香港・元朗から福田口岸への「乗り合いタクシー」
というのがあります。でも自然派生的にできたもので最初から意図されたものではありません。バス待ちの列
香港のミニバスは16人乗りで定員を超えて客を乗せられませんのでこの行列だとあと5台ほど来なければ乗れません・・・
ところがこのバス、2、3台連続してくる時もありますがバスの数が少なくて言わばいつ来るか分からないのです。
これに目をつけたか、あるタクシーが横の道で「一人10ドル、10ドル!」と大声で客の呼び込みを始めました。これにのった人が一人二人と出てタクシーは5人の客を乗せて福田口岸へ。
タクシーは最大5人まで客を載せられますので合計50ドル。でもメーターだと80ドルあまりなので(今はタクシー代が上がっているはず・・)出血サービスのように見えます。が・・・
おそらくタクシーは福田口岸へ営業に出ようとして空で行くのももったいないので乗り合いタクシーとして50ドルでも稼ごう、ということではないかと想像しています。
日本のタクシーはメーター管理をタクシー会社がやっているのでしょうがこちらではタクシ-の運転手が1ヶ月いくらで会社からタクシーを借りて営業している言わば個人タクシー感覚なのでこういうことが可能。
ただタクシー全部が乗り合いタクシーをやるわけではありませんので見極めが必要です。長ーいバス待ちの行列に並びながらやってくるタクシー運転手の表情を見ていると雰囲気が分かりますのでタクシーが止まると希望者が行列から離れてこれに殺到するということになります。
当時はバス代が6ドルでしたので10ドルはちょっと考える値段でしたがしばらくしてバス代が7ドルに値上がりしたので乗り合いタクシーに乗る決断がしやすくなりました。
すると今度は乗り合いタクシー希望の客たちが道の歩道に並び乗り合いタクシー待ちを始めました。「乗り合いタクシー駅」の誕生です。
まあ、別に駅の目印があるわけではないのですがバス待ちの長ーい行列の横の道端に人が並んでいたらそれが「乗り合いタクシー駅」です。乗り合い希望のタクシーも多いのでバスよりも人のはけるのが早くとても便利です。
乗ったら10ドルを運ちゃんに払います。あとは少し窮屈ながらも快適に福田口岸へ。
コメント (2)
勉強になりました。香港は焼豚がおいしいし、妻は香港に行くと必ずそれをかってご飯とともに、美味しそうに食べていました。また早く行きたいですね。
香港も深圳もいろいろ知ってくるとほんとに楽しいですよね。
また来られる日を待っていますよ。