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2007-05-03  カテゴリ: 深圳スポット

《深圳の博物館》龍崗区 客家民俗博物館 (1)

龍崗区 客家民俗博物館 (1)

2007年 05月 03日

囲屋

中国の鄧小平、台湾の李登輝などいずれも客家人です。客家(はっか)という名前はずっと以前から知っていたような気がするのですが、意識しだしたのは鄧小平の新書本を読んだ時からです。
香港に来る前か、来てすぐの頃か定かではないのですが、予備知識として鄧小平のことを書いた新書本で彼が客家人と知ったのです。

ところで客家と言うのは民族ではなく、中国人主流派の漢族の一集団ということです。元々、華北に住んでいた集団が南下して広東省、福建省などに住むようになったといわれる人たちで、 彼らは独特の住居、囲屋というものを作って集団で生活していました。


円形の囲屋
囲屋は外面を防御用にしていて、日本でいうなら堀はないですが、環濠集落でしょうか。私のふるさとの近くに環濠集落遺跡があるので何となくそんな気がしました。
現代の深圳では団地全体を塀で囲い、一般人の出入りをチェックしていますが、これの原型でしょうか・・・
(写真の円形の囲屋はウィキペディアから転載しました)

華僑と華人と客家
海外に出ている中国人を全部華僑と思いがちですが、国籍が中国にある人だけを華僑と呼び、住んでいる国に帰化している人は華人と呼ぶそうです。世界に出ている華僑は客家が多いとか。

更に現在深圳には300万人の客家人がいてその大部分が龍崗地区に住んでいるとのこと。深圳が経済特区になった1979年頃は30万人だったといいますから、当時の10倍になったということ。 でこれは外来の客家も多いと思われます。

で、この博物館、龍崗にあるのも納得できるわけです。




博物館となっている囲屋












それでは中へ




まずは信仰から






外壁部分を内側から










客家民俗博物館 (2)へつづく
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