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2007-06-20  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(99) 胆石手術のため帰国へ - 帰国寸前の大騒動 (1997.5.20)

【99】  1997年5月20日(火)  胆石手術のため帰国へ - 帰国寸前の大騒動


日本にいる時から健康診断の定期検診でいつも胆のうの結石を言われていました。この結石が胆のうからはみ出して外へ転がり落ちた時に痛くなるとのことなのですが、診察してもらうと結石が大きすぎて胆のうからはみ出せない、でも分からない・・・とのことだったのですが、気になってしょうがないので働く場所のメインが中国に移ったことで切ることにしたのです。
奈良の地元の病院と連絡を取りながら5月22日入院、27日が手術日と決まりました。


帰国準備をととのえる。3時35分のフライトなので1時半ごろ出発すればいいだろう。
生ゴミの残りを処分するため、部屋の外の階段口にあるゴミ箱に捨てに行く。1時。ここで初めての重大なミスを・・玄関ドアのロックがかかってしまった。
この部屋のキーロックは内側のドアノブの突起を押してドアを閉めるとロックされるタイプ。ノブのボタンを押していないはずが、習慣で押してしまったようだ。あせる。出発予定まであと30分だ。

近くの棟には友人が住んでいるので細君に助けてもらおうと思ったが彼女はいなかった。
とにかく1階の管理人に事情を説明する。彼は英語が分からないし北京語は聞いて分かるようだが話すのは広東語のみ。片言の北京語で説明。
鍵を開けてくれる鍵屋の名刺を探してくれ、1ドルコインとともに手渡される。そこの公衆電話から電話しろと言う。

でも・・・僕には言葉のハンディーがあり、鍵屋へは電話できないというとヤオハンの近くの鍵屋に行けばいいと教えてくれる。(彼は持ち場を離れることができないし、この頃は携帯電話はまだ普及していなかった)
広東語だったがマクドナルドの向かいにある、と言っているのが感覚的に分かる。1つの鍵を開けるのに200$とるという。
そこの鍵屋は僕も知っていた。大急ぎで鍵屋へ。服装はオレンジ色の派手な短パンに真っ赤なTシャツ、少し恥ずかしい気もしたがすれ違う人は全く気にかけていない様子で安心する。

鍵屋には小姐がいた。英語と北京語をおりまぜて説明する。彼女は電話で連絡を取ってくれた。20分後に来てくれると言う。ここまでくればあとは待つより他にない。覚悟を決めると落ち着いた。
マンションのエントランスへ戻って待つ。10分少しで鍵屋が現れた。雰囲気で鍵屋と分かる。鍵屋も僕だと気づいたようだ。鍵屋は管理人と話をしていたので僕だと分かったのかも知れない。5階の僕の部屋へ。

彼は何か紙のようなものを取り出し僕に見えないようにがちゃがちゃやり始めた。鉄門も内門もあっけないほどすぐだった。200$を渡して部屋に入る。鍵を開けている状況を見ているとちょっと怖い。こんなに簡単にあくのならこんな技能を持ってる人はたくさんいるはずだし、本職のドロボーさんならもちろん知っているだろうから。
いずれにしても今回は間に合った。

さっきいなかった細君に電話する。今度はいた。彼女に合い鍵を預けていくことにした。何かあれば部屋に入ってもかまわないし万一のため。

空港。たばことチョコレートを買うためCD機で400$をおろす。買ったあと追加でまた400$。
喫煙所にたばこを吸いに行く。途中の案内を見るとNH176便の搭乗が始まったようだが予定の3時5分までまだ時間があるので。
13番ゲートに行くとほとんどの人が通過したようだ。あと少し。
バスで飛行機に向かう。乗り込んでまもなくおばちゃん数人が関西弁で話しながら入ってきた。バスは発車。おばちゃんはツアーらしいが「ここまで来るとほっとするな」と話している。どうも香港滞在中はいろいろ不自由だったようだ。

日本。久しぶりの大和路線。いつの間にか快速が久宝寺に停車するようになっている。郡山駅も新しくなっていた。
友人の細君は広東人。長いつき合いで全く彼女を信じているので鍵を預けました。
香港人の友人に「近くの友人に部屋の鍵を預けている」と言うと、彼はぎょっとした顔になりました。セキュリティー間隔の問題なのかそれとも他に意味があるのか・・
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2007-06-20 コメント(2)

コメント (2)

kui-maky   2007-06-22  (10:48)  


読んでいてヒヤヒヤしました。
無事鍵が開いて、飛行機に間に合って本当によかったですね。
今の家はオートロックではないので、その心配がありません。
オートロックは、便利なようで不便だと思います。

sceneway   2007-06-22  (11:18)  


僕のようなものにはオートロックは不便です。
一度は職場まで鍵をとりに往復したこともありました。
香港では大家さんも入られないように鍵をかえるので自分の器量がすべてですもんね。
で、深圳ではもちろんオートロックではない鍵を選んでいます。

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