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2007-06-27  カテゴリ: 香港初在住日記 1996-1998

《香港初在住日記》(101) 手術 (1997.5.27)

【101】  1997年5月27日(火)  手術

手術の日。事前に腹腔鏡手術と聞いている。状態次第では普通に切り裂いての手術に変えると。
朝5時頃から採血、血圧、体温など調べる。浣腸も入る。全く体調が悪くなってくる。
注射を何本も打ち点滴までしながら準備。

9時前ベッドを手術室まで移動。手術は初めて、手術室とやらを隅々まで観察する。テレビで見るような手術室とは少し違う。
手術着というものを来て手術室に入り手術台から別の服になる。そしてすっぽんぽん。
全身麻酔をかける。知らないうちに意識がなくなっている。

気がつくとベッドの上。部屋も2人部屋。小便は管、点滴ありとうっとうしい状態。2人部屋の夜遅くでも急に大声を出してびっくりして目が覚めたりする。

手術は9時から3時間ほどかかったようだ。麻酔がさめた時は少し苦しかったが夜になるとかなり楽になってきた。
生まれて初めての手術。物珍しさに手術室をつぶさに見ていると看護婦さん、「部屋はどうですか?」「テレビで見るのとは違うなあ・・・」
それにしてもここまでしつこく厳重にやるかと思うほどの慎重さ。手術は初めてなのでこんなものかと思う気持ちもありますが、神経質すぎるだろうと、ちょっとうっとうしかったですね。
でも手術をしてくれた先生は優秀だったかな・・とあとで感じました。最近この病院へ行って先生の名前を探しましたがありませんでした。

最近感じているのですが、病院は保険のこともありますが、日本、香港、中国を比較すると簡単な病気ならともかく、手術とかになってくると日本が一番安くて安心なように感じます。中国ならちょっとした病気でも1万元、2万元とかかります。香港の場合、政府がやっている病院は香港IDがあればかなり安くつきますが、医師レベルに不安を感じる時があるので・・ただ香港は患者の状態をよく観察してくれて気を遣ってくれるのを感じます。
で、基本的に、深圳では簡単な病気は薬、少し複雑になってくると香港へ、手術と言うことになると日本、ということにしています。緊急と言うことになるとしょうがないですが考えておいた方がいいですね。
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2007-06-27 コメント(2)

コメント (2)

遥   2007-06-28  (17:33)  


福州の病院は完全前金制で、まず受付で個人カードを作ってお金を入金します。
検査、注射、薬、その度にカードからお金が引かれてゆくのですが、大分高いですね。
窓口で入金の順番待ちをしていたときに、あまり裕福には見えない人が多額の入金をしていました。
家族に大きな手術を受ける人がいるのかもしれません、かなりの負担でしょうね。
日本の健康保険にも多くの問題が有りますが、福州での病院を思い出す度に大事な制度だと思います。

sceneway   2007-06-28  (22:21)  


深圳で行った病院はカードにお金を入金するのでなく、検査、注射、薬などの度にお金を払うシステムでした。カードの方が楽かも知れませんね。
「特別診察室」と言うのもありました。お金をたくさん払って、特別室で診察を受けるようです。
担当する医師の顔写真や略歴などが書かれて壁に張り出されていました。待合室も豪華でした。
どういう差があるのでしょう・・・

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