通関はバスが来た時だけなのでけっこうのんびりムード。日本人と分かると日本語の練習につきあわされたり、[私の弟が日本人と結婚している]とか聞かされたりしたことがありましてほのぼのモード。ちょっと楽しい・・・
香港からだと当時はほとんど粉嶺からだけバスが出ていたのですが(15分に1本程度)今は九龍塘にも同じくらいの頻度でバスが通じています。
 沙頭角快線 

粉嶺から出ている直通バスは25元。KCRの粉嶺駅からバスに乗って聯和墟というところへ行きますとバスターミナルがあり、直通バスもいます。15分間隔で運行していますが通りすがりの旅行者には行き方がややこしい、ちょっとマニアックなルートです。お年寄りを多く見かける路線です。
香港から直通バスで香港のイミグレへ、通関後再びバスに乗って中国側のイミグレに入ります。皇崗口岸と同じ手順です。
九龍塘へのバスは35元、15分に1本程度です。

沙頭角にはイギリス占領時代の香港との国境の町があります。ほかのところは川が国境線になっているのですが、この部分だけ、洪水のため川の流れが変わり地上に国境があります。
それが[中英街]と言われるところで今も香港人台湾人も含め外人は入ることができません。
中国人なら10元で入れるのですが・・・





中英街の入り口。


写真を撮るなと言われたのですが・・・


沙頭角口岸付近でもマンション建設は盛んです


深圳湾口岸

1日5.86万台の車輌と6万人の通関が可能。一地両検で香港と中国の通関を1カ所で。
通関時間は6時半から24時までの17時間半。香港管理。


深圳湾大橋 (中国評論新聞網から)


深圳湾大橋(深圳新聞網から)

福田口岸

1時間2万人、1日25万人、最高30万人の通関が可能。
通関時間は6時半から22時半までの16時間
香港からはMTR(KCR)落馬洲支線で落馬洲駅へ、通関を終えると深圳の地下鉄4号線福田口岸駅に接続。

KCR落馬洲支線上水から落馬洲7.4km。尖東から落馬洲への電車が10分間隔で運転。
上水から落馬洲まで6分、20香港ドル。




福田口岸 (sina新聞中心より)




香港KCR 落馬洲支線


深圳側で建設中のマンション

香港・元朗から福田口岸への「乗り合いタクシー」

というのがあります。でも自然派生的にできたもので最初から意図されたものではありません。


バス待ちの列
元朗から福田口岸へは75番のミニバスが運行しています。閑散時間帯ではバスが多くて問題ないのですがラッシュ時になると元朗のバスターミナルは写真のように75番のバスに長ーい行列ができてしまいます。
香港のミニバスは16人乗りで定員を超えて客を乗せられませんのでこの行列だとあと5台ほど来なければ乗れません・・・

ところがこのバス、2、3台連続してくる時もありますがバスの数が少なくて言わばいつ来るか分からないのです。
これに目をつけたか、あるタクシーが横の道で「一人10ドル、10ドル!」と大声で客の呼び込みを始めました。これにのった人が一人二人と出てタクシーは5人の客を乗せて福田口岸へ。

タクシーは最大5人まで客を載せられますので合計50ドル。でもメーターだと80ドルあまりなので(今はタクシー代が上がっているはず・・)出血サービスのように見えます。が・・・

おそらくタクシーは福田口岸へ営業に出ようとして空で行くのももったいないので乗り合いタクシーとして50ドルでも稼ごう、ということではないかと想像しています。
日本のタクシーはメーター管理をタクシー会社がやっているのでしょうがこちらではタクシ-の運転手が1ヶ月いくらで会社からタクシーを借りて営業している言わば個人タクシー感覚なのでこういうことが可能。

ただタクシー全部が乗り合いタクシーをやるわけではありませんので見極めが必要です。長ーいバス待ちの行列に並びながらやってくるタクシー運転手の表情を見ていると雰囲気が分かりますのでタクシーが止まると希望者が行列から離れてこれに殺到するということになります。

当時はバス代が6ドルでしたので10ドルはちょっと考える値段でしたがしばらくしてバス代が7ドルに値上がりしたので乗り合いタクシーに乗る決断がしやすくなりました。
すると今度は乗り合いタクシー希望の客たちが道の歩道に並び乗り合いタクシー待ちを始めました。「乗り合いタクシー駅」の誕生です。

まあ、別に駅の目印があるわけではないのですがバス待ちの長ーい行列の横の道端に人が並んでいたらそれが「乗り合いタクシー駅」です。乗り合い希望のタクシーも多いのでバスよりも人のはけるのが早くとても便利です。
乗ったら10ドルを運ちゃんに払います。あとは少し窮屈ながらも快適に福田口岸へ。


タグ:
2012-08-24 コメント(2)

2024_05


Produced by Sceneway   copyright [コピーライト] "日本中国夢時間 香港から深圳そして中山へ" all rights reserved