●雄蛭木(おひるぎ)★木榄


047
《香港花暦》 ●雄蛭木(おひるぎ)★木榄
雄蛭木(おひるぎ)はマングローブです。海辺で成長します。ヒルギの繁殖方法が特徴的です。花の後の種はそのまま樹上で発芽して胎生芽と呼ばれる根が出たものを落下させます。ほ乳類のように自身の中で卵から胎児に成長させるということでしょうか。
この根が落ちて水中を動きますが、海水は比重が重いので根が浮いて運ばれ、水中では根の方が比重が重いので水底に横たわります。
汽水域(海水と淡水が混じり合う塩分の少ない領域)でも沈みますが根の上部と下部で比重が違うので水底に立ち上がった状態で波に揺られて移動します。
そしてカニの穴などがあるとこれに落ち込んで根をはります。
→ 植物雑学事典 オヒルギ 沖縄植物図鑑 メヒルギ
雄蛭木(おひるぎ)
木榄 (木欖; mù lǎn)
学 名Bruguiera gymnorrhiza
科属名ヒルギ科オヒルギ属花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
雌蛭木(めひるぎ)
秋茄(qiū qié)
学 名Kandelia obovata
科属名ヒルギ科メヒルギ属花 期1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
●和名漢字(よみ) ★中国名简体字・繁體字 (ピンイン)


果実は種でなく胎生芽


そしてこれは雌蛭木(めひるぎ)

コメント (0)