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屯門径から圓頭山、天水圍、はるか深圳を望む

《香港の山と公園》 屯門のハイキングコース・屯門径 (2012.6.26)

いつもの中国ビザの切れ目で香港へ。

朝からどんよりと厚い雲。そしてとうとう大雨。雨が中断したところで香港へ出発。雨だし、いつもの湿地公園は休園日だし、というわけで屯門のJASCOで買い物をするつもりででかけました。
福田口岸から香港に入り、ミニバスに乗り元朗へむかう途中で一考・・・最近天気が悪くてストレッチはしているものの運動不足なので写真のネタでも探しながら少し山を歩いてみるか・・と。
元朗から軽鉄に乗り換えて屯門市中心の一つ手前、杯渡駅で下車。

マクリホース・トレール(麥理浩徑、MacLehose Trail)

標距柱(Distance Post)
香港には全長50km以上の大きなハイキング道が4つあります。
香港の4大ハイキングトレール
(近畿でいうと大阪府と奈良県が府県境に整備した全長45kmのダイヤモンドトレールのようなものです。)

その最長コースが全長100kmのマクリホース・トレール(麥理浩徑、MacLehose Trail)でその終点が杯渡駅近くにあるのです。で、ここからマクリホースを逆行しながら少し登って写真のネタを探そうという魂胆。
(写真の標距柱はトレールに約500mごとに設置されています。100kmのマクリホーストレールはM001からM200まであります。終点にはM200の標距柱。)
屯門径を
曇り空から雨が降ってきたかと思うと日が照り出したりと大きく天候が変わります。山歩きをするつもりはなかったので装備はおろか水もありませんので慎重にペースに気をつけて・・・
マクリホースを少し歩いたところでローカルのトレール・屯門径に移動。途中からいろいろと蛇行。今まで通らなかった知らない横道を中心に歩いていきました。

雲がだんだん切れて太陽が照るようになってきました。帽子も持ってこなかったのでさっきの雨傘は日傘に変わります。と、なにかのトレールにふたたび合流、屯門径とありました。横道に入った時点ですでに屯門径からはずれていたようでした。
ふたたび屯門径に入ってふりかえるとすばらしい展望。さっきは屯門の海と青山、ランタオ島の山や香港国際空港などの眺めでしたが、今度は圓頭山、深圳湾、その向こうに深圳遠望に変わりました。

すばらしい展望でしたが昔見たような風景・・・
思い当たりました。青山と対峙するこちら側の最高峰・九径山(507m)へ登った時に通った道でした。前回おとずれたのは2008年の11月、当時は山火事があったみたいに草が焦げていましたが、今は緑ふさふさの風景。ここを進めば九径山頂へ行くことができます。ま、九径山はこの次ということにして今日はこの辺でいいか。何しろ水もないし。
そして下山。結局水なしで2時間半ほど歩きました。

ふもとのJUSCOへ。JUSCOの手前のセブンイレブンでまず「おーいお茶」のペットボトルを。8.1香港ドル。端数が面倒なのでICカード、オクトパスで購入。一気に三分の一ほど飲み干してから買い物。夕食用に天ぷら弁当も買って深圳へ帰宅。
今日のあれこれ 「犬」
登り始めの所のバナナ園の近く、私がトレールを歩いていると「わんっ わんっ」とまあしつこく吠えたてる犬。
今までの経験から吠えたてる犬はこちらが好戦的に踏み出すと後ずさりするので、このときも好戦的に構えると・・・
金網があるので安心感なのか・・・さらに激しく吠えたてました。この犬ちょっと危険かな?
おまけにあと2匹が加勢にやってきて3匹でまあうるさいこと。写真を撮って先へ進みました。

そして帰り道、ここを通ると離れたところでこの犬の1匹が寝そべってくつろぎ中。通っても何も吠えない。私のにおいを覚えたのでしょうか。でもさっきと態度が違うので勘が狂う。
試しに犬に向かって手をぽんぽんとたたきます。すると・・
犬がお愛想をしてきました。小さく「わん わん」とこちらを見て鳴きました。
もう一度手をぽんぽん。少し遠くで残りの犬が小さく「わんわん」。
ちょっと楽しんだひとときでした。
屯門径を歩き始めるとまもなく見えてくる青山(583m)と屯門の町の風景


これが屯門の海、対岸はランタオ島。右端に白く見えるところが香港国際空港


稜線に沿うトレールをひたすら行くと九径山へ続きます。


青山から乾山、圓頭山へ続く山並み。遙か右奥に深圳


まず飛び出してきたのは尾長裁縫鳥(おながさいほうちょう)

くちばしで葉の縁に穴を開けて葉の繊維や蜘蛛の糸で葉をつなぎ合わせて巣を作るそうです。

これはどうやら幼鳥のようです。

初めて見る鳥かと思いきや腰白鵯(こしじろひよどり)の幼鳥みたい。

バナナ園のバナナにひとつだけ実がなりかけていました。

2012-06-27 コメント(0)
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2012_06


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